登山記録・写真         
  

北アルプス 57  笠ヶ岳  かさがたけ  2,897m   2012年 平成24年  7月31日(火)
  1993年 平成 5年  8月22日(月)
 単独

《 57.笠ヶ岳 》

【 概要 】
 ・ 岐阜県高山市にある飛騨山脈の標高2,897 mの山である。中部山岳国立公園内にあり、日本百名山に選定されている。
 ・ 丸いお椀型の隆起がなだらかな稜線の上に、ポッカリと突き出た特徴的な姿で、北は立山連峰、南は御嶽山からでも、一目でそれと分かる山容をしている。山名もその笠を伏せたような姿に由来している。日本の各地に同名の山が複数あり、その最高峰である。
 ・ 春になると、山頂直下を頭とする馬の雪形が現れ、高山盆地からも望むことができる。飛騨では、この雪形が現れる頃が田植えの時期と昔から言い伝えられている。
北は、槍ヶ岳西鎌尾根と双六岳を結ぶ東西の稜線上の樅沢岳に至り、南は岩峰で日本有数のロック・クライミングのルートを持つ錫杖岳に連なっている。また、高原川の支流の蒲田川の源流を挟んで、東の槍穂高連峰と対峙している。北西側は金木戸川(高原川の支流)の源流となっている。 
 ・北アルプスの山塊にあって独立峰に近い形でそびえているのが笠ヶ岳である。
 ・ 文政6年に播髀辮lが登頂したことでも有名で、山頂にはその名残である祠が立っている。
 ・ 標高は2897mと3千に届かないが、登山口の新穂高温泉の標高が1000mなので、標高差は1,800mある。 
 ・ 縦走路からはずれた位置にある笠ヶ岳は、はるか遠くから望むことができ、菅笠(すげがさ)を空に掲げたような、なだらかな姿は、槍・穂と対照をなし、同座を簡単なものにしています。
 ・ 古来から信仰の対象となり、槍ヶ岳開山の祖といわれる播隆上人も笠ヶ岳から槍ヶ岳を望み、心うたれ、開山を決意したと伝えられています。
 ・ 槍穂連峰の西、飛騨側にそびえているこの山は端正な山容を見せる。穂高から見ると笠の形とわかるが、裏銀座方面からは意外に鋭く望まれる。
 ・ コースタイムが長いことと、北アルプスの外れにも関わらず登山者は多い。
 ・ 弓折岳から笠ヶ岳までの稜線はお花畑も多く、槍穂連峰の絶好の展望コース。

 【 山名の由来 】
 ・ 山名は、山容が笠の形に似ていることに由来。
 ・ 笠ヶ岳や笠形山、笠取山などは、人が菅笠をかぶったような山容をしているからその名が付いたのが多い。ここの笠ヶ岳は、どの方面から見ても笠の形をしている。

 【 登山コース 】
 ・ 新穂高温泉コース→中尾高原コース
  新穂高温泉 → 中崎橋 → 杓子平 → 笠ヶ岳山荘 → 笠ヶ岳

 【 花 】
  ・ 7〜8月:稜線や笠ヶ岳山荘付近でハクサンイチゲ・シナノキンバイ・イワカガミ・杓子平から下部にかけてトリカブト・クルマユリ・ハクサンフウロなどが咲く。
  ・ 紅葉の見ごろ/稜線:9月中〜下旬 中腹〜山麓:9月下旬〜10月上旬。
 
      (〜フリー事典等より)

57.笠ヶ岳−2

行程  2012年(平成24年)7月31日(火) 〜 8月3日(金) 往復路  : 直通バス   バス:≫、 徒歩: →
@
7/31
秋葉原 22:00(前日) ≫ 5:40 新穂高温泉 6:00 → 抜戸岳  → 13:30 笠ヶ岳山荘 (泊) ⇔ 14:30 笠ヶ岳 15:00
A
8/1
笠ヶ岳山荘 4:40 → 4:50 笠ヶ岳  5:10 → 笠ヶ岳山荘  5:30 → 6:20 抜戸岳 6:30 → 弓折岳 8:30 → 双六小屋 10:00 →  双六岳 10:30 → 12:10 三俣蓮華岳 12:30 → 14:30 黒部五郎小屋 (泊) 14:50 → 黒部五郎岳 → 18:10 黒部五郎小屋 (泊) 
B
8/2
黒部五郎小屋 5:00 → 6:20 三俣蓮華岳 6:40 → 双六小屋 → 8:10 双六岳 8:30 → 双六岳小屋 9:40  → 縦沢岳 10:30 → 千丈沢乗越 13:00 → 15:00 槍ヶ岳山荘(泊) ⇔ 槍ヶ岳 
C
8/3
槍ヶ岳山荘 5:20 → 6:20 天狗原分岐 → 6:40 天狗原 7:10 →  水俣乗越分岐 7:30 → 槍沢ロッジ 8:40 → 横尾 10:10 → 徳沢 11:10 → 明神 12:10 → 13:00 上高地 BT 14:00  ≫ 18:50 新宿

【 コメント 】
 ・ 久々(19年ぶり)に、縦走コースから離れているために、登頂機会のない百名山、“笠ヶ岳”と、“黒部五郎岳”山行。 ルートの関係で“槍ヶ岳”経由で上高地への下山ルート山行としました。 
 ・ 秋葉原からシャトルバスで、竹橋の毎日新聞社での集合、受付を済ませ、22時30分に出発。 途中、八ヶ岳、上高地経由で、早朝新穂高温泉に到着。
 ・ 晴天に恵まれ、“笠ヶ岳”目指して、笠新道を登る。
 ・ 笠新道の取り付きは樹林に覆われた急斜面でつづら折れが続く。
 ・ 第1ベンチを過ぎると、薄ピンク色のヒメサユリや、ニッコウキスゲが見られる。
 ・ 高度1800mを示す指導標を通過し、岩屋風の第2ベンチを通過。標高1920mの指導標を通過。杓子平までの約中間地点と書かれている。
 ・ やがて標高2100mの指導標まで来ると、槍・穂高、焼岳、乗鞍など一望できるようになる。
 ・ ニッコウキスゲやハクサンフウロウなどが咲いてる杓子平を進む。
 ・ 杓子平からは、目の前に笠ヶ岳の山容が一望できる。分岐点で、リュックをデボし、5分程先の抜戸岳へ立ち寄る。
 ・ 登山道は、次第に大岩が増え、ガンバとペンキで描かれているのを発見。 
 ・ しっかり残っている雪渓を渡り、ひと踏ん張りで、笠ヶ岳山荘に到着する。
 ・ ようやく、笠ヶ岳山荘に到着。受付を済ませ、空身のため10分ほどで“笠ヶ岳”に登頂。
 ・ 頂上からの大展望を満喫。富士山、南・中央アルプスから立山まで素晴らしい景色をみることができました。
 ・ 17時からの夕食後、18時ごろになって夕焼けが空を染めました。
 ・ カメラの電池充電のため、小屋の管理人にお願いしたところ、自家発で電圧不安定、充電器等が故障してもかまわなければどうぞとのことで、コンセントを使わせてもらいました。〜正常に充電できました)
 ・ 3時過ぎ、目が覚めトイレの後に外に出て空を見上げると、空一面にぎっしりと星が、手が届きそうな近く迫り、頭上に覆いかぶさるように瞬いていたるのを息を止めて見入って、灌漑無量になりました。 天の川、ミルキーウエイを実感しました。
 ・ 翌朝も快晴でしたので、日の出の写真を撮りに、再度登頂、眩しい素晴らしい光景に出合え、感動しました。
 ・ 笠ヶ岳から、双六岳、三俣蓮華岳経由で黒部五郎岳迄の行程を、楽しみながらこなしました。

 ※  特に危険個所、迷路等はありませんでした。

 * 以後の記録  ⇒ ⇒ “黒部五郎岳”へ続く

 朝6時、新穂高温泉登山口付近より 笠ヶ岳方面  〃   オオマツヨイグサ  笠新道より北方
笠新道より北方  〃  ミヤマシシウド  トリアシショウマ
 ヤマアジサイ  キアゲハ   新緑
  シモツケ  ショウマ  笠ヶ岳方面
 焼岳  ヒメサユリ  〃
 コバイケイソウ  ヒメサユリ  キオン
 シモツケ  ミヤマシシウド  ナナカマドの花
  シモツケ   笠新道  シャクナゲ
 クルマユリ  ナナカマド  ハクサンフウロウ
 カラマツソウ   穂高岳連邦 方面  秩父平より秩父岩を望む
 チングルマ   穂高岳連邦 方面  ニッコウキスゲ  抜戸岳分岐  笠ヶ岳方面
 ニッコウキスゲ  ミヤマキンバイ  ハクサンイチゲ
笠ヶ岳方面  笠ヶ岳方面  チングルマの傘
 チングルマ    (杓子平)  ミネズオウ   チングルマ
 チングルマ  〃  コイワカガミ
シナノキンバイ  〃  アオノツガザクラ
 チングルマ   ハクサンイチゲ  シナノキンバイ
  アオノツガザクラ  チングルマ  雪渓
 チングルマ  登山道  ハイマツ
   穂高 方面  笠ヶ岳方面  抜戸岳分岐
 ゴゼンタチバナ  チングルマの傘
 ミヤマリンドウ  穂高・槍 方面  笠ヶ岳山頂
 笠ヶ岳山頂より 野口五郎方面 笠ヶ岳山頂より、 槍ヶ岳  笠ヶ岳山頂より 双六方面
 遠方 槍ヶ岳  笠ヶ岳直下 雪渓を横断  〃  “抜戸岩”
 遠方 槍ヶ岳  焼岳  夕日
 夕日 19:04   笠ヶ岳山荘 →  笠ヶ岳  4:08 日の出  〃  4:18 〃
  笠ヶ岳山荘 →  笠ヶ岳   4:33 日の出   笠ヶ岳山頂にて   4:57 〃  〃   〃
 笠ヶ岳山頂にて  笠ヶ岳の影  〃 乗鞍・御岳方向  5:33 笠ヶ岳山荘 外気温=12℃

57.笠ヶ岳−1

行程  平成6年8月18日夜 〜 23日    往路  :直通バス
 復路 :電車
マイカー: ≫ 鉄道:⇒⇒、 バス:⇒、 徒歩: →
@ 新宿 22:00 ⇒ 6:50 室堂ターミナル 7:30  → みくりが池 8:00 → 8:50 浄土山 → 獅子岳 10:25 → 五色カ原 → 越中沢岳 → 16:30 スゴ乗越小屋 泊
A スゴ乗越小屋 5:00 → 8:00 薬師岳 8:20 → 10:20 太郎山 → 11:40 北ノ俣岳 → 13:50 黒部五郎岳  → 16:45 三俣山荘 泊
B 三俣山荘 5:10 → 5:45 鷲羽岳 6:00 →→ 8:00 水晶岳(黒岳) → 9:40 赤牛岳 10:00  →  12:00 水晶岳 → 祖父岳 → 岩苔乗越 → 三俣山荘 15:30 → 三俣蓮華岳 16:10 → 17:40 双六小屋 泊
C 双六小屋 5:40 → 9:30 抜戸岳  → 10:30 笠ヶ岳 10:45 → 分岐点 →笠新道 →15;15 新穂高温泉 泊
D 新穂高温泉 8:00 ⇒ 8:35 平湯 ⇒ 9:25 中ノ湯 ⇒ 10:45 新島々 10:57 ⇒⇒ 11:27 松本  11:50  ⇒⇒ 14:45 新宿

  コメント
   ・ 立山からのアルプス(ダイヤモンドコース)を縦走しました。百名山5座と200名山1座登頂。
   ・ 全般的に歩き易いコース。但し長丁場。
   ・ 黒部五郎岳カール〜三俣蓮華岳付近の景色、お花畑は雄大。
   ・ 赤牛岳へは水晶岳から空身でピストン。
   ・ 下山後は、新穂高温泉でゆっくり休養。

1.室堂 涌水 2.越中沢岳付近より針の木方向 ↑黒部湖 3.薬師岳付近 チングルマ
4.薬師岳山頂より ブロッケン 5.太郎岳付近より薬師岳方面 6.北ノ俣岳
7.チングルマ 8.黒部五郎岳 9.三俣蓮華岳山頂より