東 北 | 17 | 朝日岳 | あさひだけ | 1,870m | 2015 平成27年8月 6日 2003 平成15年8月 6日 |
古寺登山口 : 680m 差= 1,190m 朝日鉱泉登山口 : 550m 差= 1,320m |
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17.朝日岳
・ 山形県と新潟県の県境上、朝日山地の南部にある山塊。
・ 主峰の大朝日岳(標高1,870m)は県境ではなく山形県に属する。 その他北東に小朝日岳(標高1,648m)、北西の県境上に西朝日岳(標高1,814m)がある。
・ 北の出羽三山、南の飯豊連峰とともに磐梯朝日国立公園に含まれる。 朝日という山の名は日本に十数座あるが「朝日連峰」といえばこの山のことを指す。
・ 大朝日岳は、山形・新潟両県の県境にある朝日連峰の主峰で、標高は1,870m。
・ 朝日連峰の中でも登山者が最も多く、朝日連峰の縦走登山の起点・終点ともなる、まさに朝日連峰の「盟主という存在。
・ 大朝日岳に限らず朝日連峰は開発の手があまり入っておらず、山岳本来の姿が残される。 食料や装備品を自ら担いで長時間の山行ができる体力と技術が必要。
・ 朝日岳は聳え立つ孤高の火山と異なり、大朝日岳、西朝日岳、寒江山、以東岳を主稜とする連峰であり、その主峰が大朝日岳である。仰ぎ見る山容は主峰にふさわしい端正な三角錐を呈しており、かつては剣頭山とも呼ばれていた。
・
* 大朝日岳山頂避難小屋 ・・・収容人数が100人の避難小屋、平成11年に建造。 食事等は出来ない。布団もないので、寝袋持参。 小屋の付近に水場はないので、中岳の方へくだって15分ほどいったところにある金玉水を汲んでくる。 避難小屋なので、予約等は必要なし。 テント禁止。
《 登山ルート 》
@ 朝日鉱泉口→以東岳口 : 縦走
・ 朝日鉱泉→鳥原小屋→小朝日岳→大朝日小屋→大朝日岳→大朝日小屋→西朝日岳→竜門岳→竜門小屋→寒江山→北寒江山→三方境→狐穴小屋→以東岳→オツボ峰→大鳥小屋(タキタロウ山荘)→七ツ滝沢橋→泡滝ダム。
A 朝日鉱泉口(小朝日岳経由 中ツル尾根) : 周回
・ 朝日鉱泉→鳥原小屋→小朝日岳→大朝日小屋→大朝日岳→朝日鉱泉。
B 古寺鉱泉ピストン
・ 古寺鉱泉〜小朝日岳へ登り約4時間(下り約3時間)、小朝日岳〜鳥原山〜古寺鉱泉へ下り約3時間30分(登り約4時間30分)。 約12km 累積標高差上り下りそれぞれ約1100m。
・ 古寺鉱泉の登山口からの登山道は、水の枯れない水場が豊富にあり、危険箇所が少なく、大朝日岳登山に最も多く利用されて いるルートです。市販の地図に記載の標準的なコースタイムは登りで6時間程度。
【 山名の由来 】
・ この山の東側に高い山がなく朝の陽光をまともに受け、日の出を拝むことができるという山名。
【 登山・ガイド 】
・ 朝日連峰 登山 コースデータ 日本百名山
・ 朝日連峰ルート紹介 - 大江山岳会 〜大朝日岳の道案内〜
・ 大朝日岳 ? 山形県ホームページ
・ 朝日山岳会 (〜フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より) .
朝日岳 - 2
2015 平成27年 8月 5日(水) 晴 | 往複路: マイカー | マイカー:⇒、 徒歩: → |
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東根 4:40 ≫ 5:10 古寺鉱泉 P 5:20 → 6:45 一服清水 → ハナヌキ峰分岐 → 三沢清水 6:45 → 7:50 古寺山 → 8:15 熊越 → 銀玉水 9:20 → 9:50 大朝日岳山頂避難小屋(大朝日小屋) → 10:10 大朝日岳(山頂)(1,870m) 10:20 → 10:30 避難小屋 10:50 → 12:15 小朝日岳 12:30 → 古寺山 12:50 → 14:30 古寺鉱泉 ≫ 月山IC ≫ 20:00 東京 |
【 コメント 】
・ 久々に東北の名山巡りを計画、出羽三山と鳥海山、大朝日岳を巡る旅に出かけました。
・ 初日は東京から東北道、山形道の月山ICまで約460km走り、湯殿山神社と羽黒山を巡り、翌朝鳥海山登山を行いました。
・ 二日目は花畑が最高の鳥海山を最もポピュラーな鉾立(象潟口)コースのピストン登山、三日目も快晴の天候に恵まれ、出羽三山の主峰“月山”を、最もポピュラーな羽黒口:八合目コースのピストン登山と、天童市の隣の東根市にある日本最大のケヤキの巨樹を訪問。
・ 最終日の今日は、奥深い朝日連峰の最高峰“大朝日岳”登山です。
・ 早朝3時半過ぎに起床、東根市から287号線で寒河江市の左沢へ向い、所々0.5車線の27号線で地蔵峠まで行き左折、終点まで舗装路ですが狭い林道に入り古寺鉱泉のほぼ満車状態の駐車場に5時過ぎに到着。
・ 古寺川の清流に発生する「こすじろう」と呼ばれるアプが飛び交っていたので、締め切った車中で準備。
・ 今日も快晴の下、マイペースで花の写真などを撮りながら、東北の秘境の山を味わいながら登り始める。
・ 出発後すぐに古寺鉱泉朝陽館の建物が対岸に現れ、橋を渡って古寺川に沿って少し進むと登山道は山腹をジグザクに登り、尾根上に出る。
・ 白神山と同様、朝日連峰はブナ林が多いようで、朝日を浴び、早朝の涼しい空気を吸いながら緑の樹林帯の間を進んでいくとやがて、一服清水に到着。
・ 非常に冷たい清水で顔を洗い手首を冷やす。 最初の休憩ポイントには良い場所で、先行の登山者3名ほどが一服中でした。
・ 一服清水から10分程でハナヌキ峰分岐に到着、ここからはやや急登となり、暑くなってきたので団扇を扇ぎながら進むと、水量の多い三沢清水に到着。
・ やや緩やかな登山道になり、少々下ってからやや急登を進むと、やがて古寺山に到着。
・ 南西方向に見える小朝日岳へのルートが確認でき、頂上を巻く道が良く分かりる。
・ 雲が湧く恐れがあるので早目に山頂へ到着したいので、往路は巻き道、復路で小朝日岳を登ることにします。
・ 古寺山から少し下り急坂を登っていくと小朝日岳巻き道分岐の標識が現れ、この先で右へ入り巻き道を進む。
・ 合流点を過ぎ、熊越の鞍部まで下り、登り返すと、ここからは緩やかな穏やかな優雅に続く稜線散歩が出来る尾根道が続いてるのが視野に入り、楽しみながらの登山を味わえました。
・ 緩やかに登って行くと1,591mのピークで、大朝日岳の展望を眺めながら一服。
・ しばらく進むと、最後の三番目の水場、“銀玉水”に到着。 雪渓の水のようで非常に冷たかった。
・ 一服後、進んでいくと丸太と石を組み合わせた階段があらわれ、ようやく高山植物の花々が見れ撮影。
・ 低目の1,769mのピークがあり、朝日嶽神社奥宮と書かれた標識がありました。
・ すぐに大朝日避難小屋に到着。 絵になる鐘があり、前方の中岳をバックに写真を撮りました。
・ 周辺は沢山の花が咲き誇ってました。
・ リュックをデポし、大朝日岳山頂を目指して空身で出発、登山道脇にも多くの花が咲いてました。
・ 10分程で山頂に到着。 さほど広くはないですが、パノラマ抜群で、方位盤があり、山容を確認しながら、周囲の景色を眺め堪能できました。
・ 下山は、往路を戻りました。途中、往路で巻いた小朝日岳を登りました。 前後の高低差では、復路の熊越からの方が50m以上厳しいようでした。
・ 誰もいない小朝日岳の山頂からは、朝日岳方面の雄大に広がった尾根の景色が素晴らしく、思い出に残りました。
・ 景色を満喫した後、古寺鉱泉へ向けて下る。
・ 小朝日岳から、島原山経由でもそれほど遠周りにはならないようですが、情報が少ない為確実な往路を戻りました。
・ 小朝日岳から巻き道合流地点までは、かなりガレてる個所がありかなりの下り坂の為スリップに注意が必要でした。
・ 各清水毎に休憩し、14時半に予定より多少早く到着しました。
・ 相変わらずアブが飛んでましたので、直ぐに出発、アブのいない見晴らしの良い地蔵峠先まで行ってから身支度と休憩をとり、非常に走り易い27号線に入り30分程で月山ICに入り、約6時間かけて東京到着、無事帰宅しました。
・ 4日間とも晴天に恵まれ、出羽三山と鳥海山、大朝日岳登山を完遂、充実した素晴らしい山行が出来感謝です。
* 全コース迷路、特に危険箇所等なし。
【 朝日岳 〜 2 】 | ||
古寺登山口駐車場 | 朝陽館 | |
モルゲンロート風になった登山道 | 朝日 | タマゴダケ |
オオカメノキの実 | 入山者数調査用カウンター | |
コブシの実 | 最初の水場:一服清水 | エゾアジサイ |
ダケカンバ | タマゴダケの玉子 | クワガタカミキリ |
二番目の水場:三沢清水 | 古寺山山頂より大朝日岳方面 | 古寺山 → 小朝日岳 |
(キツネタケ) | イワハゼの実 | 〃 群生 |
最後の水場:銀玉水 | イチゴ | アザミ |
ヨツバシオガマ | ハクサンフウロウ&シシウド | ミヤマリンドウ |
タカネマツムシソウ & 中岳:大朝日岳付近より。 シシウド & 中岳:大朝日岳付近より | 大朝日小屋前より北方 中岳方面 | |
ウメバチソウ :大朝日小屋前にて | 大朝日小屋前より東方 小朝日岳方面へ延びる登山道。 大朝日岳 山頂 | |
大朝日岳 山頂。 大朝日小屋前より北方 中岳・西朝日岳方面。 キノコ(エセオリミキ) & イワカガミ & ヤマハハコ | ||
ミヤマリンドウ | 紅葉したナナカマド | ミヤマアキノキリンソウ& |
コケモモの実 | 紅葉始まり | マイズルソウの実 |
大朝日小屋 → 小朝日岳 | 小朝日岳 山頂 | 小朝日岳 山頂より朝日岳 |
小朝日岳 山頂より古寺山方面 | 古寺山 : 古寺鉱泉方面 | 〃 : 朝日岳方面 |
下山時の駐車場 | 寒河紅河 & 山形自動車道 & 月山 |
朝日岳 -1
(朝日連峰) 1,870m 平成15年8月6日 単独
鉄道:⇒⇒、 バス:⇒、 徒歩: →
コース : @ 東京 ⇒⇒山形 ⇒⇒左沢(アテリサワ) ⇒朝日鉱泉 泊
A →小朝日岳 →大朝日岳山頂 →西朝日岳 →流門山 →狐穴小屋 泊
B →以東岳 →大鳥小屋 →泡滝ダム ⇒鶴岡(温泉途中下車) ⇒⇒新潟 ⇒⇒東京
コメント : 朝日鉱泉の“ナチュラリストの家”に宿泊予約で、左沢駅前からマイクロバスで宿まで。
・ お花畑は銀玉水から先、特に大朝日〜以東岳間が最高。 マツムシ草密生。
・ 大朝日山頂展望雄大です。
・ 中腹以下はブナ林豊富。
・ 稜線上はお花畑、残雪、池塘多数点在し、すばらしい縦走路。
・ 時期を変えてまた行きたい山である。
【 朝日岳 〜 1 】 | ||
1.大朝日岳 登山口(朝日鉱泉:ナチュラリストの家泊) | 2.大朝日岳直下 | 3.大朝日岳直下 |
4.大朝日岳 山頂 以東岳方向 | 5.大朝日岳直下 | 6. 大朝日岳 → 以東岳 |
7. | 8.キスゲ | 9.ミヤマリンドウ |
10.以東岳直下 | 11.クルマユリ | 12.ハクサンチドリ |
13.トリカブト マツムシソウ | 14.ヨツバシオガマ | 15.ハクサンイチゲ |
16.チングルマ&ハクサンフウロウ | 17.チングルマ | 18.七つ滝、 泡滝ダム |