登山記録写真  
 

その他の山
関東:群馬県
物語山 ものがたりやま 1,019 m 2014年(平成26年)5月3日(土) 標高差約610m (累計標高差:約810m)

《 物語山 》 
 ・ 物語山は西上州にある山。 昔このあたりにあった城を守る兵たちが財宝を埋蔵した物語により、山名がつけられた。
 ・ 周辺で有名な山は荒船山。
 ・ 妙義方面の展望のよい西峰と展望のあまりよくない東峰がある。
 ・ サン・スポーツランド駐車場からのピストンで登山口まではかなり荒れた林道歩き。
 ・ 以前は、登山口駐車場まで通行可能だったようでが、今は非常に荒れ果てた状態で、一ヶ所崩壊が激しく沢への迂回路へ回り込む状況です。
 ・ 落武者終焉の地、メンベ岩がある。
 ・ 登山口からコルまでは30分〜40分の急登が続く。
 ・ コルまで来れば景色も開け気持ちが良い。
 ・ コルから左に上ると西峰(967m)、右に上ると物語山山頂(1019.1m)。

 【 山名の由来 】
伝説その1
 ・ 戦国時代、敵の手を逃れて「メンベ岩」にたどり着いた武将が藤づるを頼りによじ登ったものの、追手を恐れて藤づるを切ってしまい下りられなくなり、そして一行は仕方なく最後には覚悟を決めて切腹して果てました。
伝説その2
 ・ この山にあるメンバ岩の上で武者が金銀 の財宝を埋蔵して壮絶な死(切腹)を遂げた物語があるのでその名が付いたと言われている山です。この財宝を目当てにメンベ板岩を登ってくる者は必ず墜死の憂き目に合うと言われています。
 ・ この物語山は、戦国時代末期の豊臣氏の小田原城攻めと同時期、この地にあった幽崖城も豊臣方前田勢の攻撃を受け、落ち武者がこの山中に逃げ込み、マナイタ岩(メンバ岩・・この地方ではうどんをつくるまな板のことをメンバ板という)の上で壮絶な死(切腹)を遂げた。size=-1>
 ・ 昔このあたりに あった山城が戦で陥落し、城を守る兵たちが財宝を城から持ち出し山頂の西にあるメンベ岩へ、フジツルを頼りに登り、頂に財宝を埋蔵したのち、フジツルを切って全員切腹して果てたという物語≠ノより、この山名がつけられたという。
 ・ またメンベ板とはこの地方で手打ちうどんを打つときの板のことをいい、メンベ岩の岩峰もこの板を立てかけたように見えるため、この名が付けられたと言う。 
   この奇岩には上記のように、メンベ岩説とメンバ岩説の両説がある。
 ・ 物語山という山名は、上記の伝説その1・伝説その2による言い伝えからくる説と、昔、琵琶法師がこの山で行をしたので付けられたという説がある。
    ※   引用HP: 山歩きアラカルト
                                                             (〜フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)

 【 山行記録 】
 《 物語山 》 -1
 2014年、平成26年 5月 3日(土)
行程  平成26年5月3日(土)  晴   往復路 =マイカー :≫、 徒歩: → 標高差約610m (累計標高差:約810m)
 練馬 IC 4:40 ≫ 下仁田 IC ≫ 254号線 ≫  7:40 サン・スポーツランド P(物語山登山口) → 8:50 物語山:西峰(967m) → 9:15 物語山:東峰(1019m) → 10:35 サン・スポーツ P ≫ 10:50 内山峠P → 一杯水 11:50 → 12:05 トモ岩・荒船山絶壁 12:20 → 12:40 行塚山(荒船山) 山頂 12:50 →  13:10 荒船山絶壁 → 13:50 内山峠P  14:00 ≫ 練馬 IC 16:00

【コメント】
 ・ 見頃になったアカヤシオを撮りに、昨年登山した“両神山”以外の群生して見頃の関東近県の山でとして、“物語山”が相応しと判断し、計画していましたが、天候や用事で延びてしまい、最後のチャンスとして、連休で混雑が予想されますが5月3日に出かけました。
 ・ 早朝5時には関越道に入りましたが、自然渋滞と事故渋滞で、予定より1時間以上遅れて、物語山の登山口近くの広い“サン・スポーツランド”駐車場に到着しました。
 ・ 下仁田ICからは、八重桜やハナミズキ、芝桜、フジ等を眺めたり、新緑の山々を眺めながらの、快適なドライブでした。
 ・ 準備後、出発、道路わきに物語山案内標識があり、登山道を確認。 
 ・ かなり荒れて歩き難くなった林道を、足元に注意しながら進む。 途中の道端には、ハシリドコロ、濃い紫色のタチツボスミレやエイザンスミレ、黄色のミツバツチグリやヤマブキなどが綺麗に咲いており目を和ませてくれました。
 ・ 水害で道半分が流されて無くなった個所では、一旦沢へ下って通過する。
 ・ やがて、登山口と思われる所から、直角右へカーブし、平ぺったい岩がガラガラ堆積した急登が始まります。
 ・ 薄い板のような石が敷かれているような浮き石だらけの急登で、踏むとカラカラと乾いた音がする。 落石にも気をつけ、標高差約 200mの直登がコルまで続いてました。
 ・ 登りながら後ろを振り向くと荒船山が迫って来ます。
 ・ 小広いコルに着き、右が物語山で左は西峰。 まずは標高の低い左の“西峰”への急登を進むと、満開のミツバツツジが迎えてくれその先が西峰山頂。
 ・ 西峰山頂も満開のミツバツツジがあり、特徴的な妙義山バックに写真撮影。
 ・ 西峰の物語山(967m)山頂からは、特徴のある“妙義山”が真っ先に飛び込んできます。 アカヤシオと一緒に妙義山の写真を撮り、荒船山、榛名山、赤城山、上州武尊山、日光連山、左手間近の浅間山を眺めながら小休止。
 ・ 心地用良良風に吹かれながらしばしの間、景色を堪能後、一旦コルに降り、登り返して、東峰への急登を進む。
 ・ 山頂付近は、多数のミツバツツジとアカヤシオが満開。 何枚も写真を撮りました。
 ・ “一株だけ黄色の“ヒカゲツツジ”が咲いてました。 初めて見ました。
 ・ 東峰の展望はあまりありませんでした。
 ・ 次の目的地、“荒船山”へ行くため早々に下山開始。
 ・ スリップに注意しながら軽快に駐車場まで戻りました。
  ※  危険個所 : 下りのガラ場のスリップに注意、他は特になし。

  254号線の山  〃  〃 
 サン・ スポーツランド  〃 :八重桜  〃 : フジ
 サン・ スポーツランド  登山案内板   サン・ スポーツランド → 登山口
 メンバ岩  ヤマブキ  〃
 ヤマブキ  ハシリドコロ  登山口付近
 沢 ケンマソウ  急登
 ハシリドコロ(走野老)  西峰直下のミツバツツジ  西峰山頂からの妙義山
 西峰(967m)山頂  西峰直下から東峰方面  東峰直下 1本だけ咲いてた“ヒカゲツツジ”
 ヒカゲツツジ  ミツバツツジ&妙義山  〃
 ミツバツツジ  〃  〃
  ミツバツツジ  〃  アカヤシオ(ヒトツバナと言うそうです)
 アカヤシオ  東峰(1,019m)山頂