登山記録・写真     
                                                       
   

上信越 32  苗場山(なえばさん)  2,145 m  2022年 (令和 4年)  9月11日
 2018年 (平成30年)  7月31日
 2009年 (平成21年)  7月20日

 1997年 (平成9年)  10月19日
単独
 〃
 〃
 〃
 〃

 32. 苗場山    

【 苗場山 】

《苗場山(なえばやま》
 ⇒ ・苗場山(なえばさん)は新潟県南部、長野県北東部の県境に位置する標高2,145mの火山。
・ 苗場山は成層火山。山頂から南西方向に緩やかに傾斜し、山頂から北に向かう稜線の西側は侵食カルデラである。
・ 山頂南西側の平坦面には湿地が形成され、小さな湖沼が点在する。山頂の湖沼にはミヤマホタルイやヤチスゲが苗のように繁って苗代田のような外観を呈していることから、山名を「苗場山」としたとの説がある。
・ 古くは地震のことを「ナイ」と云い、古人は地震がこの山から起こると想像したための付名との説もある。古くから稲作の守り神としての信仰を集め、山頂には伊米神社が祀られている。日本百名山の一つで上信越高原国立公園に属する。
・ 東側の山麓はスキーリゾートエリアとしても知られる。苗場山麓のスキー場としてはかぐらスキー場 (田代・かぐら・みつまた)があり(苗場スキー場は写真のように苗場山の山麓には位置しない)、上越国境地域のスキー場では滑走可能になる時期が早いことで有名。西側の山麓、中津川に沿った峡谷には秘境・秋山郷がある。
・ 上信越高原国立公園内にある山で、第4紀火山の安山岩類からなり、頂上部は多くの池塘を光らせた4km四方に及ぶ高層湿原を展開しており、その景観と特異な山容から、越後の名山として注目され、県内外の登山者に親しまれている。
・ 頂上には保食神の青銅像や伊米神祠、苗場七柱大神などの石塔があり、昔から延喜式内伊米神社の奥ノ院として、農民や修験の登拝があったらしい。 
・ 苗場山は新潟県と長野県にまたがる標高2,145mの火山。 古くから稲作の守り神としての信仰の対象で、日本百名山の一つである。 この山の特長は、何と言っても山頂に広がる4km四方もの高層湿原。 「山頂」のイメージとはかけ離れた広大な湿原だ。  
・ 国道17号線で三国峠を越えるとまもなく苗場スキー場、貝掛温泉。さらに下ると、三俣、越後湯沢になる。
・ 幕末の越後塩沢の随筆家で『北越雪譜』を表した鈴木牧之は、湯沢から登り始め、三俣から苗場山を目指したという。
・ 山頂は平坦な湿地でまさに苗場だったと記し、この山を「越後第一の高山」と紹介した。夏には6合目から山頂にかけて、ゴゼンタチバナやチングルマ、シラネアオイ、ワタスゲなどたくさんの高山植物が咲き乱れる。 
・  苗場山麓のスキー場は「かぐらみつまたスキー場」である。
   (〜フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)

【 山名の由来 】 ・・・苗場とは苗代のことで、初夏を迎えると高山植物のミヤマイが、この湿原にちょうど苗代のように芽を吹くのでこんな名が付けられたという。  
・ 名は山頂に点在する沼沢にミヤマイが繁茂して苗代田に似ることに由来。山頂に伊米神社がある。
   (〜フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)

『 参考HP 』
 ・ 
苗場山 - なえばさん:標高2,145m-上信越:三国山脈 - Yamakei Online .
 ・ 
苗場山 | 山の最新情報、登山情報 - ヤマレコ
 ・ 
苗場山登山・ハイキング | 仲間と目指す日本百名ツアー
 ・  関東・甲信 高原・山の天気 - てんきとくらす [天気と生活情報] 



場山 登山記録 − 4

行程  令和 4年9月12日(月) 曇り晴れ 往復路 =マイカー :≫、 徒歩: →   累積標高差  約1,370m
@  榛名山 登山 ≫  沼田 泊
A  かぐらみつまたスキー場登山用P 9:30 → 和田小屋 10:10 → 11:10 下ノ芝 → 11:50 中ノ芝 → 12:00 上ノ芝 → 12:20 神楽ケ峰 → 13:10 苗場山 山頂 散策 14:10 →  神楽ケ峰 15:20 → 上ノ芝 → 中ノ芝 → 下ノ芝 16:05 →  和田小屋 → 17:10 登山口P 17:20 ≫ 17:50 湯沢IC ≫(関越自動車道)≫ 19:30 練馬IC 

【 コメント 】 
・ 今回も祓川コースでピストン。

・ 国道17号線を進み、右側に大きな標識で苗場山祓い川コースがあり、右折標識に従い、かなり狭い神楽スキー場への舗装林道を、対向車に注意しながら約7km進む。
・ 平日の為、対向車はほとんどなく済みました。 やがて、かぐらみつまたスキー場内最奥の駐車場”(標高1,220m)に到着。
・ この先はロープが張られ、和田小屋宿泊者以外進入禁止の表示。  
・ 登山口表示の場所から歩き始める。  
・ 並行蛇行して和田小屋までの林道がありますが、ウメバチソウが沢山咲いてる近道の登山道を進み、和田小屋のあるゴンドラ山頂駅前の登山口に到着。  
・ ここから登山道となり、テープで誘導されたゲレンデ横を登る。 週末は、登りのみ、リフトが運行されてるようです。(2,000円、約1時間弱短縮)。 
・ 登山道は全体的に、石がごろごろしたガレ場と粘土質ベースで、一部苔が生えた滑りやすい区間もあり、やや歩き難い状態です。  
・ 暫く登ると五合半、六合目と言った道標があり、約1時間で祓川コース最初の休憩場所である下ノ芝(1703m)に到着。  
・ 下ノ芝は、狭い湿原で木道の脇に板敷きの休憩所が設けてあり小休止。  
・ やがて露岩が増えやや歩きやすくなり、中ノ芝に到着。 休憩するのに良い板の間の広場があり休憩する。  
・ 部分的に降水時にヌカルミになる区間は、木道や木の階段で整備され、歩きやすくなってました。(平成22〜24年施工の表示)。  
・ 木道に沿って両サイドに、赤く色付いたイワショウブが見られ、オオシラビソ林の中を進むと、 上ノ芝の湿原に着く。  
・ 上ノ芝を過ぎると、左前方に神楽ケ峰が間近に迫ってくる。  
・ 丸太を加工した階段状の道を登りきると、右から小松原コースを合わせる。 途中視界が開けると、左下眼下に紺色の田代湖(カッサロ湖)が見え出す。  
・ 股ずり岩の梯子を下りて、10分程登り、神楽ケ峰(2030m)に到着。
・ ここから一旦約100m下る。  
・ 途中にある冷たくて美味しい“雷清水”を飲み、少し下ると、お花畑と名付けられた鞍部に達しますが、ほとんど花は見られず。 7月頃の花のシーズン中なら、見れたでしょう。
・ 花畑〜雲尾坂間はガレ場のトラバース、やせ尾根があり、足もとに注意しながら登る。  
・ 急登の木階段を登り終えると、苗場山の山頂付近の高層湿原が現れ、気持ちの良いハイキング気分に浸れました。
・ 8月中旬頃迄なら、池塘とワタスゲの高層湿原の風景写真を撮ることが出来ますが、池塘の風景のみになってました。
・ 木道を進み木道広場先を右折、苗場山山頂の標識が建てられた山頂に到着。  
・ 苗場山の山頂は全く山頂の気配が感じられません。 山頂は、三角点と山頂標識があるだけで、展望も何もありません。  
・ 付近一帯は2,000mを越える山頂とは思えないほど広い湿原が広がっており、池塘がいくつかあり、のどかな雰囲気を醸し出してくれてました。
・ 広大で池塘の多い高層台地の山頂部は、あたかも楽園のようでしたが、ガスってきたので、しばらくあたりを散策後、下山開始。 
・ 下山は忠実に元の道をピストン。 スリップに注意しながら、予定の時間に下山完了。 
・ 一服後帰路に着く。 平日の為、渋滞もなく、充実した百名山と二百名山の登山の旅でした。

* 【注意箇所】   
・ 特別危険箇所はありませんでした。

  祓川・かぐらみつまたスキー場:登山者用駐車場。     案内板   キンミズヒキ
 マムシグサの実  ウメバチソウ  アキアカネ
 ゴゼンタチバナの実  ヤマアジサイ  イワカガミ
 イワショウブ  〃 下ノ芝
 イワショウブ  中ノ芝  上ノ芝
 股摺り岩  神楽ヶ峰  オオカメノキ(ムシカリ)の実
 雷清水  トリカブト  タケシマランの実
 山頂付近の高層湿原・池塘  〃  〃
 説明板  苗場山 山頂 2,145m  〃 & アニマル・ ピカチュウ軍団
 役行者   山頂湿原の池塘 山頂湿原の池塘、& アニマル・ ピカチュウ軍団
 〃  モウセンゴケ  キノコ
 イワツメクサ 雷清水   イワカガミ
 マイズルソウの実  ヤマハハコ  和田小屋前



場山 登山記録 − 3

行程  平成30年7月31日(火) 晴 往復路 =マイカー :≫、 徒歩: →   標高差 約1,0m
@  越後駒ケ岳 登山  ≫  越後湯沢 泊
A  かぐらみつまたスキー場登山用P 5:20 → 和田小屋 5:50 → 6:50 下ノ芝 → 7:30 中ノ芝 → 7:50 上ノ芝 → 8:10 神楽ケ峰 → 9:50 苗場山 山頂 10:10→  神楽ケ峰 11:20 → 上ノ芝 11:50  → 中ノ芝 11:50 → 下ノ芝 11:20 → 13:00 和田小屋 → 13:20 登山口P 13:40 ≫ 14:00 湯沢IC ≫(関越自動車道)≫ 17:40 練馬IC 

【 コメント 】 
・ 今回も祓川コースでピストン。
・ いつも秋の山行でしたので、今回花のシーズンを狙って梅雨の晴れ間に出かけようとしてましたが、都合が合わず、7月末になってしまいました。
・ 前から計画していた越後駒ケ岳とセットでの山行としました。 
・ 前日、快晴、猛暑の中、越後駒ケ岳を登山、苗場山に近い越後湯沢で宿泊。
・ 早朝、4時過ぎに起き、5時に出発、途中コンビニによって飲食物を購入。
・ 国道17号線を進み、右側に大きな標識で苗場山祓い川コースがあり、右折標識に従い舗装路面状態の良い神楽スキー場への林道を約7km進む。 最後の1km程は凸凹の路面でした。
・ やがて、スキー場内の広い第2リフト町営駐車場”(標高1,220m)に約7kmで到着。
・ この先は和田小屋宿泊者以外進入禁止の表示。  
・ 駐車場は約30台位で、5台ほど駐車していました。  
・ 水洗トイレ近くの登山口表示の場所から歩き始める。  
・ 約300m位は赤土の滑りやすい道でしたが、しばらく雨が降ってないようで、助かりました。
・ 並行蛇行して和田小屋までの林道があり、帰路は歩きやすい林道を使おうとしましたが、猛暑で同じ道を使いました。  
・ 駐車場からの林道と合流、蛇行する広い舗装路を登り、和田小屋のあるゴンドラ山頂駅前の登山口に到着。  
・ ここから登山道となり、テープで誘導されたゲレンデ横を登る。  
・ 登山道は全体的に、石がごろごろしたガレ場と粘土質ベースで、やや歩き難い状態です。  
・ 暫く登ると五合半、六合目と言った道標があり、約1時間で祓川コース最初の休憩場所である下ノ芝(1703m)に到着。  
・ 下ノ芝は、狭い湿原で木道の脇に板敷きの休憩所が設けてあり小休止。  
・ やがて露岩が増えやや歩きやすくなり、中ノ芝に到着。 ニッコウキスゲにようやく出会えましたが、時期が遅かったせいか花の種類、数共少なめでした。
・ 休憩するのに良い板の間の広場があり休憩する。  
・ 部分的に降水時にヌカルミになる区間は、木道や木の階段で整備され、歩きやすくなってました。(平成22〜24年施工の表示)。  
・ 木道に沿って両サイドにニッコウキスゲが次第に多くなり、やがてオオシラビソ林の中を進むと、 上ノ芝の湿原に着く。  
・ 上ノ芝を過ぎると、左前方に神楽ケ峰が間近に迫ってくる。  
・ 丸太を加工した階段状の道を登りきると、右から小松原コースを合わせる。 途中視界が開けると、左下眼下に紺色の田代湖(カッサロ湖)が見え出す。  
・ 股ずり岩の梯子を下りて、10分程登り、神楽ケ峰(2030m)に到着。
・ ここから一旦約100m下る。  
・ 途中にある冷たくて美味しい“雷清水”を飲み、少し下ると、お花畑と名付けられた鞍部に達する。 シモツケやニッコウキスゲなどが群生してましたが、やはり花の盛りを過ぎてたようでした。 
・ 花畑〜雲尾坂間はガレ場のトラバース、やせ尾根があり、足もとに注意しながら登る。  
・ 急登の木階段を登り終えると、苗場山の山頂付近の湿原になり、ワタスゲが丁度一斉に咲いてました。
・ 池塘とワタスゲの高層湿原の風景写真を撮る。
・ 木道を進み木道広場先を右折、苗場山山頂の標識が建てられた山頂に到着。  
・ 苗場山の山頂は全く山頂の気配が感じられません。 山頂は、三角点と山頂標識があるだけで、展望も何もありません。  
・ 付近一帯は2,000mを越える山頂とは思えないほど広い湿原が広がっており、池塘がいくつかあり、のどかな雰囲気を醸し出してくれてました。
・ 広大で池塘の多い高層台地の山頂部はあたかも楽園のようでした。
・ 付近の高山植物はワタスゲが主流ですが、ニッコウキスゲ等、ほとんど咲いてませんでした。 
・ 山頂部の湿原には木道が設けられていて、延々と彼方の山まで続いている気配が感じられました。  
・ 苗場山自然交流センターを廻り、再度山頂を経由して、下山開始。 
・ 下山は忠実に元の道をピストン。 時折涼しい風に吹かれながら、気持良く、下る。
・ 猛暑気味の中、予定の時間に下山完了。 
・ 一服後帰路に着く。平日の為、渋滞もなく、充実した二つの百名山の登山の旅でした。

* 【注意箇所】   
・ 特別危険箇所はありませんでした。

  登山者用駐車場   案内板  登山口 
 ヤナギラン  イワガラミ  かぐらみつまたスキー場
 トリアシショウマ  エゾアジサイ  クガイソウ(オカトラノオ?)
 シシウド  和田小屋前登山口  十八夜の月
 ゴゼンタチバナ  コケ
 ダケカンバ 開花後のコバイケイソウ  下ノ芝
 キンコウカ  中ノ芝  上ノ芝
 股スリ岩  神楽ヶ峰(八合目)  ウツボグサ
 マイズルソウの実  オオバタケシマラン(ユリ科)  〃
 紅葉したイワカガミ  リンドウ  キンコウカ
 ミヤマシャジン   雷清水  シモツケソウ
 タカネナデシコ  トリカブト  シモツケソウ
 キヌガサソウの実  雲尾坂  シモツケソウ
 ワタスゲ  池塘&ワタスゲ  池塘
 高層湿原全景  苗場山 山頂 (2,145m)  苗場山頂ヒュッテ
 モウセンゴケ  苗場山方面  キオン(アキノキリンソウ?)       タカネニガナ
 ヤナギラン  ヤナギラン&シシウド  ゴール



場山 登山記録 −2 

行程  2009年(平成21年) 7月20日(月・祭日)  晴   往復路  :マイカー  マイカー: ≫、 徒歩: →
4:40 練馬IC ≫(関越自動車道)≫湯沢IC 6:50 ≫7:50 かぐらみつまたスキー場P 8:05 → 和田小屋 8:30 → 9:30 下ノ芝 → 10:05 中ノ芝 10:15 → 上ノ芝 10:25 → 神楽ケ峰 10:45 → 11:40 苗場山 山頂 12:20→ 13:40 神楽ケ峰 → 上ノ芝 13:50 → 中ノ芝 14:10 → 下ノ芝 14:25 → 15:00 和田小屋 → 15:25 登山口P 15:40 ≫ 16:20 湯沢IC ≫(関越自動車道)≫ 19:30 練馬IC 。 

【 コメント 】 
・ 祓川コースでピストン。
・ いつも秋の山行でしたので、今回花のシーズンを狙って梅雨の晴れ間(九州南部と関東地方だけが梅雨明けしていますが)に出かけました。  
・ 練馬ICから湯沢ICまで、ETC休日特別割引で1,000円+近郊区間の500円合計1,500円(軽)。  
・ 関東地方は久々に朝から快晴、しかし関越トンネルを抜けると一転、梅雨空、霧模様、湯沢までくると次第に薄日が差してきて一安心。  
・ 湯沢ICから国道17号線に入り、右側に大きな標識で苗場山祓い川コースがあり、右折標識に従いやがて林道に入りしばらく行くと一般車両進入禁止の表示のあるゲートに到着。  
・ この林道は登山者以外は通行禁止で、(山菜採り禁止)登山届けポストがありました。  
・ ゲートから6.9kmで目的地、途中4.2kmで右折、狭い林道になりましたが舗装路面状態は良く対向車もなく順調に“かぐらみつまたスキー場内の第2リフト町営駐車場”(標高1,220m)に到着。 この先は和田小屋宿泊者以外進入禁止の表示。  
・ 駐車場は約30台位で、9割方駐車していました。  
・ 水洗トイレ近くの登山口表示の場所から歩き始める。  
・ 約300m位は赤土の滑りやすいヌカルミ状の道でこのコース最悪の歩き難さでした。 並行蛇行して和田小屋までの林道があり、帰路は歩きやすい林道を使う。  
・ 難所を過ぎると、駐車場からの林道と合流、蛇行する広い砂利の歩きやすい林道を登り、和田小屋のあるゴンドラ山頂駅前の登山口に到着。  
・ ここから登山道となり、ゲレンデ横を登る。  
・ 登山道は前半、石がごろごろしたガレ場と粘土質ベースで、やや歩き難い。  
・ 暫く登ると五合半、六合目と言った道標があり、約1時間で祓川コース最初の休憩場所である下ノ芝(1703m)に到着。  
・ 下ノ芝は、狭い湿原で木道の脇に板敷きの休憩所が設けてあり小休止。  
・ やがて露岩が増えやや歩きやすくなり、中ノ芝に到着。 ニッコウキスゲにようやく出会えました。休憩するのに良い板の間の広場があり休憩する。  
・ 湿気でヌカルミになっていた部分は現在、木道、階段等を整備し歩きやすくなった。  
・ 木道に沿って両サイドにニッコウキスゲが次第に多くなり、やがてオオシラビソ林の中を進むと、 上ノ芝の湿原に着く。  
・ 上ノ芝を過ぎると、左前方に神楽ケ峰が間近に迫ってくる。  
・ 丸太の階段状の道を登りきると、右から小松原コースを合わせる。 途中視界が開けると、左下眼下に紺色の田代湖(カッサロ湖)が見え出す。  
・ 股ずり岩の梯子を下りて、10分程登り、神楽ケ峰(2030m)に到着。ここから一旦約100m下る。  
・ 途中にある冷たくて美味しい“雷清水”を飲み、少し下ると、お花畑と名付けられた鞍部に達する。ニッコウキスゲを始め紫、黄、白と色とりどりの花が咲いている。  
・ 花畑〜雲尾坂間はガレ場のトラバース、やせ尾根があり、足もとに注意。  
・ 急登の木階段を登るとやがて苗場山の山頂付近の湿原になり、右前方に小屋が見え木道を進み木道広場先を右折、苗場山山頂に到着。  
・ 苗場山の山頂は全く山頂の気配が感じられません。 遊仙閣の裏庭のような場所に三角点と山頂標識があるだけで、展望も何もありません。  
・ 付近一帯は2000mを越える山頂とは思えないほど広い湿原がひろがっており、ややガスっていたため幻想的な雰囲気を味わいました。  
・ 広大で池塘の多い高層台地の山頂部はあたかも楽園のようで、快晴で半月早ければ多種の高山視植物が花咲かせ最高の景色を見られたに違いありません。  
・ 付近の高山植物はワタスゲが主流で、池塘が無数に点在していました。  
・ 山頂部の湿原には木道が設けられていて、延々と彼方の山まで続いている気配が感じられました。  
・ 山頂にある山小屋「遊仙閣」は営業休止中、 苗場山自然交流センターでの宿泊者が多数いるようです。  
・ 下山は忠実に元の道をピストン。 滑りやすい木道部分と、粘土質部分は慎重に下る。  
・ 予定の時間に下山完了。一服後帰路に着く。  
・ 海の日の祭日の為、高速道路はやはり渋滞、覚悟していたよりは大渋滞にならず朝より1時間程度余計にかかった程度で済みました。 【注意箇所】   
・ 特別危険箇所はあり
ませんが、全般的にガレ場と粘土質ベースのため雨天時はスリップに注意。   
・ スパッツ着用。下山時はストック必要。   
・ 対面者: 30人団体:1、15人団体:3、 他 約40人。

高坂SAからの日の出 第2リフト町営駐車場前の登山口 第2リフト町営駐車場
ゴンドラ山頂駅前の登山口 下ノ芝 下ノ芝付近のワタスゲの生えた湿原
七合半 下ノ芝 中ノ芝 : ニッコウキスゲ
神楽ヶ峰(2030m) 雷清水 お花畑
お花畑付近  〃  ニッコウキスゲ  〃  〃
苗場山山頂直前 苗場山山頂 苗場山山頂付近の池塘


場山 登山記録 −1

行程  平成6年10月31日  晴   往復路  :電車  マイカー: ≫、 徒歩: →
@  東京 7:37 ⇒⇒ 8:59 越後湯沢  ≫  和田小屋 10:00 → 下ノ芝 →  12:30 苗場山 山頂 13:30 →赤湯温泉 山口館 泊          
 A  赤湯温泉 6:00 → 7:00 林道終点 → 8:30 元橋 → 8:35 平標登山口 → 9::50  平標山の家 → 10:25 平標山頂 → 11:15 仙ノ倉山 → 11:50 エビス大黒の頭  → 毛渡乗越 12:30 → 万太郎山 13:35 → 大障子ノ頭小屋 14:20 → 中ゴー分岐 15:45 → 16:10 肩の小屋 → 谷川岳山頂 16:30  → 17:00 ラクダノコブ  → 18:30 林道 →19:10 土合 20:42 ⇒⇒ 21:08 越後湯沢 ⇒⇒ 23:06 東京 

【 コメント 】 
・ 秋晴れの2日間、素晴らしい紅葉を満喫出来た。   
・ 苗場山 山頂付近の広々とした池塘は気持ちが良かったので1時間近く昼寝出来た。   
・ 赤湯温泉 山口館で宿泊。露天風呂で汗を流す。   
・ 翌日も快晴、写真を撮りながら足早に谷川岳へ向かう。   
・ 途中、平標・仙ノ倉山・万太郎山等の雄大な山を縦走。   
・ 土合で一泊する予定でしたが、本日営業休止とのことで、やむなく最終の電車で帰宅することにした。

7.赤湯付近 8.赤湯 ⇒  元橋 9.赤湯 ⇒  元橋
10.赤湯 ⇒  元橋 11.平標山 山頂より、仙ノ倉山方面 12.仙ノ倉山 山頂
13.エビス大黒の頭より、毛渡乗越・万太郎山 14.万太郎山方面 15.谷川岳、肩の小屋