登山記録・写真                            
  

妙 高 153  飯綱山  いいづなやま  1,917m  2015 平成27年10月 5日(月)
 2008 平成20年10月12日(日)

 1999 平成11年10月28日(木)
 標高差約800m  単独

153 飯綱山

【 概要 】

 ・ 長野県信濃町にある標高1,917mの山。
 ・ 長野市中心部から北北西へ直線距離で10キロメートル余りに位置する。妙高火山群に含まれる成層火山。現在から約25万年前に噴火を始めた二重式火山で、約5万年前まで活動をしていた。古くから山岳信仰の霊山であり、修験道場が開かれ、また忍術や剣術の修業の地としても知られる。同じく修験道場として知られる戸隠山は、さらに西北西へ直線距離で10キロメートル余りの場所にある。両山共々蕎麦やスキー場でも名高い。
 ・ 飯綱山は、長野市の北端に位置している市の最高峰であり、頂上付近の山容は、霊仙寺山を除けば、二つ峰のある双耳峰だが、双耳峰の代表的な山である鹿島槍ケ岳とは、鹿島槍が急峻な岩峰であるのに対し、飯綱山は、しなやかな曲線を持ったおとなしい女性的な山。
 ・ 「斑尾、妙高、黒姫、戸隠、飯綱」の順に北信濃を代表する五つの山「北信五岳」の一つ
 ・ 全国に多くの分社を持つ総本山である飯綱神社だが簡素な社があり、頂上に至る登山道脇には1番の不動明王に始まる13体の石仏が点在する。
 ・ 鎮座してる石仏は下から順に@不動明王、A釈迦如来、B文殊菩薩、C普賢菩薩、D五番地蔵菩薩、E弥勒菩薩、F薬師如来、G観音菩薩、H勢至菩薩、I阿弥陀如来、J阿シュク、K大日如来、L虚空蔵菩薩。 (DとGとL以外はすべて登山道の左側)
 ・ 途中Cの普賢菩薩は、左約3m奥にあり35cmと小柄。
 ・ 途中、第11番の阿シュク如来は、「駒つなぎの場」と言われた場所で、馬返しするための小さな広場になっている。
 ・ 飯綱山は長野市の北西にある長野市では最高峰となる山で、昔から、飯綱修験霊場としても有名です。南山頂には飯縄神社(奥社)があり、烏天狗の姿をした神仏習合の神・飯縄権現が信仰されてきました。
 ・ 同地には、かつて「テングノムギメシ」(天狗の麦飯)と呼ばれる微生物の集合体が産出したと伝わり、これを"飯のように食べられる砂"という意味で「飯砂」と呼んだことが、飯縄の名の由来と言われています。
 ・ 山頂からの360度パノラマの眺望では、長野市方面や戸隠連峰、黒姫山など、ほかの北信五岳が間近に迫ります。
 ・ 登山道は北・西・南登山道の3通りありますが、南と西のルートが一般的。中でも、南登山道には、登山口から合計13に石仏があり、これを山登りのポイントにすれば、楽に山頂に到着でき。

《 登山路 》
  @ 長野市から南登山道(一ノ鳥居コース) ・・・ 山頂まで13の仏像が奉られ、もっとも人気が高いルート。
  A 戸隠村から西登山道(中社コース) ・・・ 最短コース。
  B 戸隠村から(瑪瑙山コース)
  C 牟礼村、信濃町から(霊仙寺山コース)
    の4本があり、一般的なコースは、@の一ノ鳥居、とAの中社コース。 所要時間はAの方が少しだけ標高が高い所から登るため、南登山道ほど道がジグザグでなく楽で、戸隠連峰の独特の山容を真正面に見られることがメリット。
 ・ 飯綱山は、トイレ・水場(南登山道には大腸菌類含有飲用不適の水場2ヵ所あり)・途中から日陰がない、「3ない」の山。
 ・ 長野市では、携帯トイレを持参して山頂付近に1つだけあるトイレブースで用を足して持ち帰るようにお願いしてる。

 《 山名の由来 》
  ⇒ 飯縄山の名称は、「飯砂(いいずな、飯のように食用となる砂の意)」に由来。
    信州で局地的に見られる菌類・藻類など微生物の複合体、「テングノムギメシ」(天狗の麦飯)のことを指す。
    かつては同山中に生息していたが現在は絶滅したともいわれる。凶作の時に飯綱三郎天狗がこの飯砂を配り人々を救ったという伝説がある。
  ・ 昔、飯縄流忍法の使い手天狗三郎が山中にあった「天狗の麦飯」を食べながら修行したところからきている。
  ・ 地形図には「飯縄山」と「飯綱山」の字が併記されている。
                             (〜フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)   

【 登山記録 】

飯綱山−3

行程  2015 平成27年10月5日(月) 往復路 : マイカー   マイカー: ⇒、 徒歩: →
@   自宅 ≫ 練馬IC 5:30 ≫ 長野IC ≫  戸隠バードライン ≫ 飯縄登山口 ≫ 第一不動明王 P 10:30 → 12:40 飯縄神社 → 12:50 飯縄山  13:20 → 14:40 第一不動明王 P ≫ 野反湖 観覧 ≫ 赤倉温泉 泊  

【 コメント 】
 ・ 紅葉シーズンを狙っての久々の飯縄山と妙高・火打山、及び雨飾山登山、2泊3日の山旅を計画し、天候と都合が良い日程がマッチしたので、山行実施できました。  ・ 初日は、飯縄山を登り、尿高の麓の赤倉温泉はくとしました。
 ・ 長野からのバードラインを通って、飯縄山登山口に到着。 第一不動明王駐車場までの狭い林道を進み、空きスペースに駐車。
 ・ 紅葉真っ盛りのシーズン中とあって平日でも狭い駐車場はほぼ満車の状態でした。 
 ・ 準備を済ませ、晴天の無風で快い気温の下、出発。
 ・ 前回と全く同じコースを辿る。 
 ・ 登山道の路傍には石仏が奉ってあり、一不動、二釈迦、三文殊と進む。
 ・ 駒つなぎ場の急登を登り、やがて右側に天狗の硯石に着く。 ここは見晴らしが良いので、景色を堪能し小休止。
 ・ 急登を登りきると、西登山道と合流し鳥居のある飯縄神社に到着。
 ・ 10分程で、飯縄山山頂に着く。山頂は広場になっていて2等三角点と標識が立っている。
 ・ 山頂から右へ下れば霊仙寺山へ、左へ下れば瑪瑙山に続く。 展望満喫後、出発点へ戻る。
 ・ ゆるやかな稜線上は見晴らしが良く戸隠連峰、黒姫山、妙高山、北アルプス、浅間山も見える、絶景ポイント。
 ・ 充分展望を満喫した後、往路を戻る
 ・ 駐車場に到着後、野反湖を観光した後赤倉温泉のホテルで2泊し、妙高と火打、翌日は雨飾を登って帰宅。
 ・ 天候に恵まれ、紅葉真っ盛りの素晴らしい山域を堪能できました。 

  飯縄山 登山口付近  飯縄山 登山口 第一鳥居  13の石仏
 第一不動明王  第二釈迦如来  第四普賢菩薩
 第五地蔵菩薩  第十阿弥陀如来  馬頭観音
 第十一阿?(シュク)如来  第十二大日如来   第十三虚空菩薩
 紅葉真っ盛り  〃  キノコ(ベニヤマタケ)
 ツルリンドウの実  紅葉真っ盛り  富士見の水場
 トリカブト  オタカラコウ  紅葉真っ盛り
 紅葉真っ盛り  ナナカマド  ウツボグサ
 戸隠中社分岐点  飯縄神社  山頂直下
 リンドウ  シラタマ  山頂直下より飯縄山
 マルバダケブキの穂  地蔵さん  飯縄山山頂 1,917m
 山頂からの展望  〃  〃
 〃  〃   戸隠中社分岐点
 紅葉真っ盛り  マルバダケブキの穂  紅葉真っ盛り
 紅葉真っ盛り  〃
 ノコンギク   飯縄山 登山口 第一鳥居
 大座法師池  〃  飯縄山全景
   サフラン : 野反湖入口  ナウマンゾウの親子 : 野反湖入口
 ナウマンゾウの親子の説明板  ナウマンゾウの親子  野反湖
 野反湖。          ナウマンゾウの親子化石発掘地 : 野反湖 湖畔

飯綱山−2

行程  2,008 平成20年10月12日(日) 往復路 : マイカー   マイカー: ⇒、 徒歩: →
@  赤倉温泉 8:00 ⇒ 飯綱山登山口 9:00  ⇒ 9:02 第一不動明王 P 9:20 → 天狗の覗石 10:40 → 飯綱神社 → 11:25 飯綱山 山頂 12:05 → 飯綱神社  → 13:30 第一不動明王 P  ⇒  黒姫高原コスモス園 観覧   ⇒ 赤倉温泉 泊  

【コメント】 
 ・ 前日の越後ウルトラマラソン完走後の為朝まで熟睡、ゆっくり出発。
 ・ 人気のある南登山道からのピストン。
 ・ 206号線で飯綱山登山口に到着、ここから舗装された林道を1k弱走ると第一不動明王の鳥居があり、行き止まり。Uターンして道路の左側に縦列駐車、すでに10台ほど駐車中。鳥居周辺を含め20台位駐車可
 ・ 登り始めるとやがて登山道に沿って所々に石仏に出合う。 最初に第一不動明王。これが山頂まで13ある。 
 ・ 鎮座してる石仏は下から順に@不動明王、A釈迦如来、B文殊菩薩、C普賢菩薩、D五番地蔵菩薩、E弥勒菩薩、F薬師如来、G観音菩薩、H勢至菩薩、I阿弥陀如来、J阿シュク、K大日如来、L虚空蔵菩薩。 (DとGとL以外はすべて登山道の左側)
 ・ 途中Cの普賢菩薩は、左約3m奥にあり35cmと小柄。
 ・ 途中、第11番の阿シュク如来は、「駒つなぎの場」と言われた場所で、馬返しするための小さな広場になっている。
 ・ ここからやや急登になり千日大夫屋敷跡に到着。ここの水場も、飲用不適。
 ・ 約2mのクサリ場を登り、下界の見渡せる「天狗の硯石」を過ぎすぐに、最後の第13虚空蔵菩薩を過ぎると視界が開け、すぐに中社コース西登山道と合流し、飯綱大明神の鳥居を左に見て少し登ると南峰の頂上に着く。
 ・ 1,909m地点で、木の杭と水準点みたいな石が埋まってる。前方に見えるピークが北峰の飯綱山で、標高にして約8m高い1,9017m。ほとんど同じ高さに見る。
 ・ 約10分で飯綱山に到着。山頂は広場になっていて2等三角点と標識が立っている。
 ・ 適当な大岩が点々とあり、ここで昼食。   
 ・ 山頂から右へ下れば霊仙寺山へ、左へ下れば瑪瑙山に続く。 展望満喫後、出発点へ戻る。
 ・  ゆるやかな稜線上は見晴らしが良く戸隠連峰、黒姫山、妙高山、北アルプス、浅間山も見える。絶景ポイントです。
 ・ 特に危険箇所、迷路等なし。
 ・ 下草、ヌカルミ等もなし。
 ・ 対面者:合流点〜山頂≒20人、以外=5人。

 第一鳥居  第二鳥居  第一不動明王
 A釈迦如来  B文殊菩薩  D五番地蔵菩薩
 E弥勒菩薩  G観音菩薩  H勢至菩薩
 I阿弥陀如来  馬頭観音  J阿シュク
 K大日如来  L虚空蔵菩薩  ミズナラ等の紅葉
 紅葉  〃  〃
 紅葉  西登山道との分岐点  飯綱山山頂
 飯綱山山頂より北アルプス連山  〃  飯綱山山頂より黒姫山方面
 波状高積雲  飯綱山 山頂  飯綱神社
 紅葉したチングルマ  紅葉  〃
西登山道分岐点より北アルプス方面  飯綱山 山頂方向  飯綱山 山頂方向
 飯綱山 山頂方向  大腸菌類陽性の検査表  ナナカマド
 登山道  第一不動明王 鳥居前のP  飯綱山全景
 黒姫山。    黒姫高原コスモス園のダリア。   池ノ平スキー場、いもり池より飯綱山全景
 黒姫高原コスモス園全景  ダリア

飯綱山−1

行程  1,999(平成11年)10月28日(木)〜30日(土) 往復路 : 電車   鉄道:⇒⇒、 バス:⇒、 徒歩: →
@ 前日 東京 ⇒ ⇒ 長野 ⇒ 中社バス停 → 飯綱山西登山口 → 飯綱神社 → 飯綱山 → 戸隠スキー場 → 戸隠高原 泊
A 戸隠高原 6:00 → 戸隠神社 → 戸隠山 10:00 →  一不動 11:10 → 高妻山 14:00 → 不動滝 15:30 → 戸隠キャンプ場 16:40 → 17:00 戸隠高原 泊
B 戸隠高原 6:00 → 大橋 10:00 → 9:40 黒姫山  10:30  → 七曲 →14:00  黒姫駅 14:52 ⇒⇒ 長野 15:31⇒⇒ 17:00 東京

コメント:
 《飯綱山》 
   ・ 中社バス停 → 飯綱山西登山口間に、面白そうな忍者村あり。
   ・ 標高差は、中社バス停より約700m、急登なし。
   ・ 山頂は360度の展望。

 《戸隠山》
   ・ 戸隠神社付近の紅葉真っ盛り。
   ・ 戸隠山前後は危険箇所あり、要注意。
   ・ 特に“蟻ノ戸渡り”は、幅約40cmしかなく両側が切れ込んでいる為、約5mの間馬乗り状態で、岩を跨いで通過。
     (エスケープルートはありません) (さわら島ロッジで、“蟻ノ戸渡り”を走って通過したという若い女性に会いました)
   ・ “剣ノ刃渡り”、“八方覗き”からの展望良好。
    ・ 一不動下の沢コースは増水時、注意。
    ・ コースが長いので、日帰りの場合は、初夏が良い。
    ・ 全コース標識等あり、登山道はっきり。

 《黒姫山》
   ・ 黒姫伝説のある“信濃富士”、小林一茶の故郷の山。
   ・ 紅葉したブナやカラマツの樹林が豊富で、気持ちよい。
    ・ 山頂の展望良好。
   ・ 黒姫ラベンダー園あり。

1.戸隠高原 → 飯綱山  虹が美しかった 2.飯綱山 山頂 3. 戸隠高原  → 戸隠神社
4.戸隠神社付近 紅葉真っ盛り 5.戸隠神社 6.戸隠神社付近
7.戸隠神社 → 戸隠山 8.“百軒長屋”  9.“五十軒長屋”
10.“蟻ノ戸渡り”  最高のスリル 11.“剣ノ刃渡り” → “八方覗き” 12.“八方覗き”より浅間山方向
13. 小黒姫 14. 七曲 → 黒姫駅