登山記録写真      
 

東北南部
(131)
124 会津朝日岳 あいずあさひだけ 1,624m  2016 平成28年8月14日(日)
 2004 平成16年7月31日(土)
単独

 124.会津朝日岳
 【 概要 】
 ・ 会津朝日岳(あいづあさひだけ)は、福島県南会津郡只見町の南部にある山である。 標高1,624m。三等三角点「朝日岳」設置。越後三山只見国定公園に属する。
 ・ 平成23年新潟福島豪雨災害の被害で、登山口までの林道が流出してしまい、4年間入山禁止となっていたが、2015年シーズンから登山道が再開通した。 
 ・ 奥会津の西部に位置し、会津駒ヶ岳、坪入山、丸山岳、会津朝日岳に続く古生層山地の北端に位置する。山頂付近の稜線は、鋭い断崖絶壁が2Kmほど続く。
 ・ ブナの原生林が残り、野生の動物相も豊かで、林野庁の「奥会津森林生態系保護地域」の保存地区に設定されている。
 ・ 山頂からは、南に丸山岳、南西に平ヶ岳、荒沢岳、中ノ岳、越後駒ヶ岳、西に高倉山、北西に浅草岳など、越後三山、飯豊連峰など、遠くの山々までが見渡せる。
 ・ 会津朝日岳 7時間20分コース。
 ・ 赤倉沢登山口 国道252号から黒谷川沿いに町道を進み、右へ分岐する白沢林道の終点まで約10キロ。
 ・ 国道289号の黒谷地区の分岐から白沢 集落、「いわなの里」を経由して赤倉沢登山口駐車場まで、車道を約7Km。 
 ・ 赤倉沢登山口駐車場から三吉ミチギ(水場)、人見の松、叶の高手のピーク(1,430m)、熊の平上の朝日岳避難小屋、バイウチの高手を経て山頂まで約6.1Km 約4時間。
   山頂付近は岩場になる。
 * 名前の由来
   ・ 展望良く朝日が良く見える事からその名がついた会津の名峰。周辺の集落が深山の谷深い地域にあるため、遅い時刻にならないと太陽を見ることができない中、この山は早朝に日を見ることができるため、朝日岳という。
 * 登山コース
    赤倉沢登山口〜三吉ミチギ(最後の水場)〜人見の松〜叶の高手〜熊の平〜会津朝日岳山頂、 ピストン。
 * 歩行距離:12 km 、 累積標高差:1,344m、 山頂標高:1,624m。
     (〜フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)

【 登山記録 】

124.会津朝日岳 - 2

 平成28年8月14日(日) 晴  往復路 =マイカー :≫、 徒歩: →  標高差 1,000m
  いわなの里 ≫ 会津朝日岳登山口 P 8:35 → 三吉ミチギ 9:35 → 叶の高手 10:30 → 熊の平 11:30 → 12:10 会津朝日岳山頂 12:30 → 熊の平 13:20  → 叶の高手 13:35 → 三吉ミチギ 14:00 → 14:30 いわなの里 登山口  ≫ いわなの里 ≫ 

 【 コメント 】
 ・ 平成16年以来12年ぶりの会津朝日岳登山。 
 ・ 平成23年新潟福島豪雨災害の被害で、登山口までの林道が流出してしまい、4年間入山禁止となっていたそうで、昨年2015年の6月の山開きから登山再開とのことでした。
 ・ 白沢林道の終点の「いわなの里」を目指して走り、未舗装の林道となって約300m程で会津朝日岳の登山口に到着。
 ・ 広い駐車場に1台のみ駐車中。
 ・ 大きなアブが群がって来たので、車中で準備。
 ・ 登山届をポストに投函。
 ・ 駐車場の前の木橋を渡り、しばらく平坦な登山道を歩き、その後赤倉沢を2度渡る。
 ・ やがて傾斜がキツくなり、無風で蒸し暑い中、ウチワを扇ぎながら1時間ほど進むと「三吉ミチギ」、“最後の水場“の標識のある冷たい清水が流れている場所に到着。
 ・ 6〜7月なら三吉ミチギ周辺にお花畑が出現し、カタクリ、ニリンソウ、サンカヨウなど楽しめるようですが、この時期は既に終わってしまい見られません。
 ・ この先つづら折りの急登が始まる。
 ・ 樹林を抜けて稜線に出ると、ようやく無風状態から解放され、涼風が気持ちよく癒してくれ、一服。
 ・ 1,430mの叶ノ高手に到着。 ここから前方に山頂らしき姿が見れましたが、何処が最高点かは判り難い。
 ・ 会津朝日岳へは一旦約100m下がった後、約300m登り返す約1時間強の行程となる。
 ・ 叶ノ高手から熊ノ平へ少し下ったところに、長年の風雪に耐えた「大クロベ」(ネズコ:ヒノキ科)の巨木が立っている。
 ・ 胸高幹周395cm、胸高直径126cm、樹高18mと書いてあり、更に下るともう1本あり、こちらの方が大きい。 胸高幹周535cm、胸高直径170cm、樹高22mと書いてあります。
 ・ 30分程で登山道のすぐそばにある避難小屋に到着。収容人数は10人程度。
 ・ この先滑りやすい急斜面を登り詰めて稜線に出ると、前方の展望が利きますが、どのピークが頂上なのか分からない。
 ・ 一度登りつめたところが一番高そうで山頂のようですが、標識がなく、山頂はさらにその100m程先でした。
 ・ もう一度登り切るとようやく会津朝日岳要約山頂の三角点と標識と山座同定盤がある、さほど広くない山頂に到着。 
 ・ 山頂からは、この時期水蒸気量が多くやや霞みがちでしたが、浅草岳や田子倉湖の展望が得らました。
 ・ 正面に浅草岳、その左奥に重なるように守門岳、田子倉湖が見渡せる。
 ・ 南側にはこの会津朝日岳と連なる丸山岳や会津駒ヶ岳。その左遠くには帝釈山と日光連山が重なる。
 ・ 貸し切り状態の山頂でジックリ展望を満喫し、下山開始。
 ・ 帰路は往路を忠実に、足早に戻る。  
 ・ 対面者は1組のみ、花の種類、密度も少なめで、あまり人気のない山のようです。 
 ・ 駐車場に予定どうりに到着できたので、帰路に「塔のへつり」観光しました。    
 * 塔のへつり(とうのへつり)は、福島県南会津郡下郷町にある景勝地。河食地形の奇形を 呈する好例として、国の天然記念物に指定されている。 「へつり」とは会津方言で、川に迫った険しい断崖のこと。
 * 会津朝日岳の赤倉沢登山口に登山ポストあり。 いわなの里の所に仮設トイレあり。
 途中の湯野上温泉郷  会津朝日岳登山口  会津朝日岳登山口の駐車場と最初の橋
 ネジバナ  ツリガネニンジン
 キツリフネ  三吉ミチギ  キノコ:(キヌカラカサタケ)
 ギンリョウソウ  キノコ:タマゴダケ  急登
 オオカメノキの実  人見の松  ナラの紅葉した葉
 叶の手
大クロベ()  ナナカマド
 会津朝日岳方面  避難小屋  〃 内部
 キノコ:サルノコシカケ  バイウチの高手
 (オオカメノキ) 山頂直前の岩場
 山頂直前の岩場  山頂直前のピークから会津朝日岳方面  会津朝日岳 山頂 1,624m
会津朝日岳 山頂から登山口方面  会津朝日岳 山頂  〃
 エゾリンドウ  叶の高手  人見の松
 ツバメオモトの実  コブシの実  キノコ:オオイチョウタケ
 ススキ : 会津朝日岳登山口付近  会津朝日岳登山口先の橋  会津朝日岳登山口の駐車場

124.会津朝日岳 - 1

行程  20004(平成16年)7月30日(金)〜7月31日(金) 往復路 : マイカー  マイカー: ≫ 鉄道:⇒⇒、 バス:⇒、 徒歩: →
@ 浅草岳≫只見 深沢温泉(湯ら里 泊)
A 深沢温泉(湯ら里 泊)  4:30 S ≫  4:50  いわなの里 登山口 P 5:10 → 三吉ミチギ6:00  → 叶の高手(7:20) → 熊の平(7:50) → 会津朝日岳山頂 (8:20〜 9:00)  → 戻り いわなの里 登山口 (11:30) ≫ 深沢温泉 (温泉&食事) ≫ 289,252 小出IC ≫練馬IC泉 

【 コメント 】
 ・ いわなの里からほんの200m位に20台位の駐車場に駐車。ここもアブと、赤トンボの大群。
 ・ 高山植物の花畑はほとんどなし。
 ・ 浅草岳ほどではありませんが、キノコが多数。 
 ・ 山頂からのパノラマは良好。
 ・ ヘビとの対面3匹

1.叶の高手より会津朝日岳方面 2.会津朝日岳直下 3.山頂より北方面
4.会津朝日岳山頂 5.立ち枯れ木にもご覧のとおり。 6.キノコ
7.キノコ 8.キノコ:タマゴダケ 9.252号線より、田子倉湖