登山記録写真           
                  《  決定版・花の百名山 》

九州 F95 多良岳 たらだけ 983 2,009 平成21年5月27日(水) 単独 標高差
約660m

   F95.多良岳    標高=983m  黒木バス停 305m   黒木登山口P 標高=320m、標高差≒660m

行程  2,009(平成21年)5月27日(水) 曇り  往複路 : 航空機、レンタカー  レンタカー: ⇒ 徒歩: →  単独
B  鳥栖 5:00 ⇒ 鳥栖IC  ⇒ 大村IC 6:30 ⇒ 6:50 黒木(多良岳登山口)P 7:00 → 7:15 林道・登山道入口 → 8:10 西野越 8:15 → 8:20 金泉寺 → 8:50  多良岳(国見岳) 山頂(996m) 9:05 → 金泉寺 9:25 → 西野越 9:30 → 10:10 林道・登山道入口 → 10:25 黒木(多良岳登山口)P ⇒ 大村IC ⇒ 武雄のクス訪問 ⇒ 川古のクスの木 ⇒ 衣掛の森のクス訪問 ⇒ 湯布院 泊 

《九州地方: 二百名山巨樹巡り》 
    1日目 (H21.5.25): 羽田空港 ≫≫ 大分空港 ≫ 由布岳 登頂 ≫ 大分。
    2日目 (H21.5.26): 大分 ≫ 大船山 登頂 ≫ 九重山 登頂 ≫ 鳥栖。
    3日目 (H21.5.27): 鳥栖 ≫ 多良岳 登頂 ≫ 武雄のクスの木訪問 ≫ 川古のクスの木  ≫ 衣掛の森のクスの木 ≫ 湯布院。
    4日目 (H21.5.28): 湯布院 ≫ 英彦山 登頂 ≫ 本庄のクスの木 ≫ 隠家の森のクスの木 ≫ 延岡。
    5日目 (H21.5.29): 延岡 ≫ 大崩山 登頂 ≫ 別府。 
    6日目 (H21.5.30): 別府 ≫ 英彦山登山口 ≫ 大分 観光 ≫ 別府 観光 ≫ 大分空港 ≫≫ 羽田空港。
 * 今回も公休日等を最大限生かし、年次休暇を3日だけで済ませ、JTBの出張パックを利用、6万2千円のパック料金(往復航空、レンタカー、1泊)と約5万円(4泊素泊まり、食事代、高速代、ガソリン代、観光代、土産)で効率よく百名山を1山、二百名山を3山、決定版花の百名山を2山及び、巨樹(全国No10以内)を5カ所、大分の高崎山自然動物園観光、別府温泉巡りの5泊6日の旅を無事遂行してきました。

【多良岳】(たらだけ)  : 決定版 花の百名山
 ・ 多良山(たらだけ)は、佐賀・長崎両県にまたがる多良火山群の主峰。
 ・ 標高996メートル。頂上は佐賀県藤津(ふじつ)郡太良(たら)町に属する。
 ・ 多良岳信仰や修験道(しゅげんどう)の霊場で知られた名山。
 ・ 多良火山は、東は有明海、西は大村湾に臨む円錐形の死火山であるが、山頂付近には、多良岳、経ヶ岳(1076メートル)、五家原(ごかわら)岳(1057メートル)の三つの主峰がある。
 ・ 長崎・佐賀両県にまたがる多良山系は五家原岳(1,057m)、多良岳(983m)、経ヶ岳(1,076m)などから形成されている。
 ・ 多良岳は平安時代から真言密教の修験場として有名であり、9合目の金泉寺から石仏、凡字岩などの遺跡が残るとともに、春のシャクナゲ、秋の紅葉、冬の霧氷などで一年中楽しめる。 
 ・ 長崎県と佐賀県の県境に位置する多良岳(983m)は標高1000m前後の山が連なる多良山地の中央に位置している。
 ・ この山は奈良時代から霊場として知られる山で、山頂には太良岳神社があり多くの石仏や梵字が刻まれた岩壁などもある。
 ・ 多良岳の登山道には、オオキツネノカミソリなどの高山植物や、ドウダンツツジが美しく、道端には数多くの石仏が木々のなかでたたずんでいる。
 ・ 秋の紅葉、冬の霧氷など美しい自然に恵まれ、日帰りトレッキングを楽しむには最適。
 ・ 山頂には和銅年間(708〜715年)に創建された多良岳権現が奉られ、今なお密教的な雰囲気が漂う。>
 ・ 役の行者座像 ・・・太良嶽神社の石の鳥居の側にまつられている下駄をはいた白髭の石像。
 ・ 太良嶽神社上宮 ・・・ 多良岳山頂の太良獄神社上宮の石祠は、大正12年9月、太良獄神社神官他太良村の有志によって建立され、その石材は神水泉(しめ川)付近から採ったと言われる。
 ・ 多良岳西野越のオオキツネノカミソリの大群生地は、全国でも有名な花の名所。
 ・ 周辺はヤマボウシ・リョウブ・ヒメシャラ・ツバキ・ナナカマドなど多くの樹木が繁り、豊富な原生林を形成している。
 ・ 小鳥の天国で、小鳥のさえずりを聞きながら、多良岳の山中で森林浴を楽しめる。
* 《 花 》  ・・・ オオキツネノカミソリ” =ヒガンバナ科   オレンジ色   ⇒  オオキツネノカミソリ
   ・・・ 夏: 7月下旬〜8月上旬)、多良岳西野越の“オオキツネノカミソリ”の大群生地は、全国でも有名な花の名所。
  ・ キツネノカミソリという名前は狐の剃刀に由来しており葉の形からつけられています。
       ・ 葉はやや幅の広い線形で、柔らかく明るい緑色。
       ・ 多年生、11月〜3月に30〜40cmのカミソリ型の葉をつけた後、枯れオレンジ色の花を3〜4個咲かす。ヒガンバナのような感じ。
       ・ 金泉寺近くの斜面で見事な大群生を見ることができる。
      春: 3月、マンサク: 座禅岩付近。
《登山のメインコース》
 ・  @ 佐賀県太良町の中山キャンプ場を通るルート。
    A 高来町の轟滝を通るルート。
    B 西側の大村市黒木からのルート。
 ・ 金泉寺には県営の山小屋があるが、土日祭のみ営業のようなので事前に確認すること。
                                                                    (〜フリー事典等より) 
【コメント】
 ・ 「九州の百・二百・花の百名山登山・巨樹訪問の旅」の3日目、決定版花の百名山へ向けて出発。
 ・ 薄曇りの天気の中、長崎自動車道の“大村”ICを出て、444号線を約10k、ダムの先で黒木町への道へ入り、案内板に従って左カーブの場所で右側の細い道へ直進、駐車場の案内板に従って終点まで進み駐車。
 ・ 多良山系の火口内壁にあたる黒木登山口からのルートで登山開始。
 ・ 林道を約15分進むと案内板があり、右側に多良岳登山道が伸びており、進む。
 ・ “ツーツーピィー”のシジュウカラや“ツーピー、ツツピー”のヤマガラ達の小鳥のさえずりを聞きながら、多良岳の山中での森林浴を楽しみながら登る。
 ・ 八丁谷シベ沢の源流〜金泉寺間が“オオキツネノカミソリ”の群落地で、7月下旬になればオレンジ色の花が林間を染めるとのことですが、まだ時期が早いため、残念ながら一本も咲いていませんでした。 
 ・ 鳥居の手前に掲示板(説明板)、その付近に「役ノ行者」(奈良時代の山岳呪術者、修験道の祖:役小角)の石像があり、一枚下駄が供えてありました。
 ・ 多良岳の標高が紛らわしい。 ・・・ 国土地理院の五万分の一の地形図を調べると、三角点の標高は996mの(多良岳国見岳))、多良岳((前多良岳)(東峰))は983m、西野岳は963m、となっています。ガイドブックでは983mの前多良岳を採用していました。
 ・ 最高点の多良岳(国見岳)に到着、岩の上に立つと眺望が抜群。
 ・ 石段を登ると多良権現の石祠のある、多良岳:(前岳)(983m)に到着。木が生い茂り展望はありませんでした。
 ・ 早々に登山を済ませ、次の目的地の武雄の巨樹訪問で出発。

 * コース登山道 : 全般的に良く整備された明瞭な道。
 * 危険箇所   : 特別なし。
 * 全行程対面者: 個人約10人
 菅瀬ダム付近より  案内板   終点の駐車場先
 西野越分岐点  〃 金泉寺先 分岐  キイチゴの仲間
 中山キャンプ場・多良岳分岐点  縁の行者像  多良岳への階段
 多良岳 手前   多良岳 直前のレスキューポイント
 六体地蔵付近の鎖場 多良権現のある多良岳頂上   多良岳 山頂
 多良山系の野鳥案内板  〃