登山記録・写真         
  

関 東 67  甲武信ヶ岳  こぶしがだけ
 (こぶしだけ)
 2,475m  2013 平成25年 7月10日(水)
 2006 平成18年11月 1日(水)
単独
 〃

 1.【 概要 】
   ・ 山梨県・埼玉県・長野県の3県の境にある標高2,475mの山で、奥秩父山塊の主脈の中央に位置する。甲武信岳(こぶしだけ)とも呼ぶ。
   ・ 甲州(山梨県)、武州(埼玉県)、信州(長野県)の境にあるのでこの名になっているとされる説が有名だが、山容が拳のように見えるからという説もある。
   ・ 千曲川(新潟県に入ると信濃川)、荒川、笛吹川(釜無川と合流し富士川となる)の水源の地。頂上に三角点はない。また、すぐ隣の三宝山のほうが標高が僅かに高い。
   ・ この山の山頂直下には千曲川、荒川の源流もあって、太平洋と日本海の分水嶺にもなっています。
   ・ 日本百名山の一つ。山頂からは百名山のうち43座を見ることができる。 
   ・ 秩父多摩甲斐国立公園に含まれ、奥秩父山地主脈上の中央に位置する。西に千曲川、南に笛吹川、東に荒川の各源流をもち、本州の分水嶺となっている。
   ・ 山名は、古来埼玉県側の呼称として拳(こぶし)とあったものを、明治期の農商務省出版の甲府図幅上で甲武信と改められた。甲武信は県境が甲斐・武蔵・信濃にまたがることから、その三国の文字を一つずつとったもの。長野県側では三方山と呼ばれていたが、現在その呼称は甲武信ヶ岳の北約1kmにある三宝山にとどめられる。山頂から南東に下りた標高2400mのところに甲武信小屋がある。

   ※ 『 三宝山 』 さんぽうさん  2483.3m   1等三角点  埼玉県の最高点
    ・ 甲武信ヶ岳の北約1kmの武信国境尾根上に位置する。埼玉県の最高点で、隣の日本百名山に選ばれている甲武信ヶ岳よりも標高が高い。深い原生林に覆われ、奥秩父三大原生林の一つとされている。
    ・ 山名の由来は、甲武信ヶ岳が三方へ尾根を張り出しているためにこの辺りを三方山と呼んでいた(長野県側の呼称)が、中央の1峰に甲武信ヶ岳の名が定着したので最高峰のこの山に三宝(方)山の名がついたといわれる。

           (〜フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)

 2.《 コース 》
  (1).徳ちゃん新道コース
   @  往復コース : 徳ちゃん新道入口 - 近丸新道合流点 - 木賊山 - 甲武信ヶ岳 - 甲武信小屋 - 近丸新道合流点 - 徳ちゃん新道入口
   A  周回コース : 徳ちゃん新道〜甲武信ヶ岳〜破風山〜雁坂嶺   (コースタイム10時間10分・標高差1,400m) 
      西沢渓谷駐車場に車を置いて登るのが一般的。 国道140号・雁坂トンネルの山梨側出口の直ぐ先に西沢渓谷入口がある。
  (2) 毛木平 梓山コース  登り:5時間、下り:4時間    標高差=1,200m。  ( ピストンした場合はコースタイム7時間10分・標高差1,000m)
   *千曲川源流ルート : 梓山→毛木平→ナメ滝→甲武信岳→甲武信小屋→甲武信岳→三宝山→武信白岩山→十文字小屋→毛木平→梓山
     長野県側の千曲川源流遊歩道入口の毛木平(もうきだいら)駐車場に車を止めて登っていくルート。

 3.《 高山植物 》
    アズマシャクナゲ、ハクサンシャクナゲ、マイヅルソウ、ゴゼンタチバナ、ヤナギラン、フデリンドウなど。


 【 山行記録 】

 甲武信ヶ岳−2

行程  平成25年 7月10日(水) 快晴後時々曇り   往復路  : マイカー マイカー: ≫ 、 徒歩: →
 高井戸 3:30 ≫ 須玉 IC 5:10 ≫  6:30  毛木平 P 6:45 → 十文字峠 8:30 → 大山 9:30 → 武信白岩山 10:00  → 三宝山 11:10 → 11:40 甲武信ヶ岳 12:00 → 12:20 千曲川水源 → 13:00 ナメ滝 → 14:20 毛木平 P 14:40 ≫  IC ≫ 高井戸 18:30

 《 コメント 》
 ・ 久し振りの“甲武信岳”登山。 
 ・ シャクナゲの花を狙っていましたが、天候や用事等でチャンスが過ぎてしまいましたが、未だ僅かに残っているとの情報を得て、山行実施。
 ・ 今回は、コースタイムの短い『毛木平』の周回コースで廻ることにしました。
 ・ 登山口の毛木平駐車場は、舗装された約30台の線引きされた立派な駐車場で、綺麗なトイレもありました。
 ・ アップダウンのある部分を先に歩きたかったので、“時計回り”で周回しました。
 ・ 富士山が見れたのは、甲武信岳山頂からと、三宝山の岩の上からだけでした。 半時計回りのほうが約1時間早く富士山を見れるので、その分スッキリした写真が撮れるので富士山狙いでしたら、反時計回りが良いです。
 ・ 毛木平から深い針葉樹林帯の原生林の中をひたすら登る。 
 ・ 倒木が多くありましたが登山道付近は片付けられ障害はなく、苔生した深緑の幽玄な雰囲気を醸し出してる山道を、じっくり味わいながらの登山でした。
 ・ 数日間雨が降っていないようで、キノコや苔の潤いがイマイチでしたが、森の霊気を楽しめました。
 ・ 十文字峠付近一帯は、アズマシャクナゲの密集地でしたが、完全に花は終わっていました。
 ・ 大山方面へ少し登った付近に数か所、開花したシャクナゲがあり、写真に撮り今回の目的が果たせました。
 ・ 大山直前が急登でしたが、他は歩き易いコースでした。
 ・ 武信白岩山は崩れやすいので登山禁止。
 ・ 三宝山からの展望は出来ず、すぐそばの大岩に上がって富士山を撮影しました。
 ・ 三宝山から30分程で甲武信岳に到着、さほど広くない岩山でしたが、360度の大展望を満喫できました。
 ・ 食事を摂りながら、金峰山方面の山並を眺め、気持ちの良い一時を過ごしました。
 ・ 岩場の急な下りを少し進み、金峰山との分岐点で、桂山方面の表示板方面へ右折下り、すぐに千曲川信濃川水源地に到着。
 ・ 水源地標の場所から少し下りた所に水源があり木の根元の小さな穴の奥から、こんこんと水が出ており、手を入れるとすぐに痛くなるほどの冷たさでした。
 ・ 沢に沿って下って行き、何回も渡り返し、やがて“ナメ滝”に到着。 滝というより斜面の上を水が流れている状態でした。
 ・ 歩き易い道となり、千曲川源流遊歩道を進んで、毛木平駐車場に到着。
 【注意点】
 ・ 毛木平 〜 十文字峠 〜 甲武信岳山頂 : アップダウンが多いですが、特に危険箇所はありませんでした。
 ・ 甲武信岳山頂 〜 源流 〜 毛木平    : 特に危険箇所はありませんでした。 雨天時は、スリップ、渡渉に注意が必要と思われます。 

 八ヶ岳 : 須玉ICより   〃   〃  
 富士山 : 清里付近   八ヶ岳 : 野辺山付近  〃
 八ヶ岳 : 川上村付近  〃  〃
 甲武信岳方面 : 毛木平付近  毛木平駐車場  十文字峠・源流方面との分岐点
 アヤメ : 毛木平 → 十文字峠  千曲源流 橋  原生林 & 苔
 原生林 & 苔  原生林 & キノコ  原生林 & 沢
 一里観音菩薩  水場  コバイケイソウ (つぼみ)
 苔  毛木平 → 八丁坂の頭 → 十文字峠  十文字峠 分岐点
 倒木の苔 : 十文字峠付近  十文字小屋 メニュー  アズマシャクナゲ
 アズマシャクナゲ   十文字峠 水場分岐点  大山 直下
 大山 直下  大山 直下 : サルオガセ  ウラジロヨウラク : 大山付近
 ウラジロヨウラク : 大山付近  大山付近  大山
  大山より甲武信岳方面  白岩山分岐  白岩山(北峰)登頂禁止
 三宝山方面  白岩山  尻岩
 三宝山 2,483m  甲武信岳 & 富士山  甲武信岳 2,475m
 甲武信岳山頂より 金峰方面  〃  〃  三宝岩
 イワカガミ  〃  甲武信岳山頂直下
 金峰山・桂山分岐点  千曲川源流水源 〜 穴の奥より湧水  千曲川源流水源の標識
千曲川源流  〃   〃
 千曲川源流→ナメ滝  〃   西沢付近  ナメ滝


 甲武信ヶ岳−1

行程  平成18年11月1日(水) 快晴後時々曇り   往復路  : マイカー マイカー: ≫ 、 徒歩: →
 高井戸 3:45 ≫ 勝沼 IC 5:10 ≫  5:50  西沢渓谷 P 6:00 → 8:00 近丸新道 → 9:40 木賊山 → 10:05 甲武信小屋  → 10:25 甲武信ヶ岳  11:00  → 甲武信小屋 11:20 → 12:10  木賊山分岐  → 徳ちゃん新道 12:10 → 西沢渓谷入口 13:30 → 西沢渓谷遊歩道(滝めぐり) → 16:00 西沢渓谷 P 16:15 ≫ 勝沼 IC ≫ 高井戸 19:40

 《 コメント 》
 ・ 勝沼 ICから国道411、140を進み、広瀬ダムを通過すると約29k40分位で、西沢渓谷入口の表示板があり、右側下り坂へ進み正面が一般車進入禁止の表示があり、左坂下にある村営無料駐車場(約40台可)に到着。 
 ・ 人気のある場所だけあって、平日の早朝のでも、約10台、次々に到着。周辺計約200台駐車可能。週末は満車になり、隣の500円の駐車場か、約500m手前の道の駅に駐車することになります。
 ・ 全員が、西沢渓谷散策スタイル。
 ・ ゲートを抜け、さらに進むと、トイレと登山届けのポストがある遊歩道入口に到着する。
 ・ 先に甲武信岳登山入口の大きな標識があり、「近丸新道」を登頂開始。
 ・ この登山道は最近あまり利用されていない様子。何箇所か崩壊斜面があり、通過に注意が必要です。
 ・ 硅石採掘場跡まで、トロッコ用レールが所々露出した登山道を進む。
 ・ 展望はほとんどきかず広葉樹も少な目。
 ・ 作業足場板組合せ橋でヌク沢を渡り、しばらく進むと、徳ちゃん新道との合流点に到着。戸渡尾根を登る。
 ・ シャクナゲ群生地や踏跡が入乱れている針葉樹林帯を登り、木賊山分岐に到着。
 ・ 逆光ぎみのため霞んで見える富士山をはじめ、国師岳、黒金山、雁坂嶺、眼下に広瀬湖などの展望がある程度得られる。
 ・ 途中、2,300mの露岩の展望地を過ぎ、展望のない木賊山を通過。
 ・ しばらくして甲武信小屋に到着。急登、すぐに直径2m近い大きなケルンのある甲武信岳に到着。
 ・ 立派な「日本100名山」の標識と、山梨100名山の標柱もあり。
 ・ 山頂からのパノラマは圧巻。富士山、国師岳、鳳凰三山、金峰山、甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳等を眺めながら、早目の昼食。快晴、無風のなか、しばらく休憩。
 ・ 下山は戸渡尾根分岐で、「徳ちゃん新道」を進む。
 ・ 「徳ちゃん新道」は明るく、非常に歩きやすく、広葉樹の紅葉と、密集・紅葉したしたカラマツ林を楽しめた。
 ・ 予定の時間に西沢渓谷遊歩道に合流、滝めぐりと紅葉の散策を始める。
 ・ 渓谷美が有名な西沢渓谷だけあって、四季折々・特に新緑や紅葉の時期は大勢のハイカーが訪れるようで、本日もかなり多かった。
 ・ ハイキングコースが川のすぐ脇にあり、七つの滝を真近に観光しながら、一周約4時間と歩きでのある散策ができる。(シーズン混雑時は一方通行?)
 ・ 西沢と東沢の分岐に、二俣の吊り橋があり、そばに、「山と渓谷」の著者である「田部重治文学碑」がある。
 ・ 吊り橋を渡るといよいよ渓谷入り口。左眼下に渓谷を見ながら進む。大久保の滝、三重の滝、竜神の滝、恋糸の滝、貞泉の滝と続く。
 ・ 最後に渓谷を奥まで進み、方丈橋を渡ると西沢渓谷のメダマ・目的の「七ツ釜五段の滝」に到着。
 ・ 滝つぼまで降りて、写真撮影、休憩。
 ・ 最後に不動滝を見た後、遊歩道は沢筋を離れ、急斜面の登り、連続した階段を登り、森林鉄道の跡地に出る。
 ・ すぐ右手に展望休憩所があり、大勢の人で賑わっていた。このコースの最高点で、標高約1,400メートル、出発点から約300m登った。
 ・ 帰路は、(昭和8年から43年まで、塩山へ38k、伐採木材の搬出運搬に使用された。下りはブレーキ操作、登りは馬)所々レールの残っている非常に歩きやすい道を進む。
 ・ 途中、木賊山(甲武信岳)の展望がきく場所があり、西沢渓谷や自然探索、森林鉄道にちなんだ案内等の説明板を見、やがて出発点に到着。
 ・ 地形的に深い渓谷のせいか、日射量が少なく紅葉は期待していたほどではありませんでした。他の観光地域よりモミジが少なく、広葉樹も少なく貧弱であった。 名前だけ有名になってしまったように感じます。
 ・ 帰路、時間に余裕がある時は、勝沼のぶどうの丘の展望風呂「天空の湯」で入浴していますが、今回はパス。
 ・ 平日のため、勝沼ICから高井戸まで渋滞もなく、順調に帰宅。
 ・ 標高差 ≒ 1,370m 

 【注意点】
 ・ 甲武信岳    〜 ・ 登山道はほぼ明瞭、特に危険箇所はありませんでしたが、「近丸新道」はやや注意が必要です。
 ・ 西沢渓谷散策 〜 ・ 渓谷沿いの遊歩道は狭く、濡れており、滑りやすい種類の石が多く、意外と坂道のため、革靴では危険ですが、良く整備され転落防止のチェーンや補助用チェーンが施されています。
 ・ 全行程対面者 :  甲武信岳 〜 単独:3人。西沢渓谷散策 〜 約 100人。

1.近丸新道から徳ちゃん新道方向 2.戸渡尾根より甲武信岳 3.戸渡尾根 倒木の苔
4.戸渡尾根より富士山 5. 〃   密林 倒木多数 6. シラカバ
7.木賊山直下より 8.木賊山 山頂 9.木賊山直下 霜柱
10.木賊山直下より甲武信岳 11.甲武信岳 山頂直下 12.甲武信岳 山頂  大ケルン
13.甲武信岳 直下 14. 〃 15.木賊山直下の苔
16.徳ちゃん新道 にて 17.徳ちゃん新道 にて 18.二俣の吊り橋そばの「田部重治文学碑

西沢渓谷

1.西沢と東沢の分岐付近 2.鶏冠山 3.大久保の滝
4.三重の滝  魚止めの滝 5.不動の滝 6.竜神の滝
7.貞泉の滝 8.母胎淵 9.七ツ釜五段の滝
10.七ツ釜五段の滝 11. 〃 12.遊歩道より甲武信岳方面