登山記録・写真         
  

   

北アルプス 55   穂高岳 ほだかだけ 3,190m  2014 平成26年 9月30日(火)
 2012 平成24年10月16日(火)

 2007 平成19年10月15日(月)
 1994 平成 6年 9月14日(水)
 1993 平成 5年 9月20日(水)
単独


  上高地  2012 平成24年 6月23日(土)

 【 穂高岳 】   (3,190m)

 
・ 奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、前穂高岳、西穂高岳などの峰々からなる穂高連峰の総称。 
 ・ 富士山・北岳に次いで日本で3番目の高さを誇る。
 ・ 長野県と岐阜県の最高峰。穂高神社の主祭神「穂高見神」が降臨した場所とされ、嶺宮が置かれている。
 ・ 南方へ続く稜線には、馬の背、ロバの耳、ジャンダルムなどの難所がある。 
 ・ 北は、大キレットの峻険な登降を経て、南岳、大喰岳の先の槍ヶ岳に連なっている。南は、奥穂高岳より西穂高岳に至る痩せ尾根を経て、焼岳へと連なる。奥穂高岳より吊り尾根を経て、前穂高岳に至り、カール を下れば、上高地河童橋に至る。また、岐阜県側に穂高岳山荘から白出沢を下るか、あるいは西穂高岳からロープウェーかその下の道を下れば、新穂高温泉。  
 ・ 穂高岳は、剱岳、谷川岳と共に日本三大岩場に数えられている。特に、涸沢岳から南岳の稜線の飛騨側には、谷川岳一の倉沢と並ぶ有数の岩場滝谷を擁する。
 ・ 穂高岳登山の拠点となる涸沢は、奥穂高岳と前穂高岳に挟まれた吊り尾根よりU字型にえぐられた圏谷で、夏でも雪渓が残る。  
 ・ 穂高岳の主峰。山頂からは、360度の大パノラマが広がる。南にジャンダルムが見える。  
 ・ 奥穂高岳は北アルプスの最高峰。西穂高岳にはロ-プウェイで千石平まで登れる。西穂山荘へ約90分。 
                                                                      (〜フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)
 【山名の由来】
  @ 穂高岳は最高峰の奥穂高岳のほかに涸沢岳・北穂高岳・前穂高岳・明神岳・西穂高岳などの総称。
  A 古い文献に秀高岳と記され、また山容が御幣に似ているので御幣岳の名もあったが、大正中期になって現在の名に落ち着いたという。
   ※  “ジャンダルム”は仏語で衛兵の事。 奥穂高岳を守るようにそびえる姿からの命名。

 《 主な登山ルート 》   
    @ 奥穂高岳 上高地 ― 上高地明神 ― 徳沢 ― 横尾 ― 涸沢 ― 奥穂高岳 
    A 上高地 ― 明神池 ― 徳沢 ― パノラマコース(屏風のコル) ― 涸沢 ― 奥穂高岳
    B 上高地 ― 岳沢ヒュッテ ― 紀美子平 ― 前穂高岳 ― 奥穂高岳
    C 新穂高温泉 ― 穂高平小屋 ― 白出沢 ― 奥穂高岳
    D 縦走ルート : 槍ヶ岳 ― 大喰岳 ― 中岳 ― 南岳 ― 大キレット ― 北穂高岳 ― 涸沢岳 ― 奥穂高岳 ― ジャンダルム ― 間ノ岳 ― 西穂高岳 ― 西穂独標

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
 《 西穂高岳 → 奥穂高岳 》

 * 一般般縦走路では日本で最も困難で危険なルート。
 * 国内の第1級の困難さを伴う縦走路。
 * アルピニスト憧れのコース。
 * 西穂山荘から奥穂高岳まで水平距離は約3k。 実必要時間は、6〜10時間を要し、途中には水場、山小屋も皆無。
 * コースは痩せた尾根上の切り立った岩峰群や逆層のスラブ状の岩壁や大障壁の連続で、容易に人の進入を寄せ付けないルート。
 * 西穂から槍までの縦走、〜 連続した長い危険な痩尾根 〜 ジャンダルム、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳、3,000m級の峰も続いた所を歩き終えた時の達成感は、他の追随を許さないものがある。
 * 西穂高〜奥穂高間の縦走路は、穂高連峰の中でも最も長大で厳しい縦走路。
 * 全コース痩せた急峻な岩稜歩きで、ロッククライミングの技術を要する。
 * 実質、約10時間の厳しいルートを縦走するので体力、気力が充実していることが必要。 
 * 途中、エスケープルートがない長時間の行程なので、天候が安定していることが必須。
   (雨天、強風、凍結時は延期・中止、一旦上高地へ降り、岳沢・吊尾根ルートを使用すること)。
 * 一定レベルの長時間の緊張感の持続が必要。 体力、技術と同時に、精神的な持久力が必要。 
 * 基本的に、マークを忠実にトレース、ルート・ファインディングをして、基本の3点支持を確実に行えば、OK。
 * マークを見落としたり、踏み跡から外れると浮石・ガレ場になり危険度がアップする。 下りの場合、足場がなくってしまう。
 * 迂回ルートに気づかず、直登ルートを降りてしまうと、足場がなくなってしまう場所がある。
 * ひざを使ってよじ登る場所がある。
 * 西穂高岳〜間ノ岳は踏み跡が多数あり確実なファインディングを。
 * 下りは、足場が見つけにくいので、体を岩から離して慎重に足場を探すこと。
 * 奥穂→西穂の登山者とすれ違う事も多いので落石への注意が必要。
 * 奥穂から西穂よりも西穂から奥穂縦走の方が上りが多いので縦走し易い。
 * ジャンダルムへの登りはコブ尾根側からの往復。 黄色の→で大体の方向が示されてる。
 * 事前に、このルートを歩き抜く自信を養うこと。

        (〜フリー事典、ヤマレコ、ヤマケイ等より)

55.穂高岳−5  


行程  2014年(平成26年) 9月29日(月) 〜 10月2日(木) 往復路  : 直通バス   バス:≫、 徒歩: →
@
9/29
 新宿 7:20 ⇒ 11:50 大正池 → 13:00 田代 → 16:00 西穂高岳山荘 泊
A
9/30
 西穂高岳山荘(2,385m) 5:00 → 5:35 西穂独標 → 6:40 西穂高岳(2,909m) → 10:50 ジャンダルム(3,163m) 11:00 → 12:10 奥穂高岳(3,190m) 12:25 → 12:45 穂高岳山荘(2,996m) 13:00 → 14:30 涸沢山荘(2,305m) 泊
B
10/1
 涸沢山荘 5:20 → 涸沢 7:00 → 9:15 北穂高岳(3,106m) 9:30 → 12:30 南岳(3,033m) → 13:50 中岳 → 14:20 大喰岳(3,101m) → 15:20 槍ヶ岳山荘 → 槍ヶ岳(3,180m) → 槍ヶ岳山荘泊
C
10/2
 槍ヶ岳山荘 6:20 → 6:35 槍ヶ岳 6:50 → 7:05 槍ヶ岳山荘 7:15 → 8:10 天狗原分岐 8:20 → 8:50 天狗原 9:00 → 11:00 水俣乗越分岐 → 槍沢ロッジ 8:40 → 横尾 10:10 → 13:20 徳沢  → 明神 12:10 → 15:30 上高地 BT 16:15  ≫ 20:40 新宿

【 コメント 】
 ・ 昨年に続き、“槍ヶ岳”山行。 西穂から穂高への縦走は、20年ぶり。 
 ・ 前回は、夜行バスで、朝6時過ぎに上高地出発、今回と同様のコースで16時に穂高岳山荘に到着。 ハードだったので、今回はフレッシュな感覚を維持したかったので、新宿を朝出発し、西穂高山荘に宿泊しました。 
 ・ 紅葉の時期に、上高地から西穂高→ジャンダルム → 奥穂高 → 槍ヶ岳の縦走を3年前から毎年予定していましたが、毎回予定日の天候が不安定となったり直前に降雪があったりしたため延期、ようやく安定した天気予報になり、計画遂行できました。
 ・ 今回は、見頃となった涸沢の紅葉を見る為、奥穂高山荘から一旦涸沢へ下って涸沢山荘泊とし、前穂高→槍ヶ岳→上高地のコースにしました。 
《 1日目 》 : 上高地 → 西穂高山荘
 ・ 新宿からの直通バス(2台)で7時20分に出発、12時前に大正池に到着。 数人の上高地散策客と共に下車、快晴の空の元、焼岳と前穂高岳の山々がクッキリと映える景色を眺めながらの遊歩道を進む。
 ・ 田代橋からの、前穂高の写真を撮った後、西穂高登山口の門を潜り、閑静な登山道をマイペースで登り始める。
 ・ 例年より1週間程早まった紅葉を眺めながらのやや急登ぎみの登山道を登る。
 ・ さほど利用されない登山道のようですが、標識がシッカリ付けられ、道も歩き易く、2時間ほどで窪地や木道が現れ、やがて焼岳からの尾根道に合流。
 ・ 間もなく今夜の宿泊の立派な西穂高山荘に到着。 新穂高温泉ロープウエイ利用者が多いようです。
 ・ 平日の為ゆったり休むことが出来ました。
《 2日目 》 西穂高山荘 → 涸沢山荘
 ・ 早朝5時、まだ暗い中をライトを照らしながらの登山開始。
 ・ 次第に変化する黎明の東の空を、時々立ち止まっては眺めながらの登山が続く。
 ・ すっかり明るくなって最初のピーク“西穂独標”に到着。
 ・ 西隣の笠ヶ岳が朝日に照らされて赤く染まり始め(モルゲンロート)、しばし眺める。
 ・ 6時に8峰のピラミッドピークに到着。眩しい太陽が照らし出す。
 ・ やがてクサリ場が現れ、登り終わると2,909mの西穂高岳に到着。
 ・ 休憩後、ここから奥穂高岳までの難路を気を引き締めて、登山開始。
 ・ 誰もいない“天狗の頭”、間ノ岳を通過、浮き石があるので落石を起こさないように慎重に進む。
 ・ 天狗沢との合流点に到着。さらに難路を進むと、前方に3,163mの“ジャンダルム”が視界に入る。 
 ・ 遠方から黄色いマークがシッカリ見えました。 鞍部にリュックをデポし、空身で“ジャンダルム”を南側からのマークを忠実に進むとすんなりと登頂。
 ・ ガスが湧き始めたため、山頂にある“エンゼル”を青空バックの撮影は出来ませんでしたが、絵になる写真が撮れました。
 ・ 同じ道を忠実に戻り、奥穂高方面の案内に従って進むと、すぐに3,190mの奥穂高岳に到着。
 ・ 冷たい風を避け、小休憩後、山頂直下の奥穂高山荘へ急な道を下る。
 ・ 山荘で休憩後、紅葉のピークを迎えた涸沢へ、西日が影にならないうちに足早に、パノラマコースで涸沢ヒュッテ経由で写真を撮りながら涸沢山荘へ向う。
 ・ 14時を過ぎると山影が現れはじめましたが、東側斜面は15時過ぎまで日差しがあり支障なく撮れました。
 ・ 超人気の涸沢は登山客と観光客で混雑、前日は布団1枚に二人、今日は6枚に8人でした。 テントも約60張りの盛況ぶり。
《 3日目 》 涸沢山荘 → 槍ヶ岳山荘
 ・ 朝日に映える涸沢の紅葉を撮影する為、日の出の6時から7時迄、写真撮影。 小さな池に映った山々を撮影。
 ・ 北穂高に向けて、快晴で真っ青な空と真っ赤なナナカマド等を眺めながらの登山開始。
 ・ 登り返して、北穂高山頂に到着。風があり寒いので直下の北穂高山荘横で小休憩。
 ・ 痩せた岩山が続く“飛騨泣き”・“長谷川ピ−ク”を、対向者のほとんどいない状態でスムースに通過。
 ・ 予定どうりの時間に南岳に到着。
 ・ ようやく前方に特徴のある“槍ヶ岳”が見え始め、更に進むと3,084mの中岳、やがて3,101mの大喰岳に到着。
 ・ 飛騨乗越に15時に到着。目前の槍ヶ岳山荘目指して、もう一頑張り。
 ・ 山荘到着、手続きを済ませ荷物を整理後、空身で槍の穂先へ向けて出発、空いていたので途中待たずに15分程で到頂。
 ・ 穂先からの360度の大パノラマ、夕日と雲海、遥か彼方にたなびいた噴煙を見せてる“御嶽山”などを眺めながら、しばしの静寂な世界を一人満喫。
 ・ 17時からの夕食を済ませ、夕日に照らされた槍の穂先と、雲竜、夕日などをカメラに収め、小屋に戻る。
 ・ 暖房の利いた談話室で過ごした後、夜空の天の川を眺め、冷えた身体をストーブで温まった後、ゆったりした寝床で早目に就寝。
《 4日目 》 槍ヶ岳山荘 → 上高地
 ・ 快晴の朝、冷たい風が吹く中、日の出前から大勢の登山客が防寒対策を施し、小屋の前でカメラ撮影待機。
 ・ 5時20分頃から次第に黎明状態になり、5時40分過ぎに眩いばかりの日の出を拝めました。
 ・ 直ぐに朝日に照らされた槍の穂先を撮るため、急いで殺生ヒュッテ傍まで下り、朝焼けに染まった山肌が印象的な槍ヶ岳を撮影。
 ・ 再び小屋に戻り、直ぐに誰もいなくなった槍の穂先へ登頂。 360度の大展望を満喫し、下山開始。
 ・ 天狗原分岐で、リュックをデポし、空身でナナカマドの紅葉と槍を眺めながら、天狗原を行き、30分程で天狗池に到着。
 ・ 数名のカメラマンと共に池面に映った逆さ槍と紅葉を撮影し、戻る。
 ・ 途中の天狗原では最後までガンバッテ咲いていたチングルマやキンポウゲ、ミヤマダイコンソウなに出合え、感激です。
 ・ 天狗原分岐に戻る頃に、急に雲に覆われ始め、タイミング良く写真撮影が終わり一安心。 一服後リュックを背負い、上高地までの長い道を気持ち良く進む。
 ・ 槍沢、横尾、徳沢で休憩しながら、16時15分発の新宿行きのバスに充分間に合う、15時半にバスターミナルに到着。
 ・ 観光センターを見学後、土産等を購入、2台発車する内の1号車のバスに乗り込む。
 ・ この時間だと、いつも中央高速の渋滞も解消され、4時間半以内に新宿に到着します。 
 ・ 車中、隣の席のハイキング客と、山以外の話題にも花が咲き、旅の終わりの良き思い出になりました。
 ・ 三年越しの西穂から槍迄の縦走の3泊4日の山旅を、無事遂行出来て、しかも連日晴天で、各山頂からのパノラマ大展望と、鮮やかな夕日と朝日、真盛りの涸沢・槍沢・天狗原などでの紅葉に出合え、最高に感謝です。

※  危険個所等
 → ・ 雨天時、強風時の西穂高〜奥穂高の縦走路の核心部。 ロバの耳、馬の背。
   ・ ジャンダルムの下山時、浮き石の落石をおこさないように。           

《 1日目 》 : 上高地 → 西穂高山荘
 前穂高
 焼岳  大正池&焼岳
霞沢岳方面  田代湿原
前穂高方面  田代橋より
 西穂高登山口  オオカメノキ
 オオカメノキ  カラマツ&ナナカマド  〃
 ダケカンバ  西穂高登山口 → 西穂山荘  焼岳〜西穂高登山道との合流点
 ナナカマド  西穂高岳テント場直前  西穂高岳テント場
 小屋周辺木道 クサモミジ  夕日&半月
《 2日目 》 西穂高山荘 → 涸沢山荘
 5:17 黎明の空  〃  朝の雲
 朝焼け雲  西穂高山 独標 2,0701m  笠ヶ岳のモルゲンロート
 8峰:ピラミッド ピーク  ピラミッド ピーク 2,750m   4峰
 ピラミッド ピーク にて  〃  〃 笠ヶ岳
 焼岳方面  上高地  西穂高岳山頂 2,909m
 独標方面  P1 天狗の頭方面
 御嶽山の噴煙  逆層スラブ  
 御嶽山の噴煙  ホソバツメクサ  キキョウ
 ジャンダルム 3,163m  ジャンダルムの天使  〃
 奥穂側から見たジャンダルム  馬ノ背  奥穂高岳 3,190m
 奥穂方面  涸沢方面  奥穂高山荘
奥穂→涸沢下山口  涸沢上流  涸沢小屋&ヘリ
 涸沢小屋&ヘリ 涸沢  〃  チングルマの穂
涸沢  パノラマコース  涸沢の池
 涸沢 :テント場&キオン  シシウド  涸沢小屋 2,350m
 涸沢  〃 小屋のテラスより

55.穂高岳−4

行程  2012 平成24年10月15日(月)夜 〜 10月17日(水) 往復路  : 直通バス   バス:⇒、 徒歩: →
@ 新宿 23:00 ⇒ 6:00 上高地 6:20 → 7:10 明神館 → 7:55 徳沢 → 8:40 横尾 9:00 → 9:50 本谷橋 10:00 → 11:45 涸沢ヒュッテ 12:10 → 14:00 奥穂高山荘 泊 ⇔ 奥穂高岳 
A 奥穂高山荘 6:30 →  涸沢岳 → 奥穂高山荘 7:00 → 涸沢小屋 8:30 → 本谷橋 9:20 → 10:20 横尾 10:30 → 徳沢 11:30 → 明神館 12:30 →  明神池 13:40 → 14:40 上高地BS 16:30  ⇒ 21:00 新宿 

【 コメント 】
 ・ 5年ぶりの日本アルプスを代表する山“奥穂高”山行。何度登っても満足しています。
 ・ 安定した天候が期待でき、降雪の前の紅葉が始まってからの山行計画を立て、勤務日を調整。上高地から西穂高→ジャンダルム → 奥穂高 → 槍ヶ岳の縦走を予定していましたが、予定日の天候が不安定でしたので延期、再度予定しましたが、直前に降雪があり、来年に延期しました。
 ・ 今回は、涸沢から奥穂高→前穂高→上高地の夜行1泊予定の山行きです。
 ・ 新宿からの直通バス(2台)で23時に出発、6時に上高地に到着。平日のため車内は2台とも7割位の乗車率。
 ・ 快晴、朝日に赤く染まり始めた(モルゲンロートした)西穂高岳・奥穂高岳・前穂高岳などを眺めながら、河童橋へ向かう。
 ・ このあたりは広葉樹林がほとんどなく、わづかに数本真っ赤に紅葉したカエデがありました。
 ・ 霜で真っ白になった徳沢のキャンプ場には、数張りテントがありました。
 ・ 横尾で、涸沢方面へ分岐、横尾大橋を渡り、本谷へ進むにつれ、迫力のある屏風ノ頭が見え始め、次第に紅葉した樹木が現れはじめる。
 ・ 本谷吊り橋を渡った所で、周囲の紅葉を眺めながら休憩。
 ・ 2時間ほど進んで涸沢ヒュッテに到着。 周辺の素晴らしい紅葉に見惚れながら休憩。
 ・ 紅葉のピークは10月2週目で、すでに1週間遅くなってしまいましたが、充分満喫できる状態です。
 ・ 紅葉観光のツアー団体が数グループいました。
 ・ パノラマコースで奥穂高山荘まで、周囲の素晴らしい紅葉を眺め、撮影しながら登る。
 ・ 雲一つない快晴微風の絶好の登山日和のなか、素晴らしさを満喫しながらの登山を味わいました。
 ・ 涸沢ヒュッテから2時間弱で、奥穂高山荘に到着。手続き後、空身で奥穂高岳登頂開始。
 ・ 到着時間が早ければ、ジャンダルムまでピストンの予定でしたが、14時になってしまったため、次回の縦走時に行くこととし、ゆっくりと登り始める。
 ・ やや急登の連続で、最初のハシゴを登っていた時、出張ってた岩に軽くヘッディング、頭上注意です。
 ・ 先客1人、雲海に浮かぶ槍ヶ岳をバックに撮影。 西方の“ジャンダルム”がクッキリと浮かび上がる。
 ・ たっぶり展望を楽しんだ後、山荘へ戻る。
 ・ うす雲がなかったため、日没時の夕焼けは見られず残念。
 ・ 翌朝は強風・快晴、素晴らしい日の出を拝見。
 ・ 奥穂高岳登山者が強風・寒さのため危険で戻ってきたため、当方も予定を変更して涸沢岳だけに変更しました。
 ・ 朝食後、空身で涸沢岳ピストン、誰もいない山頂からの槍ヶ岳方面の展望を満喫できました。
 ・ 小屋に戻り、下山開始。 涸沢に着く頃には、次第に雲に覆われ始めました。
 ・ 途中、紅葉の写真を撮りながら本谷橋まで行き、吊り橋を見上げながら休憩。
 ・ 天候が悪くなる前に、下山完了すべく、やや早足で進み、“明神池”で周りの景色を撮影しました。
 ・ 上高地BS到着前に小雨が降り出しましたが、本降りになる前に到着。
 ・ 食堂で軽く食事をとったり、観光センターを見学したりして、時間を調整、16時半発の新宿行き直通バスに乗車、途中渋滞もなく予定通り21時に到着。

 * 奥穂高岳・涸沢岳からの素晴らしい展望、紅葉盛りの涸沢の素晴らしい景色を満喫、大自然の気を味わいながらの山行で大満足の山旅でした。
  
   ・ トイレ : 上高地バスターミナル、河童橋、明神、徳沢、横尾、涸沢、奥穂高山荘。
   ・  携帯電話 : (au) 上高地〜明神:通信OK。 徳沢〜涸沢〜奥穂高山荘は圏外。 

6:12  上高地BS → 河童橋   6:13 〃                        6:17 朝日に染まった(モルゲンロート)前穂高方面
 〃 梓川&河童橋  〃左から西穂高岳〜奥穂高岳〜前穂高岳  〃   焼岳
  〃  水草  河童橋 → 明神館 :  明神岳方面  〃
  明神館 → 徳沢  : 明神岳方面  〃  〃
 徳沢 キャンプ場  徳沢 → 横尾  : 明神岳  〃
 徳沢 → 横尾 : 明神岳、屏風の頭方面  〃   横尾大橋
 横尾 → 本谷橋  : 屏風ノ頭   〃  〃
 〃  紅葉真っ盛り  〃  本谷橋
本谷橋 : 涸沢岳  〃  〃
本谷橋 → 涸沢  〃  〃
本谷橋 → 涸沢  〃  : 涸沢岳、北穂高岳  〃
本谷橋 → 涸沢  〃
 本谷橋 → 涸沢  ナナカマドの紅葉  〃  〃
 本谷橋 → 涸沢  〃  涸沢岳  〃
 涸沢  涸沢ヒュッテより   〃  : 涸沢岳
 涸沢 : ナナカマドの実  〃  〃
 涸沢 テント場 : 涸沢ヒュッテより   〃   涸沢小屋  涸沢 → パノラマコース → 奥穂高山荘
  涸沢 → パノラマコース → 奥穂高山荘  〃  〃    : ジャンダルム
 〃  : ジャンダルム  〃 : 〃  〃
 奥穂高岳 山頂  奥穂高岳 山頂より雲海に浮かぶ“槍ヶ岳”  奥穂高岳 山頂&穂高神社嶺宮
奥穂高岳 山頂より雲海に浮かぶ“槍ヶ岳”  〃  〃  夕日
奥穂高山荘より 夕日 :  5:17    H24.10.16  奥穂高山荘より 日の出前 : 5:26   H24.10.17  〃  : 5:27
 日の出    : 5:56  〃  : 5:58  奥穂高山荘&涸沢岳 : 6:01
 奥穂高岳 → 涸沢岳  : 奥穂高山荘&奥穂高岳  涸沢岳 山頂  涸沢岳 山頂からの槍ヶ岳
 涸沢岳 山頂からの、双六岳方面  涸沢岳 山頂からの、槍ヶ岳  奥穂高岳 → 涸沢
 奥穂高岳 → 涸沢 : イワカガミの紅葉  〃  :ナナカマド  〃   紅葉真っ盛り
 〃   奇石  涸沢小屋より   涸沢ヒュッテより
 涸沢 → 本谷橋  〃  〃  紅葉真っ盛り
 涸沢 → 本谷橋  本谷橋  〃
 本谷橋 → 横尾 : 紅葉真っ盛り  〃  〃   : トリカブト
 徳沢   : きのこ(サルノコシカケ)  〃  : イワカガミ  明神橋
 穂高神社奥宮 入口鳥居  明神池  〃
 明神池  〃  〃
 穂高神社奥宮 双竜   穂高神社奥宮  明神岳
 上高地  上高地観光センター 案内資料  〃
 〃  〃  〃
 〃  〃  〃


55.穂高岳−3

行程  2007(平成19年)10月12日(金)夜 〜 10月15日(月) 往復路  : 直通バス   バス:⇒、 徒歩: →
@ 新宿 23:00 ⇒ 6:10 上高地 6:30 → 7:10 明神館 → 7:55 徳沢 → 8:40 横尾 9:00 → 9:40 一の又 → 10:20 涸沢ヒュッテ 10:35 → 11:40 水俣乗越分岐 11:50 → 15:00 槍ヶ岳山荘 泊 ⇔ 槍ヶ岳 穂先
A 槍ヶ岳山荘 5:45 ⇔ 6:00 槍ヶ岳 穂先 6:20 → 6:30槍ヶ岳山荘 6:50 → 7:20 大喰岳  → 7:55 中岳 8:05 → 9:00  南岳 9:10→ 12:10 北穂高岳 12:30 → 14:30 涸沢岳 14:40 → 14:50 穂高岳山荘 泊
B 穂高岳山荘 6:00 → 6:45奥穂高岳 7:20 → 8:30 紀美子平 → 8:50 前穂高岳 9:15→ 紀美子平 9:35 → 11:10 岳沢 11:20 → 岳沢登山口 12:20 → 河童橋周辺散策 → 13:30 上高地バスターミナル 14:00 ⇒ 18:50 新宿

【 コメント 】
 ・ 久々(13年ぶり)に日本アルプスを代表する山“槍ヶ岳”山行。今回で6回目ですが、何度登っても満足しています。
 ・ 新宿から直行バスで、上高地へ。週末の紅葉シーズンとあって、バス6台満車状態で出発。(アルピコ:往路7,000円、復路6,000円)
 ・ 沢渡で、低公害バスに乗り換え、40分かかって上高地バスターミナルに到着。
 ・ 準備運動完了後、明るくなった景色を見ながら、5分で童橋、いつもの風景。明神岳頂部が雲に隠れていたので休憩せずに、傾斜の少ない沢沿いの道を明神、徳沢園、新村橋、横尾へ。
 ・ 雲が消え始め、明神岳がはっきり姿を現し、屏風岩が真近に迫る。
 ・ 横尾大橋までは観光客や登山客で人通りが多かったが、この先、出発する大部分の人が涸沢方面へ向って行った。
 ・ 標高1,505mの上高地から1,620mの横尾までは緩やかな登り。 
 ・ 屏風岩が対岸正面に見えると横尾。横尾キャンプサイトには10張り程度のテント設営あり。
 ・ 槍見で突然視界が開け、尖った槍の穂先が見える。
 ・ 槍沢ロッジに到着、ロッジの温度計は11℃表示。
 ・ 今年は残暑のため、紅葉がかなり(2W位)遅れていましたが、ここ数日の冷え込みで急速に紅葉が進み、ようやくハバ平付近からは紅葉が真っ盛りとなる。
 ・ 水俣乗越分岐に到着、休憩。
 ・ 大曲を過ぎ、やや急になった上り坂を進み、天狗原との分岐点に到着。槍の展望が臨まれる。南岳方面からの下山者・登山者が数名いた。
 ・ この付近からの槍沢の紅葉のスケールの良さは一流、ななかまどと槍ヶ岳が非常に綺麗。
 ・ 槍沢は涸沢などとならぶ北ア代表的な氷河圏谷(カール地形)、天狗原はまたの名を氷河公園といい典型的なカール平原。
 ・ 槍沢カールの坊主ノ岩小屋に到着。
  『 “坊主岩”
   〜 坊主岩は、1828年(江戸時代:文政11年)7月20日に槍ケ岳に初登頂した播隆上人僧の名は播隆(ばんりゅう)。山岳を寺院とした念仏行者)が籠もると言われる岩穴。 岩の洞穴内部は2段形状で、奥はかなり広いスペースがあるとのこと。
   「1825年(文政7年)に笠ケ岳で、ご来光を拝された播隆上人が、天に宙する槍ヶ岳の穂先に金色に輝く如来像をご覧になり、槍ヶ岳開山を生涯の目標として心に誓われた」といわれており、文政九年、坊主岩小屋に達し七十七日間の念仏修行をする。
   2年後に中田又重郎等の協力により、槍ヶ岳の尖峰の登攀に成功。
   絶頂に銅製の阿弥陀仏・観世音菩薩、木像の文珠師利菩薩の三体を安置した小祠を置き、槍の肩から山頂にかけての岩場に四ヶ所の鉄鎖を取りつけ、悲願の開山を成し遂げる。
   播隆上人が登山基地にしたところである。
   43歳で初登攀した「播隆上人」こそ、日本初のアルピニストと言える。 』

 ・ 殺生ヒュッテとの分岐を過ぎると、槍ケ岳の肩の直下のザレ場のジグザグ急登に取り付き、槍の穂先を右上に見ながら、白いペンキマークが充分過ぎるほどある登山道を登る。 槍ケ岳山荘に到着。
 ・ 到着する直前から急速に雲が湧き上がり展望が利かなくなったので、槍ケ岳山荘で受付、部屋に入ってガスが取れるまでしばらく休憩。
 ・ 標高3,080mの槍ケ岳の南下の肩に建つ槍ケ岳山荘は、白馬山荘ほどではないですが、とても立派な建物です。
 ・ 2時間ほど休息した後16時過ぎ、ガスがやや切れてきたので、穂先登頂に出かける。
 ・ 渋滞もなく約15分弱で穂先に到着。ピーク渋滞時には通常約30分のところが倍程度かかるようです。
 ・ 取付きには「浮石が多く、落石の危険があります。」、「完全に自己責任で充分注意して登ってください。」と書かれている。
 ・ 白マークと矢印に従って急な岩場に取り付き登る。 反対側に廻り込んだ後、垂直に近い岩場に取り付く。
 ・ 手がかり足場は確実で、取っ付きやすい岩、クサリ、鉄の杭等を利用し、下を見ないで三点確保で登れば問題ない。
 ・ 途中、下りのルートとの狭い合流点があるのでシーズン中は渋滞する。最後にほぼ垂直な二連梯子を上がると穂先に出る。
 ・ 槍ケ岳の山頂はゴツゴツした岩の狭い場所で、西側に小さな祠・手前に三角点がある。20〜30人ぐらいが定員の広さ。
 ・ 下山ルートも登りと別のルートで、しっかりしているので、慎重に下ると問題はない。
 ・ 誰もいなくなった穂先で瞑想後、約10分で小屋に到着。
 ・ 夕食は17時からで、約30人位づつ、2回に分かれて摂る。
 ・ シーズンオフのため宿泊者が少なく(定員約600名の1割程度)、比較的静かな夜でしたので、夜行バスの疲れもありすぐに熟睡。
 ・ 日の出は5時50分頃、あいにく東の空は雲が多くハッキリした御来光は望めませんでしたが、山荘前の槍ヶ岳を望む定番のビューポイントから、日の出前の写真を撮影する。
 ・ 日の出の時刻が近づき次第に展望がきいてきたので、昨夕に引き続き再度穂先に登る。
 ・ 約-4℃・5m/sの寒さの中、数人しかいない穂先に登った。
 ・ 直ぐ真下に槍岳小屋の赤い屋根。東鎌尾根と槍沢、西鎌尾根、後立山方面、白山、笠ヶ岳、大キレットから穂高方面などまで視界が延び、北アルプスの主要な山々がほぼ見渡せた。
 ・ 小屋に戻り、お湯1リットル200円(水は宿泊者無料)を払いインスタントレモンティーで軽い朝食後、好天の中穂高へ向けて出発。
 ・ 槍ヶ岳から穂高連峰を結ぶ山々は、岩と展望とスルリに満ちた、日本アルプスの豪快さを見せてくれる。
 ・ 槍からは標高差約80m30分で大喰岳3,101mに到着。ここは槍ヶ岳を真正面に捉える絶好の撮影ポイント。
 ・ 中岳山頂3,084m、ここは大喰岳以上の展望、撮影ポイント。槍ヶ岳と、穂高連峰のひときわ目をつく山容。北東方面から大天井岳、常念岳、蝶ガ岳、南に穂高の岩稜群、西に笠ガ岳、北西方面に双六岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳などなどの一大パノラマ。東側真下には紅葉した槍沢も見える。
 ・ 南岳3,033mで休憩していると、そばのハイマツの中で赤く実のった実をついばんでいる雷鳥を発見、写真を撮る。
 ・ 南岳小屋からは真南に一気に230m下降し、キレットの最低鞍部2,748mに降り立つ。
 ・ 大キレットまでの岩場は、断続的に3点支持の急下降が続くので、気が緩めない。
 ・ 大キレットを通過し、長谷川ピークの急登・降で、下りはナイフエッジの岩稜をクサリを頼りに下りる。
 ・ さらにA沢のコルを通過、北穂高までの326mのジグザグの浮石の多い急登、飛騨泣きと難所が続く。急峻な岩、手がかり足がかりは何とかあるが部分的に浮き石が多く、特に落石には充分な注意が必要。飛騨泣きは、岩もしっかりしておりホールド、スタンスともに豊富で不安は感じない。
 ・ 飛騨泣きを過ぎ、涸沢側と滝谷側、両側の谷を覗きながら、危険なガレ場、ザレ場を進んで最後の壁を登り切っていき、北穂小屋に到着。
 ・ 北穂小屋裏がすぐ北穂高岳3,106m山頂。
 ・ 涸沢のコルへ170mの下降登り返しで涸沢岳3,110mに到着。
 ・ 400m下降して穂高山荘に15時前に到着。受付を済ませ、空身で奥穂高山頂まで登り始めるが、ガスってきて展望が望めなくなったため途中で引き返す。
 ・ 夕食の17時まで小屋内外を散策。約30人位の宿泊者で、揃って食事。
 ・ 食後、穂高山荘等に関してのビデオ上映を見てから就寝。
 ・ 翌朝は残念ながら深い霧のため、ご来光は望めず、明るくなってから出発。
 ・ 小屋の前からいきなりの急登、霧氷が岩に付着して白いマークがほとんど見えない。慎重に確認しながら登る。すぐに鉄梯子が二つあり、これまた凍りついた状態であったので、3点確保で慎重に登る。その後は危険な急登はなく、急速に霧も雲も晴れ上がり、標高差190m、穂高岳3,190m頂上に無事到着。
 ・ 奥穂高山頂からの展望を満喫する。
 ・ 特に箱庭のように俯瞰できる上高地と、南西に延びる尾根上のジャンダルムが印象的。
 ・ 西穂へ下山していた登山者が戻ってきて、凍結で危険な為前穂高ルートに変更したとのことでした。
 ・ 展望を充分堪能した後、前穂へ向けて出発。
 ・ 吊尾根は一部クサリと梯子がありましたが、凍結はなく危険な箇所も特にありませんでした。
 ・ 何度もピークを越えても、まだその先にピークが現われ、ようやく紀美子平に到着。リュックをデポし前穂高岳3,090mをピストン。
 ・ 白マークを忠実に登らないと直登してしまうので、充分確認しながら登る。
 ・ 山頂は広く展望の利く北端まで進む。眼下に、涸沢、正面に奥穂高、北穂高の大キレット、南西に西穂高の山並がパノラマ状に展望できた。
 ・ 展望中に、突然涸沢方向から大量の落石の音が約1分間以上響き渡ったので注視したが、確認できませんでした。
 ・ 3,000m級の7山を無事登り終え、紀美子平に戻る。
 ・ 紀美子平の由来 --- 重太郎新道を開いた故今田重太郎さんが、一緒にそのお手伝いをされていた娘の紀美子さんが亡くなられたのをきっかけに名づけられた。
 ・ 重太郎新道は多少ガレ場と梯子がありましたが、特に危険な箇所はなく、倒壊した岳沢ヒュッテ跡地に到着。
 ・ 周辺は紅葉真っ盛りで、休憩する。
 ・ 岳沢登山口に到着、舗装遊歩道を観光客に混じって河童橋へ、紅葉のシーズン到来とあって平日にも関わらず、大勢の観光客で賑わっていました。
 ・ 直通バスの集合時間まで付近を散策。
 ・ 上高地バスターミナルでは沢渡行のバス停前が長蛇の列。週末は相当混雑しているようです。
 ・ 定刻発車で約40分で沢渡着。低公害バスから乗り換え、定刻よりやや早い19時前に到着。
 ・ 週末は沢渡まで、158号線の渋滞等で1〜2時間位かかるようです。

【注意】
  * 飛騨泣き〜北穂高間は特に浮石が多く落石を起こさないように慎重な歩行を心掛けること。下方に人が居ないことを確認してから歩き、直下に居る場合は通過するまで待ってから歩き始めたい。
  * 一部踏み跡が分岐している場所があります。白ペンキマークを忠実に進まないとやや危険な岩場に出る場合がありました。
  * 南岳〜涸沢岳間は、降雪、積雪、凍結時、暴風雨時等は非常に危険ですので、中止するか、エスケープルートに変更するのが望ましい。
  * 初心者が北穂高岳、奥穂高岳双方を目指す場合は、涸沢ヒュッテをベースに各々ピストンするのが安全。
  * シーズン中は上高地〜沢渡の大渋滞を考慮して、午前中に上高地のバスターミナルに戻って帰らないと帰宅が相当遅くなる覚悟が必要。
 
 * 槍ヶ岳山荘のHP   ⇒ ⇒   日本アルプスの十字路・槍ヶ岳/槍ヶ岳山荘ホームページ
 * 穂高岳の辞典     ⇒ ⇒   穂高岳 - Wikipedia
 * 槍ヶ岳の状況のHP  ⇒ ⇒   LIVE!槍ヶ岳
                   ⇒ ⇒  山頂ライブ

1.10.13 明神岳 2.横尾キャンプサイト 3.横尾大橋・屏風岩
4.横尾 → 槍沢ロッジ  5. 〃 6. 〃
7.槍沢ロッジ付近 8. 〃  9. 槍沢ロッジ → ハバ平
10. 槍沢ロッジ → ハバ平 11. 〃 12.〃
13. 〃 14.ハバ平 付近 15. ハバ平 → 水俣乗越分岐
16.ハバ平 → 水俣乗越分岐 17. 〃 18. 〃
19.ハバ平 → 水俣乗越分岐 20. 〃 21. 〃
22.大曲付近 23. 〃 24. 〃
25. 水俣乗越分岐 26. 水俣乗越分岐付近 27. 水俣乗越分岐 → 天狗原分岐
28.水俣乗越分岐 → 天狗原分岐 29. 〃  紅葉したナナカマド 30. 〃
31. 〃  最後のリンドウ 32. 〃 紅葉したハクサンイチゲ 33. 〃
34. 〃 35. 〃 36. 〃
37.天狗原分岐付近 38. 天狗原分岐 39. 〃
40.殺生ヒュッテ分岐 41. 〃 42.槍ヶ岳 槍の穂先中間より
43.槍の穂先頂上直下のハシゴ 44. 〃 45. 10.14 山荘前から、日の出
46.11.14 槍ヶ岳山頂、槍穂先の祠、雲海 47.雲海 48. 笠ガ岳方面
49.大喰岳・南岳方向 50.山荘前から 51.大喰岳山頂(3,101m)より槍ヶ岳
52.中岳山頂より槍 53. 〃 54. 中岳〜南岳 より槍
55.南岳山頂より槍 56. 〃  雷鳥 57.眼下の大キレット
58.大キレット 59. 〃 60. 〃
61.〃 62.北穂高岳山頂 63. 〃
64.涸沢のコルより槍 65.涸沢のコルより涸沢ヒュッテ、テント 66.涸沢のコル
67.涸沢岳山頂より奥穂高 68.涸沢岳山頂より奥穂高山荘 69.11.15  奥穂高岳山頂   全面霧氷
70.奥穂高岳山頂 71. 〃 72.奥穂高岳山頂よりジャンダルム
73.奥穂高岳山頂付近 74. 〃  霧氷のハイマツ 75.奥穂高岳 →前穂高岳
76.奥穂高岳 →前穂高岳 77.奥穂高岳 →前穂高岳 78. 前穂高岳山頂より 槍方向  
79. 前穂高岳山頂より涸沢ヒュッテ 80.前穂高岳 → 岳沢 81.岳沢  西穂高方面
82.前穂高岳 → 岳沢 83. 〃 84. 〃  長いハシゴはこの1箇所のみ
85.重太郎新道より吊尾根 86. 岳沢 87.風穴 〜 冷たい風が吹き出していた
88.遊歩道より明神岳 89.河童橋 明神岳 90.バスターミナル前にて木の実を食べるサル


55.穂高岳−2

行程  1993(平成6年)9月13日夜 〜 9月16日 往路  :夜行 直通バス復路 : 電車
 鉄道:⇒⇒、 バス:⇒、 徒歩: →
@ 新宿 22:30 ⇒ 5:20 上高地 5:50 → 7:30 徳沢 → 8:20 横尾 → 10:50 涸沢ヒュッテ 11:00 → 11:50 屏風の頭 12:05 → 12:50 →涸沢 13:10 → 15:00 穂高岳山荘 泊
A 穂高岳山荘 5:20 → 5:40 奥穂高岳 6:10 → 6:20 穂高岳山荘 6:30→ 6:50 涸沢岳 7:10 → 8:30 北穂高岳 8:50 → 11:00 南岳 → 中岳 → 大喰岳 → 14:30 槍ヶ岳山荘 泊
B 槍ヶ岳山荘 5:20 → 5:35 槍ヶ岳 5:50 → 6:00  槍ヶ岳山荘 → 8:15 ヒュッテ西岳 → 8:20 西岳 → 9:40 大天井ヒュッテ 9:50 → 10:10  大天井岳 10:30  → 13:00 燕山荘 13:20 → 燕岳 14:15  →  16:30 中房温泉 泊
C 中房温泉 8:00 → 10:30 有明山 → 13:30 キャンプ場 → 14:20 松川 15:40 ⇒⇒ 16:30松本 16:50  ⇒⇒ 19:05 八王子 ⇒⇒ 川崎 

コメント
   ・ 日本アルプスを代表する山“槍ヶ岳”は今回で5回目ですが、何度登っても感激です。富士山登頂は一度で満足です。
   ・ 体力と注意力を維持しながらの、安全登山で縦走です。
   ・ オフシーズンでも河童橋付近は観光客等で格好にぎやかです。
   ・ 日本第3位の標高の奥穂高岳からの展望はバツグン。
   ・ 奥穂高岳→槍ヶ岳の縦走路で、小ピークハントルートがありましたが、メインルートを忠実に縦走したほうが安全で、体力消耗も防げます。一部足が届かず戻った箇所もありました。
   ・ 槍の穂先への登頂は、クサリとハシゴの連続ですが、慎重に登っていけば、初心者でも登頂可能でしょう。
   ・ 槍の穂先は狭いので、最盛期には登頂に長時間またされます。
   ・ 槍の穂先からの大パノラマは、時間の経つのも忘れてしまいます。

1.明神より前明神岳 3.涸沢→屏風のコルより 北穂高、槍ヶ岳
2。河童橋より焼岳 4.穂高岳山荘より 夕日 5.奥穂高岳山頂より
6.奥穂高岳より涸沢方向 7.涸沢岳山頂 8.北穂高岳山頂より槍方向
9.北穂高岳山頂付近 10.大キレット → 南岳 11.南岳 → 中岳(氷河公園)

12.大キレット 13.槍ヶ岳山頂(北方向) 14.槍ヶ岳山頂付近より北東方向
15.槍ヶ岳山頂(南西方向:笠ガ岳) 16.槍ヶ岳山頂付近 17.東鎌尾根より、槍
18.大天井岳 19.燕岳 20.蛙岩

55.穂高岳−1

行程  1992(平成5年) 10月19日(火)夜 〜 23日(土)   往路  :直通バス
 復路 :電車
マイカー: ≫ 鉄道:⇒⇒、 バス:⇒、 徒歩: →
@ 新宿 22:30 ⇒ 6:00 上高地バスターミナル 6:20  → 8:30 西穂山荘 8:45  → 10:30 西穂高岳 10:45 → 14:00 ジャンダルム → 15:40 奥穂高岳 16:00 → 16:20 奥穂高岳山荘 泊
A 奥穂高岳山荘 7:00 → 奥穂高岳 → 奥穂高岳山荘 8:40 → 9:50 紀美子平 → 10:00 前穂高岳 10:20 → 12:10 岳沢ヒュッテ → 14:00 河童橋 → 徳沢ロッジ 泊
B 徳沢ロッジ 泊 5:15 → 7:30 長堀山 7:40 → 7:40 蝶ヶ岳 9:10 → 11:40 常念岳 12:00 → 12:20 常念小屋 12:35  → 14:00 横通岳 14:10 → 15:15 大天荘 15:20 大天井岳 → 17:25 燕山荘 泊
C 燕山荘 5:30 → 5:50 燕岳 6:20  → 9:30 東沢岳 9:30 → 餓鬼岳小屋 10:30 → 10:35 餓鬼岳 → 12;50 魚止の滝 13:00 → 13:20 効用の滝 13:30 → 13:50 白沢登山口 14:00 → 15:30 常盤駅 16:07 ⇒⇒ 16:30 松本 17:17 ⇒⇒ 20:06 新宿

 【 コメント 】
   ・ ジャンダルム付近のマークが一部不鮮明箇所あり、要注意。
   ・ 2日目の早朝は、暴風雪の為、急遽槍ヶ岳経由を中止。(北穂以北は一部アイスバーンありとの情報)。一旦上高地に下りて、蝶ヶ岳経由で餓鬼岳山行に変更。
   ・ 天候は急速に回復、前穂に到着前に快晴となった。以後快適な登山、展望を満喫。
   ・ 強風・積雪の為2日目の奥穂高岳が一部やや危険な箇所がありました。
   ・ 上高地付近の紅葉は真っ盛り。
   ・ 前穂高岳、蝶ヶ岳、常念岳からの大パノラマ、素晴らしかった。
   ・ 上高地からの前穂・焼岳の風景も素晴らしい。
   ・ 燕岳 →東沢岳間の紅葉の花畑も見もの。

1.上高地→田代橋 2.衣笠池付近より焼岳 3.西穂山荘より西方向 ↑笠ヶ岳  抜戸岳
4.西穂山荘より北方向  西穂独標 5.西穂独標より吊尾根  前穂高 6.西穂高山頂より北方 奥穂・南岳・槍
7.ジャンダルム 8.吊尾根より奥穂高 9.前穂高山頂より北西方向
10.前穂高山頂より北方 涸沢 11.前穂高山頂より北東 12.岳沢より吊尾根
13.前明神岳 14.河童橋西岸より前穂 15.蝶ヶ岳山頂より槍
16.常念岳山頂より槍 17.常念岳山頂より、横通岳・大天井岳 18.大天井岳山頂
19.燕山荘前より 日の出20分前 20.燕岳山頂より   日の出12分後 21.燕岳 →東沢岳