109.樽前山
北海道 (109) |
樽前山 | たるまえさん | 1,041m | 2013 平成25年 8月23日(金) 2007 平成19年 7月12日(木) |
単独 〃 |
標高差:360m |
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【概要】
・ 樽前山(たるまえさん、たるまえざん)。
・ 北海道南西部にある三重式火山。 支笏(しこつ)カルデラの外輪山南東部に噴出。標高1041m。
・ 北海道南西部,支笏(しこつ)湖の南東,苫小牧市と千歳市との境にある活火山。 標高1041m。
・ 山頂には直径1.2kmもの火口をもつ。1909年(明治42)の大噴火で、火口原に世界的に珍しい樽形の溶岩円頂丘ができた。
・ 現在も割れ目沿いに白煙をあげる。支笏洞爺(しこつとうや)国立公園のうち。
・ 1667年(寛文7)から二十数回に及ぶ噴火の記録をもち,東山(1024m)を最高点とする直径約1.2kmの外輪山で囲まれ,内部に扁平な中央火口丘が形成されている。
・ 中央火口丘には溶岩円頂丘があり,学術上貴重な三重式火山として知られる。 この円頂丘は1909年の火山活動で出現したもので,比高約130m,直径450mある。
・ 樽前山には特徴的な溶岩ドームがあり、最高地点はその上にあります。 人が行ける事実上の頂上は「東山ピーク」。
・ 外輪山内側の火口原は現在立ち入り禁止になっているため、遠望して楽しむのみ。
* 現在の登れる最高点は、東山(1023m)です。
* 七合目ヒュッテは、閉鎖。
・ 歩行時間 登り50分、下り:30分。
・ 駐車場は約40台ほど可能。 トイレあり、水場なし。 登山ポストあり。
* 樽前山=@ アイヌ語で“ウフイ・ヌプリ(燃える山)”。
A “オタルオマイ”(砂浜の所にあるもの)の語頭「オ」が省かれて伝わった。
(〜フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)
【 苔の洞門 】
・ 苔の洞門は、1739年(元文4年)7月の樽前山(1041b)大噴火の噴出物(火砕流)が堆積してできた溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)が土石流で侵食されてできた涸沢です。
・ 下流の第1洞門(延長約420b)と、その上流の第2洞門(延長約600b)で構成され、ともに両岸の岩壁がコケで覆われた回廊となっています。
・ 大正時代から樽前山への登山路として使われ、昭和初期の登山ガイドブックでは「唐沢(から沢)」と呼ばれていました。たくさんの登山客に親しまれていました。
・ 苔の洞門」の名称は、函(はこ)状の涸沢内の岩壁にコケ(蘚苔類)が密生し、特異な群落景観を形成していることから名付けられました。
・ 支笏湖の南岸、樽前山の裾野にあります。樽前山の噴火で流れ出した溶岩の割れ目が浸食されてできた渓谷です。
・ 渓谷としての深さは最大で約10m、幅は広いところで約3m、長さは約400mとけっして大きなものではありませんが、岩の表面には30種類以上の苔が密生しており、まるで緑色のビロードに覆われているようです。
* 平成13年6月に起きた洞門内の崩落のために、洞門内の見学が禁止されています。平成15年は洞門入口付近の観覧台からの見学のみとなります。
(千歳市HP等より)
樽前山−2
2013 平成25年 8月23日(金) | 往複路: 航空機 | 航空機:⇒⇒、レンタカー: ≫ 徒歩: → |
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千歳空港 10:30 ≫ 樽前山ヒッテ:7合目登山口 11:20 → 東山分岐 11:55 → 12:00 東山 12:10 :往路ピストン → 登山口 13:00 ≫ 苔の洞門 ≫ 札幌市内観光 泊 |
【コメント】
・ 北海道マラソン参加の為、開催地の札幌に行くついでに、近くの百・二百名山に登る計画で、時間的に登山可能な山として“樽前山”のみだったので、羽田から新千歳空港に到着後、レンタカーで、樽前山登山口目指して出かけました。
・ 6年前と同様、未だに火山活動が治まらず、山頂への登頂は禁止のまま。 東山までの登山としました。
・ 6合目までは舗装された走り易い緩やかな登り道路で、周囲の爽やかな森の中を走っていくとやがて、6合目にゲートがあり、「7合目駐車場が満車の場合、このゲートを締めます」との表示が目につきました。
・ ゲートから先は未舗装砂利道ですが、凸凹は僅かで、すぐに7合目の数台しか駐車してない広い駐車場に到着。
・ 樹林帯をすぐに過ぎ、砂礫道を進む。階段状の道の両側にはロープが張られている。
・ 下界は晴れていましたが、山頂はガスに覆われ、支笏湖も霞んでました。
・ 植生が若く、高山植物はイワブクロ(タルマイソウ:樽前草)とシラタモノキが目立ちました。
・ 約30分で外輪山分岐に到達、右折して直ぐにガスと強風の中、東山山頂に到着。
・ 寒くなったので、写真を撮り、感謝の祈りをして早々に下山開始。
・ 晴天なら火口原の真中に饅頭のように盛上った天然記念物の溶岩ドームが見えるのですが、ガスで見えず残念。
・ 下山は歩き易く一気に駐車場に到着。
・ 千歳から近いので、天候の良いまたの機会に樽前山一周コースで登ることにし、近くの“苔の洞門”へ立ち寄った後、マラソン受付の為、札幌へ向けて出発。
* 全コース特に危険箇所なし。スパッツ不要でした。
* 全行程登山者 : 約10人。
駐車場 | 案内図 | 登山口 |
山頂方面 | 標識$支笏湖 | 山頂方面 |
東山付近からの支笏湖 | マルバシモツケ | 登山道 |
オンタデ | イワギキョウ | シラタマノキ |
イワブクロ(タルマイソウ:樽前草) | ネジリソウ(ネジバナ) | 苔 |
シラタマノキ | 分岐点 | 東山(樽前山) 山頂 |
東山(樽前山) 山頂 | コガネムシ :山頂にて | |
苔の洞門 案内図 | 〃 | 野鳥 |
苔の洞門 案内図 | 〃 | |
苔の洞門 案内図 | 苔の洞門 洞門の入口 | |
コエゾゼミ & ミヤマアキノキリンソウ | 〃 | タテハチョウ & ミヤマアキノキリンソウ |
タテハチョウ & ミヤマアキノキリンソウ |
樽前山−1
行程 | 2007(平成19年)7月11日(水) | 往複路: 航空機 | 航空機:⇒⇒、レンタカー: ≫ 徒歩: → |
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A | 函館 5:30 ≫ 支笏湖 ≫ 9:40 樽前山ヒッテ:7合目登山口 9:50 → 10:30 東山 → 10:45 樽前山神社奥宮 11:00 → 往路ピストン → 11:30 登山口 ≫ 苔の洞門 ≫ 昭和新山 ・ 洞爺湖観光 ≫ 洞爺湖温泉 泊 |
【コメント】
・ 樽前山も火山活動中の為、山頂への登頂は禁止。東山までの登山。
・ 函館から5号線と道央自動車道で洞爺湖へ入り、276号線で支笏湖から、樽前山ヒッテ:7合目登山口に到着。
・ 支笏湖公園線に入り、ダムを過ぎると、樽前山ヒッテまで約2.5kmは砂利道。カーブでのスリップに注意。
・ 駐車場は約40台ほど可能で、3台先客あり。トイレあり、水場なし。
・ 樹林帯をすぐに過ぎ、砂礫道を進む。階段状の道の両側にはロープが張られている。
・ 約30分弱で外輪山分岐に到達、右折して直ぐに東山山頂に到着。
・ 東山山頂に、新しい「樽前山山頂」の標識あり。
・ 晴天なら火口原の真中に饅頭のように盛上った天然記念物の溶岩ドームが見えるのですが、ガスで見えず残念。
・ 分岐から約10分で、樽前山神社奥宮に到着、ガスが晴れないので感謝の祈りをして下山。
・ 下山は歩き易く一気に駐車場に到着。
・ 頻繁に噴火している為、植生が若く、高山植物も少なかった。
・ 全コース特に危険箇所なし。スパッツ不要でした。
・ 全行程登山者 : 1グループ 約10人。
※ 下山後、洞爺湖温泉へ移動途中、“苔の洞門”と、昭和新山と熊牧場、“火山科学館・洞爺湖ビジターセンター”を観光。
特に“火山科学館”のマルチビジョンでの迫力ある床面からの低重音噴火映像は体験の価値あり。(600円)
“ガラス館”も非常に綺麗なお土産が多数あり、見学だけでも目を楽しませてくれました。
1.登山口 | 2.登山口 → 東山 (ウラジロタデ:イタドリ) | 3.東山(樽前山) 山頂 |
4.樽前山神社奥宮 | 5.イワブクロ(タルマイソウ) | 6.マルバシモツケ |
7.苔の洞門 | 8. 〃9. 〃 | |
10. 〃 | 11. 〃 | 12. 洞爺湖付近より昭和新山 |
苔生した洞内 | 麦畑 | 麦 |
14.ヒマワリ畑(洞爺湖付近) | ||
16.昭和新山 | 17. 〃 | 18. 〃 |
19. 〃 | 20. 〃 マツヨイグサ | 21. 昭和新山熊牧場 コグマ |