登山記録・写真         
  

上信越 43  浅間山  2,568 m  2016年 (平成28年)8月 9日(火)
 2010年 (平成22年)7月22日(木)
 2009年 (平成21年)9月10日(木)
 2002年 (平成14年)10月31日(金)
 単独

 43. 浅間山 (あさまやま)     
【 浅間山 】
 ・ 浅間山は単独の山ではなく、黒斑山・前掛山・仏岩山の3山から成っている。
 ・ もっとも古い黒斑火山は、9万年前に活動していた。前掛山は約400〜500年毎に噴火を繰り返しており、前回の1,783年の大噴火の次は22世紀の予測。 
 ・ 浅間山(あさまやま)は、群馬県吾妻郡嬬恋村と長野県北佐久郡軽井沢町及び御代田町の境にある安山岩質の複合火山。円錐型をしている。標高2,568m。
 ・ 世界でも有数の活火山として知られる。 
 ・ 浅間山は、軽井沢の西にある世界でも有数の活火山。 最近では1972年と2004年に噴火した後、2006年に火山活動が一番弱い「レベル1」になり、火口から500mの、内側の外輪山「前掛山」まで登れるようになりましたが、2015年に火山活動が活発になって「レベル2」に指定され、外側の外輪山「黒斑山くろふやま」までしか登れなくなりました。
 ・ 火山性の土と岩のため、樹木が少なく、眺望が良い上に、雄大なすそ野と大自然のダイナミズムを実感できる山として人気があります。
 ・ 数十万年前から周辺では火山活動が活発であり、それらの火山は浅間烏帽子火山群と総称される。噴火と山体崩壊を繰り返し、現在の姿に至る。
 ・ 大規模な山体崩壊と崩壊土砂が流出した痕跡は、遠く離れた群馬県前橋市の台地上などに厚い堆積物として残っている。現在噴火活動をしているのは、前掛火山。

 ・ 浅間連峰の豊かな自然は数多くの動植物を育み、高山植物、高山蝶、野生動物等が現在でも多数生息している。
 ・ 独立峰のため山頂よりの展望は、素晴らしく、天気が良ければ、白根山、妙義山、荒船山、八ヶ岳、 日本アルプス、そして遥か富士山も望むことができる。
 ・ 春の残雪期はカラマツの芽吹きと浅間の山肌にいくつもの雪筋の縞模様が美しく、初夏から夏にかけては登山道を埋め尽くすシャクナゲや高山植物、そして草黄葉の秋から雪山へと姿を変え登山者を魅了する。

 ・ 「トーミの頭」は浅間山の鋸山、仙人岳、蛇骨岳、黒斑岳と続く外輪山の一番に南にある絶壁であり、その下にはロウソクの様に尖った岩がいくつも林立している奇岩。
 ・ ここからはお茶碗をひっくり返した様な山容を持ち、雪を頂いた雄大な浅間山と急峻な岩の鋸山、仙人岳、蛇骨岳、黒斑岳と続く外輪山とその下にある広大な窪地の樹林帯を一望できる絶景。
 ・ 浅間山は美しく雄大な山であり、また世界有数の活火山。 最近の大噴火は1783年に起こった天明噴火が有名。
 ・ 浅間火山は黒斑山(4万年前?〜2万2000年前)・仏岩(2万2000年前〜1万5000年前)前掛山(1万5000年前〜現在)からなる三重式火山。
 ・ 鬼押し出し(厚30m、幅1.3km、長5.5km)は溶岩流。 小浅間山(150m)・離山(300m)は溶岩ドーム。
 ・ 黒斑山(くろふやま)は、群馬県嬬恋村と長野県小諸市にある山。標高は2,414m、浅間山を眺めるために黒斑山を登る登山者が多く、登山道もよく整備がされていて歩きやすい。
 ・ 日本を代表する活火山浅間山は、黒斑山を始め、噴煙を上げている釜山、大きく立ちはだかる前掛山、寄生する小浅間山などを総称して呼んでいる。その中で黒斑山は浅間山の展望と登り易さから四季を通して登山者が多い。
 ・ 浅間山は、時々火山ガスが噴出しているため、一般的なレベル2の火山活動状況では登山が禁止され、黒斑山を浅間山の登山代わりとして登る。
 ・ 浅間山の外輪山である黒斑山は高山植物が豊かなことで有名。特に草すべりは高山植物が豊かで、緑の草地には美しい高山植物がいっぱい。 
* 気象庁地震火山部は、平成21年4月7日 噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引下げを発表。
* 上記により、黒斑コース、火山館コースともに賽の河原分岐点までの登山道に限り入山を認める規制緩和実施。市営火山館も開館再開。
 ・ 黒斑山は浅間山第一外輪山なので噴火の危険がある場合は登山規制がされるので、確認してから出かけること。
 ・ 最近の噴火は、1,972年と2,004年。2009年5月27日以降噴火は発生していません。
* 2010年H22年4月15日に火山活動が一番弱い「レベル1」(平常:火口内等への立入規制)になり、第二外輪山の前掛山の登山が可能となる。
* 2015年平成27年6月11日、火山活動がやや活発となり、「レベル2」へ引き上げられ、前掛山への登山立入が禁止となる。
 → 火山活動の状況 
 ・ 火山性の土と岩のため、樹木が少なく、眺望が良い上に、雄大なすそ野と大自然のダイナミズムを実感できる山として人気があります。
 ・ 内側の第2外輪山の前掛山を目指すのが普通。コンディションがよく、向かい風でなければ、自己責任で火口まで登る人もいます。
 ・ 浅間山火口の手前の、前掛山に迂回する箇所にはシェルターが二棟ある。
 ・ 浅間山の登山コースは、いくつかありますが、規制が緩和されていて山頂に一番近くまで行けるポピュラーな「表コース」の黒斑コース、 火山館コースがある。
      (〜フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)

【 山名の由来 】  ・・・地名辞典によると「あさま」は火山や温泉に関係しているという。黒斑山は三ッ尾根山とも呼ばれ、浅間山外輪山の最高峰。

【 黒斑山 】
 ・ 黒斑山(くろふやま)は、群馬県嬬恋村と長野県小諸市に ある浅間山の第一外輪山の最高峰である標高2,404 mの山。
   2万4300年前に山体が 東へ大きく崩壊し、馬蹄形カルデラを形成して 、黒斑山の尾根ができた。 
【 花 】
 ・ お花畑の主流は、「花童子宮跡」付近で、ニッコウキスゲ、ハクサンフウロウ、タカネナデシコ、キンバイソウ。

【 登山ルート 】
 @ 
登山できるコース(通常の噴火警戒レベル1の場合
 A 黒斑コース
   表コース : 高峰高原・車坂峠 ⇒ 槍ヶ鞘 ⇒ トーミの頭 ⇒ 黒斑山 ⇒ 蛇骨岳 ⇒ 仙人岳 ⇒ Jバンド ⇒ 賽の河原分岐点 ⇒ 前掛山
   裏コース : 高峰高原・車坂峠 ⇒ 蛇骨岳 ⇒ 仙人岳 ⇒ Jバンド ⇒ 賽の河原分岐点 ⇒ 前掛山

 B 火山館コース
    浅間山荘登山口 ⇒ 一の鳥居 ⇒ 二の鳥居 ⇒ 火山館 ⇒ 湯の平口 ⇒ 賽の河原分岐点 ⇒前掛山
 

『 参考HP 』
 ・ 
浅間山 - Wikipedia
 ・ 
小諸市観光協会・浅間山登山
 ・ 浅間山 - 気象庁  
 ・ 浅間山の火山情報 - Yahoo!天気・災害  
 ・ 浅間山|日本百名山登山ルートガイド - 日本アルプス登山ルートガイド
 ・ 浅間山登山|ガイドブックにないガイド 
*  関東・甲信 高原・山の天気 - てんきとくらす [天気と生活情報]
 中部地方道路情報提供システム

【 浅間山 】-4

行程  平成28年8月 9日(火) 晴   往復路 =マイカー :≫、 徒歩: →   標高差 約1,430m
@  小諸 6:30 ≫ 7:00 車坂峠 P 7:20 → 8:10 高峰山 山頂 8:20 → 9:00 車坂峠 P(1,973m) 9:10 → 10:00 トミーの頭(2,300m) 10:15  → 火山館 11:15→ 湯ノ平口 →  前掛山分岐 → Jバンド → 鋸岳(2,254m) → 仙人岳(2,391m) → 蛇骨岳(2,366m)13:00 → 浅間山(黒斑山 2,404) 山頂 →  トミーの頭 13:55 → 14:50  車坂峠 P 15:00 ≫小諸 懐古園観光  泊  

【 コメント 】
 ・ 花の百名山の「高峰山」とセットでの、6年ぶりの登山です。
 ・ 2015年平成27年6月11日、火山活動がやや活発となり、「レベル2」へ引き上げられ、前掛山への登山立入が禁止となりましたので、外輪山登山となりました。
 ・ 今年は例年よりかなり遅れた梅雨明け後、連日不安定な天候が続き、8月上旬が尾をる頃になってようやく、ある程度天候が安定してきたので、効率よく1泊2ひで、百名山2山、二百名山1残、花の百名山1山を登ることにしました。
 ・ 花の百名山の“高峰山”登山、花の写真を撮った後、車中で一休みしてから、浅間山の外輪山目指して出発。
 ・ 今回は、往路は、花を見ながらの「中コース」、復路を展望を眺めながらの「中コース」としました。
 ・ 朝方強かった】強風も次第におそまり次第に晴れてきた中、トミーの頭に到着。
 ・ まだ、前掛け山は雲に覆われてましたが、周辺から次第に雲が消えてきたので、午後になれば晴れ上がりそうで、順光での撮影が出来るように、先に賽ノ河原へ降下、反時計回りに外輪山を巡ることにしました。
 ・ 急斜面の草すべりを下降、浅間神社のある「火山館」で一休み。
 ・ 賽ノ河原を進み、前掛山&分岐点まで進むと、火山規制レベルUの案内標識とバリケードが設置されてました。
 ・ ここからJバンド目指して強風の中、平坦な賽ノ河原を進む。
 ・ やがてジグザグの急登となり、一気にJバンドへ到着。
 ・ 振り返ると、すっかり晴れ上がった前掛山が全容を現したので写真撮影。
 ・ 蛇骨岳からの高展望を満喫しながら休憩。
 ・ 火山特有の溶岩登山道を標高差の少ないアップダウンを繰返しながら進み、外輪山最高標高の黒斑山(くろふやま)2,404mに到着。
 ・ 直ぐ先のトミーの頭へ移動、前掛山を見納めた後、表コースで車坂峠へ向けて出発。
 ・ 30分程で到着。一休み後、今夜の宿の小諸へ向けて出発。
 ・ 時間があったので、小諸市の「懐古園」を見学。
 ・ 明日の、“根子岳・四阿山、草津白根山”登山を控え、早目に就寝。
 * 危険個所 : 特になし。
 * トイレ : 登山口、火山館のみ。
 車坂峠:浅間山登山口 案内板  ショウマ  ヤマオダマキ
 アキノキリンソウ  オニユリ  コケ
 イワウメの実  タテヤマウツボグサ  コイワカガミ(小岩鏡)(イワウメ科)
 キオン  キキョウ  マイズルソウの実
 シラタマノキ(白玉の木) (ツツジ科)  クサイチゴ  マイズルソウの実
 オンタテ  コイワカガミ(小岩鏡)(イワウメ科)  ツリガネニンジン
 ハンゴンソウ(反魂草)(キク科)    ホタルブクロ
 ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)(キク科)     アザミ  ハンゴンソウ
 ヒナウスユキソウ  ナデシコ  ウツボグサ
 トラノオ  ミヤマシシウド(深山猪独活) (セリ科)  マルバダケブキ
 草すべり方面  〃   草すべり下降中
 湯の平口、前掛け山分岐点先、立入禁止の標識。 賽ノ河原から草滑り方面。 賽ノ河原から前掛山方面分岐点、立入禁止の標識
 火山館からの牙山 シラタマノキ(白玉の木) (ツツジ科)  賽ノ河原から草すべり方面
 賽ノ河原から草すべり方面 賽ノ河原から前掛け山&マルバダケブキ  賽ノ河原から前掛山分岐方面
 賽ノ河原から前掛山アップ 賽ノ河原:前掛山分岐→Jバンド分岐  〃
 前掛山  Jバンド分岐  前掛山:Jバンド分岐付近
 仙人岳  仙人岳から草すべり方面  仙人岳から蛇骨岳方面
 仙人岳付近からの前掛山  蛇骨岳。          外輪山最高標高・黒斑山(くろふやま)2,404m
 トミーの頭  トミーの頭付近から前掛山  トミーの頭 → 表コース 
 槍ヶ鞘  

【 浅間山 】-3

行程  平成22年7月21日(水)〜22(木) 快晴   往復路 =マイカー :≫、 徒歩: → 前掛山=2,524m 標高差 約1,120m
@  練馬IC  5:30 ≫(関越自動車道)≫月夜野IC 7:20 ≫三国峠≫ 8:15 平標山登山口 8:30 →  鉄塔台地 9:10 →  松手山 9:50 → 一ノ肩  → 11:00 平標山 山頂 11:20 → 12:30 仙ノ倉山 山頂 12:50 →  平標山 13:50 → 14:20 平標山ノ家 14:40 → 平元新道登山口 → ゲート → 15:45 平標山登山口 ≫  月夜野IC−(関越/上信越自動車道) ≫小諸IC 18:50 ≫ 小諸 泊 
A  小諸 5:40 ≫ 6:15 浅間山荘 P 6:30 → 一の鳥居 7:00 → 二の鳥居 7:25 → 7:50 火山館 8:00 → 湯の平口 8:20 → Jバンド分岐 8:50 →  9:45 避難壕 10:00 → 10:15 浅間山(前掛2,524m) 山頂 10:30 →  避難壕 10:45 → 11:00 浅間山火口 11:30 → 避難壕分岐 → Jバンド分岐 → 湯ノ平口 →  14:00 浅間山荘 P 14:50 ≫ 車坂峠 P(1,973m) 14:50 →  高峰山 山頂 15:40 → 車坂峠 P 16:20 ≫ 佐久IC ≫ 練馬IC 19:10

【 コメント 】
 ・ 今年の4月から火山活動が一番弱い「レベル1」(平常:火口内等への立入規制)になり、第二外輪山の前掛山の登山が可能になったので、今の内に登ることにしました。 
 ・ 昨年、花の花の百名山の平標山の花畑が素晴らしかったので今年も計画していましたが、天候等の関係で遅くなってしまい、まだ多少は咲いてる期待をもって浅間山と併せて登山することにしました。
 ・ 昨日の平標山・仙ノ倉山の少なくなった花畑を観賞。
 ・ 数日続いている全国的な35度以上の猛暑の中、前日に引き晴天“浅間山”と“高峰山”の2山の登山に出発。
 ・ 宿泊地の小諸から131号線「浅間山サンライン」・「チェリーパークライン」を北上、約1時間で浅間山荘前の約20台位駐車可能な第一駐車場に到着。数台駐車中。(帰りに500円の駐車代を徴収)
 ・ 山荘右側の鳥居を潜って、湯の平・火山館コースを進む。
 ・ 樹林帯が続く無風状態の登山道をマイペースで登る。
 ・ 30分程で一の鳥居に到着、小休憩後、二の鳥居へ進む。
 ・ 不動滝経由の右側への道と、直接二の鳥居に向う道と分かれていましたがどちらもほぼ同じ距離。
 ・ 二の鳥居を過ぎ、やがて硫黄の匂いのする赤い沢に沿って歩く。沢の対岸は牙山の凄い岩壁を仰ぐ。
 ・ 鉄分の多い水が染み出して、酸化して真っ赤に見える赤褐色の露出岩が現れ、東側に見える牙山を過ぎると火山館に約30分で到着。
 ・ 西方にはトミーの頭、東方には剣ヶ峰の激しい岩稜が迫って望める。
 ・ 火山館は博物館でなく、売店・休憩小屋兼地下に避難壕施設。
 ・ 火山館で蛇口がある水場で冷たい飲み水を飲み、出発。
 ・ すぐにアヤメとマルバタケブキの群生があり写真撮影。
 ・ 湯の平口からJバンド分岐までは緩やかな登山道で、アヤメやハクサンフウロウ等の高山植物が咲き誇っている中を進む。
 ・ 草すべりからの合流点が火口から2km、Jバンドからの合流点に火口から1.5kmの標識がある。
 ・ Jバンド分岐からいよいよ火山地帯を登る。
 ・ かなりの傾斜で火山性砂と石で歩きにくいほぼ真っ直ぐな道を登りきると水平になり、釜山と前掛山の分岐に到着。
 ・ 前方にカマボコ状の避難壕が二つ並んで見えその先にカーブして連なる前掛山が近くに見え、頂上の標識が僅かに望める。
 ・ 左前方には、釜山の急斜面に付けられた登山道が確認できる。と前掛山にはっきり分れ、
 ・ 避難壕の中からのこれから登る前掛山がハッキリと眼前に迫る。
 ・ 15分程で“浅間山”と書かれている標識のある、前掛山山頂に到着。
 ・ 山頂からは正面に浅間山火口を取り巻く山肌、更に西側眼下には、断崖絶壁のトーミの頭から黒斑山・鋸岳までの外輪山の雄大な眺めを満喫。
 ・ 今日の浅間山はまったく噴煙のない穏やかな状況で、レベル1、噴煙やガス、臭気もまったくなく風向きが追い風で天候も良好な状況であったため、先客が数人火口淵まで登山していました。
 ・ 当方も地元の登山者と同行して“自己責任”で慎重に火口淵まで登りました。
 ・ 避難壕先の分岐点から立派な登山路が伸び、シッカリした踏み跡と連続してあるケルンを目印に登る。
 ・ レベル1になったため、踏み跡から判断すると多数の登山者が登山している事は明白。但し自己責任で専門知識・装備・経験等を有する者のみ登れる世界。
 ・ 約15分で釜山の火口淵に到着。東側に回り込むと観測用のカメラがありハッキリと火口底が望めました。
 ・ 火口底には小さな火口湖があり、イオウで黄色く変色した噴出口が見えました。
 ・ 先ほどのぼった“前掛山”の地肌が立体的にハッキリ迫って見ました。 ・ 
 ・ 釜山山頂からは、前掛山が釜山を囲む外輪山(旧火口)の縁であることがハッキリと確認できる。
 ・ 西風・晴天に恵まれ大展望を充分満喫。観測所から先は踏み跡が薄く、ガスの危険性を考慮して引き返し下山開始。
 ・ Jバンド分岐で右に続く草すべりコースを見送り、直進。断崖絶壁のトーミの頭を眺めながら、進む。 
 ・ 火山館で休憩後、二の鳥居で左折、すぐに「不動滝」に到着、冷気に浸った後、一の鳥居へ下る。不動滝は高さ10m位・幅2m位の水量の多い滝でした。
 ・ 浅間山荘に到着、すぐに“花の百名山”高峰山登山のため、車坂峠へ出発。

 ・ 高峰高原ホテル前のかなり空いている駐車場に駐車、高峰山への登山を完了。
 ・ 高峰高原ホテルの売店を見学後、我が家に向けて出発、平日のため全く渋滞もなく予定通り帰宅。


【注意箇所】
  ・ 前掛山までは特別危険な個所はありませんでした。
  ・ 最新の火山情報を確認してから登山のこと。 
  ・ 対面者: 団体:1 約20人、個人 約10人。
 


 * 浅間山の映像 → →  浅間山監視カメラ映像

 浅間山荘前、登山口 案内板  ショウマ  ヤマオダマキ
 浅間山荘 → 一の鳥居   シモツケソウ  〃
 一の鳥居  浅間山荘付近  ホタルブクロ  火山館からの牙山
 アヤメ : 湯の平  〃   カラマツソウ
 ゴゼンタチバナ  地衣類  避難壕、 前掛山
 避難壕、前掛山  避難壕の中から前掛山    〃
 前掛山  〃  前掛山山頂より浅間山
 前掛山山頂の空  前掛山山頂  前掛山山頂登山道
 浅間山火口淵より前掛山  浅間山火口淵の観測機器、 火口湖  〃
 火口  火口底の噴出口  〃
  避難壕・前掛山  オンタデ  黒斑山・鋸岳の外輪山
 前掛山 Jバンド分岐付近  ハハコグサ  トミーの頭
 キムジシロ  トミーの頭   マルバタケブキ
 アヤメ   〃  マツバタケブキ
 ハクサンフウロウ  アヤメ  〃 群落
 ショウマ  シャジン  シモツケソウ
 浅間山荘前の鳥居


【 浅間山 】-2

行程  平成21年9月9日(水)  快晴   往復路 =マイカー :≫、 徒歩: → 黒斑山=2,404m 標高差 約430m
@  練馬IC  3:50 ≫ 上田菅平IC 6:20 ≫ 7:05 鳥居峠 → 7:15 林道終点P (1,520m) 7:25 → 花童子宮コース四阿山 山頂 11:25 → 12:40 根子岳 山頂 13:20 → 戻る:四阿山分岐 14:40 → 的岩コース 15:20 → 的岩 16:00 → 16:30 林道終点P ≫ 鳥居峠 P ≫ 小諸 泊 
A  小諸 6:20 ≫ 7:00 車坂峠 P 7:20 → 8:10 高峰山 山頂 8:20 → 9:00 車坂峠 P(1,973m) 9:10 → 11:10 トミーの頭(2,300m) 11:20 → 11:30 浅間山(黒斑山2,404m) 山頂 11:40 → 蛇骨岳(2,366m) 12:00 → 仙人岳(2,319m) 12:20 → Jバンド12:30 → 12:35 鋸岳(2,254m) 12:45 → 12:50 Jバンド→ 13:30 賽ノ河原 → 13:50 湯ノ平口 14:00 → 14:40 トミーの頭 14:50 → 15:20 車坂峠 P 15:50 ≫ 佐久IC ≫ 練馬IC 18:50

【 コメント 】
 ・ 花の花の百名山の山行としては今シーズン最後に北岳方面を予定しましたが、天候と休暇が一致せず、止むを得づ、、“四阿山・根子岳”と、“高峰山・浅間山”に変更。
 ・ 練馬ICから関越道・上信越道を経て、上田菅平ICで降り、144号線で鳥居峠に7時前に到着。 深夜割引料金で半額、1,450円。
 ・ 昨日に引き続き、秋の気配が感じられる晴天の中、遅咲きの花を求めて“高峰山”と“浅間山”の2山の登山に出発。
 ・ 宿泊地の小諸から131号線を北上、約1時間で両山の登山口である鳥居峠に到着。
 ・ 高峰高原ホテル前の非常に空いている無料駐車場に駐車、駐車場の前からの展望は素晴らしく、富士山も確認できました。
 ・ 登山口先に、「右:表コース、左:中コース」の看板があり、予定どうり展望がよく花が咲いてる表コースへ進む。
 ・ 初めは大岩の間をぬって、遅咲きの花々を眺めながら登っていく。
 ・ 緩やかな登りを詰めると車坂山で、鞍部から登り返すと赤茶けたカマボコ型の避雷小屋を過ぎ、赤ゾレの頭に出、浅間山が目に入る。
 ・ 中コースとの分岐を過ぎるとすぐに、“トミーの頭”に到着。断崖絶壁のトーミの頭は浅間山の展望が素晴らしく、正面の浅間山(前掛山)が眼前に迫る。
 ・ 一頑張りで“黒斑山”に到着。下界に広がる砂地の湯ノ平と正面に聳える前掛山が雄大に広がっている展望をゆっくり堪能する。
 ・ ほとんどの人がここから引き返すようでしたが、比較的アップダウンの少ない第一外輪山群の先端の“鋸岳”向けて出発。
 ・ 歩きやすい道を小走りで蛇骨岳に到着。続いて相変わらず歩きやすい登山道を隣の仙人岳、Jバンド、鋸岳へと進む。
 ・ 鋸岳山頂から見た前掛山の奥から盛んに噴煙を上げていましたが、前掛山山頂まで行かないと噴火口からの噴煙は見えないようで、早く規制解除が望まれます。
 ・ 鋸岳山頂先で、「この先立ち入り禁止」の標識があり、ここでJバンドまで引き返す。
 ・ Jバンドから火口原へ急降下し、平坦な賽ノ河原を歩く。火口原から見上げると外輪山群が鋭く聳え、真っ青の空に映え渡る景色は印象的でした。
 ・ 賽ノ河原はとても広く荒涼としていて、他の山では見られない景色を楽しむことができました。
 ・ ゆっくりと風景を堪能後、湯ノ平口に到着。火山館・浅間山荘方向への道を送り、右折草すべりをすすみ高く聳えるトミーの頭へ向けてかなりの急登を進む。
 ・ 浅間山を振り向き眺めながら、ようやく誰もいないトミーの頭に到着、一休憩後、表コースより10分早く着く中コースで、車坂峠に戻る。表コースと違い展望もなく、花もないコースでした。
 ・ 
黒斑山から登山口に到着するまでのコースでは、3人しか会いませんでしたが、車坂峠に到着すると観光客が大勢いました。
 ・ 高峰高原ホテルの売店を見学後、我が家に向けて出発。
 ・ 浅間山の登山規制が解除されたら(警戒レベル1)前掛山まで登頂することにします。

【注意箇所】
  ・ 特別危険な個所はありません。
  ・ 最新の火山情報を確認してから登山のこと。 
  ・ 対面者: 団体: ナシ、 小グループ、個人 約10人。
  


 * 浅間山の映像 → →  浅間山監視カメラ映像

 車坂峠付近からの浅間山外輪山  車坂峠 → トミーの頭(表コース)  車坂峠 → トミーの頭(表コース)からの浅間山
 トミーの頭付近からの浅間山(前掛山)  分岐点  トミーの頭付近から黒斑山方面
 トミーの頭付近  トミーの頭より下界:賽ノ河原と前掛山
 トミーの頭 → 黒斑山より第一外輪山(蛇骨岳)。 トミーの頭→黒斑山より第一外輪山(仙人岳・鋸岳) 黒斑山 山頂より浅間山(前掛山)
 蛇骨山付近より前掛山  蛇骨山 山頂  仙人岳 山頂より前掛山
 鋸山 山頂  Jバンド      Jバンドより眼下の賽ノ河原に延びる登山道
 Jバンド → 賽ノ河原   〃    鋸岳   〃 〃
 Jバンド → 賽ノ河原  仙人岳  〃 〃  〃
 Jバンド → 賽ノ河原 :仙人岳方向  〃  : 蛇骨岳  〃  : 前掛山
 Jバンド → 賽ノ河原 : 蛇骨岳  賽ノ河原より前掛山  〃
 賽ノ河原より : 前掛山  湯ノ平口  黒斑山方向  湯ノ平口 → トミーの頭 :草スベリ
 車坂峠登山口の案内板  高峰高原ホテルの花の案内写真  16:25 高積雲 :佐久IC
 17:06 高積雲  17:07 彩光 : 横川SA  17:11 〃
 17:50 夕焼け
 【 花 】
 ハンゴンソウ(反魂草)(キク科)  ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)(キク科)。 ヤマハハコ(山母子) (キク科)
 ノアザミとマツムシソウ(松虫草) (マツムシソウ科)。  ツリガネニンジン(釣り鐘人参) (キキョウ科) ミヤマシシウド(深山猪独活) (セリ科)
 シラタマノキ(白玉の木) (ツツジ科)  ゴゼンタチバナ(御前橘)(ミズキ科)  ゴゼンタチバナ 〃
 オオカメノキの実  トリカブト(鳥兜)(キンポウゲ科)  イワインチン(岩茵ちん)(キク科)
 マツムシソウ(松虫草) (マツムシソウ科) ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)(キク科)。 ヤマハハコ(山母子) (キク科)
 タマゴタケ(卵茸)  シャクナゲ(石南花)の実  コイワカガミ(小岩鏡)(イワウメ科)
 オンタデ( 御蓼)(タデ科)  キオン&ヤマハハコ(山母子)(キク科) ハクサンフウロ((白山風露) (フウロウ科)
 エゾカワラナデシコ (蝦夷河原撫子) (ナデシコ科)。 ミヤマシシウド(深山猪独活)(セリ科)  ノハラアザミと紅葉したハクサンフウロ
 ウメバチソウ(梅鉢草) (ユキノシタ科)  ノコンギク(野紺菊) (キク科)  コバイケイソウ(小梅尅吹j (ユリ科) 
 ヒメウスユキソウ(姫薄雪草)(キク科)とイワインチン。   シラカバの原生林