登山記録・写真         
 


156.烏帽子(えぼしだけ)    2,628m    

【 烏帽子岳 】
 ・ 後立山連峰の最高峰であり、裏銀座縦走コースの拠点でもあり、三ツ岳、野口五郎岳をとおり、槍ヶ岳へ至ることができる。烏帽子岳の稜線上には明るい色の花崗岩質と砂礫で
形成された岩塔がそびえ立っており、その形から烏帽子岳と呼ばれている。
 ・ 
烏帽子岳(えぼしだけ)は、頂上部にオベリスク(縦長の柱状の岩)がある特徴的な山容を持つ 。

 ・ 高瀬ダムからブナ立尾根を経て烏帽子岳へ至る場合には、ブナ立尾根は北アルプス三大急登のひとつ。
 ・ 通称裏銀座といわれるコースの起点となる山である。山頂の南側には烏帽子池があり、北側には四十八池と呼ばれる池塘が点在し、ウサギギク、タカネバラなどの高山植物の
群生地となっている。

 ・ 
 《登山のメインコース》
 ① ブナ立尾根登山口からの登頂。 ブナ立尾根登山口は高瀬ダムから徒歩約30分。


【山名の由来】
 ・ 山頂のが尖った花崗岩の形状が烏帽子に似ていることに由来する。
 《花の見ごろ》
  6月~8月 : ウサギギク、タカネバラ等。 
         (~フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)


 156.烏帽子岳 - 2   

行程 2014 平成26年9月15日(月) 往復路:バス  バス:⇒、 タクシー:≫、 徒歩: → 単独
新宿 6:30  ⇒ 10:41 信濃大町沢 11:10 ≫ 11:50 高瀬ダム 12:00 →  ぶな立て尾根 16:15 烏帽子小屋 →  17:00 鳥帽子岳 17:40 鳥帽子小屋 泊  
 鳥帽子小屋 5:00 → 三ツ岳 6:30 → 8:00 野口五郎岳 8:15 → 真砂岳 → 11:00 水晶小屋 11:15 → 11:45 水晶岳 → 12:40 温泉沢の頭 →14:10 赤牛岳 14:20  → 17:30 水晶小屋 泊
 水晶小屋 4:50 → 5:50 ワリモ岳 → 6:25 鷲羽岳 → 7:10 三又山荘 → 8:40 三俣蓮華 → 10:10 双六岳  → 10:50 双六小屋 11:10 → 12:00 縦沢岳 → 15:00 千丈沢乗越 → 16:00 槍ヶ岳山荘 泊
槍ヶ岳山荘 5:45 → 6:00 槍ヶ岳 6:20 → 6:30 槍ヶ岳山荘 6:40 → 7:50 天狗原分岐 8:00 → 8:30 天狗池 9:00 →9:30 天狗原分岐 → 11:40 横尾山荘 → 13:40 徳沢園 → 14:40 明陣館 → 15:30 上高地バスターミナル 16:15  ⇒ 21:40 新宿

 コメント: 
  ・ 天候不順が続いていた今年の夏でしたが、ようやく好天が訪れる季節となり、以前から計画していた裏銀座コースの山行を行いました。
  ・ 烏帽子岳水晶岳赤牛岳鷲羽岳槍ヶ岳百名山3山二百名山2山の二泊三日の山旅です。
  ・ 高瀬ダムからの“ぶな立て尾根”を登り、烏帽子小屋に到着後、空身で烏帽子岳登頂後、同小屋で一泊。 翌日野口五郎岳、水晶小屋に到着後、空身で赤牛岳ピストン。 
3日目、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳を登り、槍ヶ岳山荘泊。 4日目、槍ヶ岳登頂後、上高地へ下山する山旅です。
 
  ・ 新宿から朝6時30分発の白馬行きのバスで、途中の信濃大町で下車。平日の早朝の為か3割程度の乗車率。
  ・ 信濃大町でタクシー相乗り予定でしたが、30分待っても一人もいなかったので、止むを得づ8,000円で、高瀬ダムまで乗車。 
  ・ 秋の気配を感じる中、いよいよ長旅の開始。 
  ・ ダム湖を眺めながらダムサイトを進み、真っ暗な長いトンネルを通過、数名の下山者と合いました。
  ・ 「北アルプス裏銀座コース登山口」の標柱があり、烏帽子小屋までの行程目安の番号が、12番から0番の順に設置されており、小休憩に丁度良いポイントになりました。
  ・ 『ぶな立て尾根』は、日本三大急登ですが、登山道が非常に歩き易く、ジグザグに登る為実質的な傾斜は緩和され、No.5から先と、No.4付近が急登でそれ以外は、実感としては、
さほど急登と感じませんでした。
  ・ 約4時間で小屋に到着。 予定どうり烏帽子岳への空身でのピストン開始。 小屋から見えるのはニセ(前)烏帽子で20分ほどで到着。 更に20分程で烏帽子岳に到着。
  ・ 展望のきいた山頂からのパノラマを満喫後、写真を撮りながら小屋へ戻りました。
  ・ 夕方、真っ赤に燃える夕焼け雲が現れ、夢中で撮影、久々に見た素晴らしい夕焼けでした。
  ・ 昨日は宿泊客が多かったようですが、今日はゆったりでき、熟睡。
  ・ 4時時起床、朝食を撮り、5時に出発。
  ※  以下 『赤牛岳』のページへ続く。

   ※  (1)三大急登 
     ① 飛騨山脈: 烏帽子岳へのブナ立尾根コース  高瀬ダム1,270m ⇒ 烏帽子小屋 2,520m。  (約1,250m/3.3km=380m/k)
     ② 甲斐駒ケ岳への黒戸尾根コース   (約2,200m/8km=280m/k)
     ③ 上越:谷川岳への西黒尾根コース。 土合 750m ⇒ トマの耳 1,963m (約1,210m/7km=170m/k)
   ※《 標高差第一位 》
     ① 剱岳への早月尾根コース
       : 馬場島760m ⇒ 2,998m(標高差=2,240m =210m/k)、累計≒2,400m/10.5km
     ② 甲斐駒ケ岳への黒戸尾根コース
       : 竹宇(ちくう)駒ヶ岳神社 770m ⇒ 2,967m (標高差=2,200m =280m/k)、累計=2,300m

  ・ 全コース、特に危険な箇所、不鮮明登山道は無し。

 信濃大町駅  案内板  プレート
 高瀬ダム   高瀬ダム湖  アザミ
 トンネル内を歩く  沢  不動沢
 ノコンギク&ヤマハハコ  ぶな立て尾根登山口(No.12→0:小屋)  苔生した岩
 キノコ  〃  〃
 サラシナショウマ  キオン  オオカメノキの実
 カエル  エンレイソウの実  No7.
 キノコ  アザミ  
 マイズルソウの実  キノコ  不動谷
 三角点((4))  タヌキ岩  ナナカマド&
 クサイチゴ  シシウド  アザミ
 キオン
 キオン  チングルマの傘  リンドウ
 ウメバチソウ  ウサギギク  イワギキョウ
 イワギキョウ  ダケカンバ
ゴゼンタチバナの実
 野口五郎・三ツ岳方面
 奇岩  遠方 ニセ烏帽子岳
 烏帽子岳 山頂 へ 480m  烏帽子小屋方面    烏帽子岳への急登
 烏帽子岳 山頂 2,628 m    ウラシマツツジの紅葉
 船窪岳方面   烏帽子岳  〃
 ウラシマツツジの紅葉  コマクサ  ダケカンバ
 ナナカマド  夕日  夕焼け
 夕焼け  〃  〃

 156.烏帽子岳 - 1 

行程 1993 平成5年8月31日(火) 往路:夜行 直通バス   復路 : 電車 マイカー: ≫ 鉄道:⇒⇒、 バス:⇒、 徒歩: → 単独
新宿 22:00  ⇒ 4:45 扇沢 5:15 → 9:10 針ノ木峠9:30 → 10:25 蓮華岳10:40 → 12:00 北葛岳 12:20→ 13:30 七倉岳 13:45 → 13:55 船窪小屋 泊
船窪小屋 5:30 → 7:15 船窪岳 7:25 → 10:40 不動岳 10:55 → 11:10 南沢岳 → 12:00 鳥帽子岳 12:10 → 12:40 鳥帽子小屋 泊
鳥帽子小屋 5:10 → 6:00 三ツ岳 6:10 → 7:20 野口五郎岳 7:40 → 真砂岳 → 9:30 水晶小屋 10:00 → 10:15 水晶岳 10:25 → 水晶小屋 10:45→ 12:00 鷲羽岳 12:35 →13:30 三俣山荘 13:50 → 14:00 三俣蓮華 14:20 → 15:30 双六岳 15:50 → 16:10 双六小屋 泊
双六小屋 5:30 → 6:00 縦沢岳 6:10 → 7:30 千丈沢乗越 7:45 → 8:40 槍ヶ岳 9:40 → 13:40 横尾山荘 13:55 → 14:40 徳沢園 14:50  → 15:20 明陣館 15:30 → 16:00 上高地バスターミナル 16:50  ⇒ 18:05 新島々 18:12 ⇒⇒ 18:42 松本 18:49 ⇒⇒ 21:40 新宿

 コメント: 
  ・ 扇沢 → 針ノ木峠迄約1,100の登り。
  ・ 蓮華岳から北葛乗越間は、クサリ・ハシゴの連続、注意。この間が今回の行程で一番歩き甲斐があった。
  ・ 各山頂からの展望はパノラマで素晴らしかった。
  ・ シーズン後半のため登山客は少なかった。
  ・ 全コース、特に危険な箇所、不鮮明登山道は無し。

1.扇沢 → 針ノ木雪渓  こけ群生 2.針ノ木峠より南方 ↑ 蓮華岳   ↑ 七倉岳
3.蓮華岳山頂より北方 4.七倉岳山頂より 北方 針ノ木 5.不動岳山頂より北方  針ノ木
6.不動岳 → 南沢岳 7.南沢岳 → 鳥帽子岳 チングルマ群生 8.鳥帽子岳 山頂
9.鷲羽岳→三俣蓮華 : チングルマ12. 10.三俣蓮華→双六岳 13. 11.左俣岳付近より 硫黄尾根方向14.