東 京 都 区 内 の 巨 樹 
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T  巨樹概要
U  都区内の巨樹
 東京都区内の巨樹リスト
 No.1−5
 No.7−10
 No.11−14
 No.16−20
 No.21−25
 No.26−31
V  参考資料
W   リンク集  


  最近急速に進み始めた、地球温暖化に対し、ようやく多くの世界の人々が意識し始めました。
 このままでは、将来自分たちの生活にも支障をきたし更には人類の存在そのものにも関わってきそうな状況に危機感を抱き始め、何らかの対策をしなければいけないと多くの人々が気づき始めました。
 国家も、企業も、個人も地球環境保全、省エネルギーについて、関心が高まり、ようやく具体的行動を真剣に実行し始めてきたようです。
  この度の第34回主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)でも真剣に論議が行われ、一定の成果があったようです。
 地球環境保全・地球温暖化抑制の一環として、森林の保護や砂漠化の防止・緑化推進、都市の緑化等の推進が世界的に行われてきました。
  個人レベルでも、ストレスの多い今の時代、心身の健康維持や、精神的・魂的いやし(癒し)を求めて、大自然と交流したいと思い行動に移している人々が増加してきています。
 休日に身近にある山や森へ出かけ、大自然のエネルギーを充電・リフレッシュすることで、英気がみなぎってきます。
 山や森林地帯だけでなく、町中の神社にも多くの樹木があります。各地に「鎮守の森」もあり、風格のある巨大な樹木もあり、特に“神木”といわれるような巨樹に出会うと心がいやされる感じがするようです。
 当方この度、身近にある都内の『巨樹』巡りを行いましたので、関心のある方はどうぞ参考にして下さい。
 今の時代、心の底から魂の底から久遠の昔から求め続けてきた何か、を求めて、情報を求め修行したりして、疲れ迷ってしまうより、大自然に溶け込むだけのほうが、自然な形で本人に最も適した『真理』のメッセージをキャッチすることができると思います。
 巨樹と対面して、巨樹達からの“気・オーラ”を感じ取り、メッセージや素晴らしいスピリッツを感じてみてはいかがでしょうか。  

 

§T.巨樹概要

1.巨樹の定義 
 
 ・ 『 地上から130cmの位置で幹周(幹の円周)が300cm以上の樹木 』。 
     ⇒ 1988年(昭和63年)環境庁定義。(巨樹・巨木林調査を行うために制定)
 ・ 『 地上から1.3mの位置において幹が複数に分かれている場合は、個々の幹の幹周を測定し、それらを合計するものとし、巨樹が斜面に生育している場合は、山側の地上から約1.3mの位置で測定する 』。
 ・ 地上130センチの位置において幹が複数に分かれている場合には、それぞれの幹周りの合計が300センチ以上あり、主幹の幹周りが200センチ以上のもの。

2.【樹木の大きさ】
   ・ 樹木の大きさを表す寸法は、
“S幹周”(主株の地上130cm位置における、幹の周囲の長さ)で順位を決定。

3.【測定方法  】
   ・ 窪み(くぼみ)や空洞に関係なく、メジャーの左右を引っ張り、ピンと張った状態で計測。 
   ・ 斜面に生えている木は、山側(高い方)で地上(根元)から130cmの高さで計測。
   ・ 斜面が急、崖等で谷側(低い方)に降りれない場合は、山側から測量ポールで直径を測り、幹周を計算。
   ・ 根が地面から上がっている場合は、露出している根の上端から130cmの位置で計測。
   ・ 斜面繁殖 --- 幹の軸線を想定し、地表面に接したところから、幹の形状に沿って130cmの位置で幹周り(軸線に対して垂直面)を計測。

§U.東京都区内の巨樹

  【 巨樹(地上から130cmの位置で幹周(幹の円周)が300cm以上の樹木)のうち、主幹の幹周が6m以上の都区内の樹木リスト 】

  ※  環境庁2,000年(平成12年)実施の第6回自然環境保全基礎調査、「巨樹・巨木林調査」(緑の国勢調査)のデータを検索し編集しました。
  ※ 巨樹巨木林調査は、全国の市町村などに委託し計測されたもので、計測の方法も測定マニュアルを遵守せづに行われていたようです。本来の正確なデータとは言えないようです。明らかに根の部分を計測しているのもあるようです。 今後、再度正確な計測調査による「巨樹・巨木林調査」(緑の国勢調査)が実施されることを期待しています。

 略号       内   容
S幹周  主幹の周囲長。一般的に樹木の大きさ順位はこの値を使用。 m。
   個人的に計測したS幹周値。 m。(有効数字 cm位を四捨五入)
幹 周  主幹と株立ち各々の幹周長の合計値。 m。
主 幹  株立のみでの、主幹の大きさ。 m。 
記念物  国=国指定天然記念物.。
 都=都指定天然記念物。 
 区=区指定天然記念物
信仰  樹木が信仰の対象。

リンク NO 樹  種 名 称 記 念 物              S幹周 幹周 樹高 樹齢 風格 信仰
所在地 社 寺 等 番  地 最  寄  駅
T 1  イチョウ   逆さイチョウ   10.40 10.8 10.40 20 20 750年
以上
B  有
港区 善福寺 元麻布
 1−6−21
メトロ・南北線:麻布十番 10.1 26
2  クスノキ  楠亭の
クスノキ
 − 9.55 9.55 600年  無
文京区 本郷
 1−28−32
JR・総武線、都営三田・線:水道橋 6.3 21
3  スタジイ   − 9.15 9.15 C  無
文京区 栄松院 向丘
 2-35−7
メトロ・南北線:本駒込 8.2 11
4  イチョウ   − 8.80 8.80  無
文京区 小石川植物園 白山 3− 都営・三田線:白山 4.5 24
5  イチョウ   鬼子母神の
公孫樹
  8.00 8.0 8.00 30 600年 B  有
豊島区 鬼子母神 雑司ヶ谷
 3−15−20
メトロ・副都心線:雑司ヶ谷
都電:鬼子母神前
6.4 34
 ケヤキ   白山神社の
大ケヤキ
  8.00 8.00 30 19 800年 B  有
馬区 白山神社 練馬 4−2 西武・池袋線、都営大江戸線:練馬 7.6 17
U 7  イチョウ  − 7.50 7.50 25 400年 C  有
港区 氷川神社 赤坂 6−10 メトロ・南北線:溜池山王
千代田線:赤坂
6.6 24
8  スタジイ  旧細川鄭の
スタジイ
  7.40 8.1 7.40 17 11 300年
以上
C  無
港区 高松中学校
(歩道)
高輪
 1−16−25
メトロ・南北線、都営三田線:白金高輪 7.9 10
 イチョウ 7.40 7.40 25  無
港区 高松中学校 高輪
 1−16−
10  ケヤキ  白山神社の
大ケヤキ
  7.20 7.20 30 900年 B  有
練馬区 白山神社 練馬
 4−2
西武・池袋線、都営大江戸線:練馬 5.2 15
V 11  イチョウ 7.15 7.15 11  −
千代田区 皇居 千代田
 1−1
メトロ・:
JR、:
12  イチョウ 7.10 7.10 20 800年 C  -
台東区 旧岩崎邸庭園 池之端
 1−3−45
メトロ・千代田線:湯島、
JR:山の手線・京浜東北線、都営・大江戸:御徒町
 
13  イチョウ  − 7.00 7.00 25 C  有
江東区 富岡八幡宮 富岡
 1−20−3
メトロ・東西線、都営・大江戸線:門前中町 3.5 23
14  イチョウ 夫婦公孫樹雄木  − 7.00 7.00 30 600年 B  有
豊島区 天祖神社 南大塚
 3−49
JR・山手線、都電・荒川線:大塚 5.0 22
 イチョウ 夫婦公孫樹雌木  − 7.00 7.00 B  有
豊島区 天祖神社 南大塚
 3−49
JR・山手線、都電・荒川線:大塚 5.3 21
W 16  イチョウ   6.90 6.90 30 800年  無
品川区 光福寺 大井 6−9−19 JR・京浜東北線:大森 7.8 25
17  ケヤキ  − 6.80 6.80 8  無
渋谷区 個人
18  イチョウ  − 6.60 6.60 25  有
千代田区 山王日枝神社 永田町
 2−10−5
メトロ・南北線:溜池山王
千代田線:赤坂
6.9 23
19  トウカエデ  − 6.51 9.21 D  -
渋谷区 新宿御苑 千駄ヶ谷
 6−1−1
JR・総武線:千駄ヶ谷 5.5
20  イチョウ  本田博士の
首かけイチョウ
 − 6.50 6.50 20 400年 B  無
千代田区 日比谷公園 日比谷公園
 1−6
メトロ・丸ノ内線・千代田線:霞が関、
日比谷線・三田線:日比谷、JR:有楽町
6.8 34
X 21 モミジバ
スズカケノキ
6.48 6.48 10 E  無
新宿区 新宿御苑 内藤町 11− メトロ・丸の内線:新宿御苑前、
JR、メトロ、小田急、京王等:新宿等
6.0
22  イチョウ  王子神社の
大イチョウ
  6.36 6.36 19 450年 A  有
北区 王子神社 王子本町
 1−1−12
メトロ・南北線、JR・京浜東北線、
都電・荒川線:王子
5.3 23
23  スダジイ  − 6.30 6.30 25  無
港区 国立自然教育園 白金台
 5−21
メトロ・南北線、JR・山手線:目黒 4.6 23
24  ケヤキ  − 6.27 6.27 25  無
千代田区  皇居 千代田
 1−1
メトロ・線:
25  スダジイ  − 6.20 6.20  無
文京区 (法人)
Y 26  タブノキ  − 6.20 6.2 15  無
台東区
27  クスノキ  − 6.20 6.2 24  無
豊島区
28  スタジイ  − 6.15 6.15 C  無
文京区 小石川植物園 白山
 3− 
都営・三田線:白山 3.6 16
29  イチョウ   6.14 6.14 15  有
葛飾区 (個人)
30 スタジイ   6.10 6.10 8  無
品川区 (法人)
31 イチョウ  − 6.00 6.00 18 A  無
千代田区 北の丸公園 北の丸公園 メトロ・半蔵門線、都営新宿線:九段下 6.4 24

§V. 参考資料
 ・・・ トップテンに入っている巨樹4種類についての参考資料  (〜フリー事典等より)
(1).クスノキ
  科名:クスノキ科、ニッケイ属。  漢字名:楠。  常緑高木。 
  英名:Cinnamonum camphora
【別名】
  ・ クス、ナンジャモンジャ(ただし、「ナンジャモンジャ」はヒトツバタゴなど他の植物を指して用いられている場合もある)。
  ・ 一般的にクスノキに使われる「楠」という字は本来は中国のタブノキを指す字。
 漢字は「樟」で、「楠」はタブノキ。
  ・ 各地で名前がわからないため “ナンジャモンジャ” といわれているものにはクスノキが多い。
【語源】
  ・ 全体に特異な芳香を持ち「臭し(くすし)」がクスの語源。「薬(樟脳)の木」が語源とする説もある。防虫効果から元来虫除け(魔除け:アジア圏では古来から虫(蟲)は寄生虫や病原菌などの病魔を媒介すると考えられていた)に使われたくす玉(楠玉)の語源であるという説もある。
【生育地】
  ・ 台湾、中国南部、インドシナに分布する。
【特徴】 
  ・ 長命で、各地に巨木がある。高さ15〜25mに育つ常緑広葉樹。幹の太さがひとかかえ以上になるものも多く、単木ではこんもりとした樹形をなす。
  ・ 高さ30mまでになる。 ときに老大木で直径 5m に達するものがある。
  ・ 長命で天然記念物に指定されている巨樹名木も少なくない。
  ・ 巨樹リストの中でも圧倒的に多い、また独力で立っているのが多いのもクスの特徴である。 
  ・ 木肌は綿密で、耐湿・耐久性に優れている。葉はつやがあり、革質で、先の尖った楕円形で長さ 5〜7cm。
  ・ 葉は互生、卵形、広卵形で長さ6-10 cm  春、新葉が伸びだすと、まもなく古い葉は全部落ちる。芽出しの若葉は淡紅色、橙黄色などから淡緑色に変わり美しい。花と果実は目立たない。
  ・ クスは根張りが大きく樹高が低い。
  ・ 主脈の根本近くから左右に一対のやや太い側脈が出る、いわゆる三行脈という形。その三行脈の分岐点には一対の小さな膨らみがあり、これをダニ室という。初夏に大量に落葉する。   ・ 晩秋、直径7〜8mm程度の球形の果実が黒く熟し、鳥が食べて種子散布に与るが、人間の食用には適さない。直径5〜6mm程度の種子が一つ入っている。
  ・ 葉は、卵形〜広い楕円形、6〜10×3〜5cmで無毛、先は急に細くなり、しっぽ状につき出る。
  ・ 亜熱帯・暖帯の大高木で、人里に多い。
【用途】
  ・ 建築用装飾材・家具・彫刻に使用。 以前は樟脳の原料として使用。
  ・ 庭園樹、街路樹として広く植えられ、樟脳採取のために植裁されたものもある。 
  ・ 樟脳・・・クスノキから得られる無色透明の固体。防虫剤や医薬品等に使用され、いわゆる”カンフル”のこと。  材や根を水蒸気蒸留し樟脳を得る。
  ・ クスノキ葉や煙は防虫剤、鎮痛剤として用いられ、作業の際にクスノキを携帯していたという記録もある。
  ・ 防虫効能から家具や仏像などにも広く使われていた。
  ・ 散孔材で心材は黄褐色、紅褐色、肌目はやや粗く、木理は交走することが多く、玉杢などが現れるものがある。
  ・ 材はやや軽軟から中庸、耐朽性が高い。建築では内装材、また社寺建築、建具、家具、器具、楽器、彫刻、木象嵌その他に用いられる。
  ・ 古代には丸木舟に多く使われた。
  ・ 葉や幹、根などを蒸し、出て来る蒸気を冷やし(蒸留)、固形にしたものは、防虫剤やセルロイド、フィルムなどの材料になり、東南アジアでは古くからつくられていたが、日本では、意外にも歴史は浅く、江戸時代半ばからつくり始められ、明治時代には最盛期となり、何と合成樟脳やプラスチックが出廻った戦後にはもう衰退の道をたどり始めた。しかし、セルロイドがもてはやされていた明治から昭和のはじめ頃には、何と世界一の生産量となったこともあったほどで、その頃の日本の発展に樟脳、しいてはクスノキが重要な役割を果たしたといえる。
  ・ クスノキは、成長がさかんで、さらに長命なので、古くから人の名前に使われる事も多い。有名なのは南方熊楠である。
                                             ((〜フリー事典、 森林・林業学習館HP等より)


 《 日本最大の巨樹 》
   ⇒ 『 蒲生の大楠 』     * 過去においても現在においても、日本で最大の樹木とされている木。
  ・ 鹿児島県姶良郡蒲生町上久徳 八幡神社境内。
  ・ クスノキ  幹周=24.22m 樹高=30m  (23.3m、  樹高=27.5m)、 樹齢=1,500年(〜3,000年の伝承説)。根周りにいたっては約40m。
  ・ 昭和27年3月29日 特別天然記念物に指定。

(2).イチョウ
  科名:イチョウ科 イチョウ属、 学名:Ginkgo biloba L. 漢字名:銀杏(ぎんきょう)、公孫樹(こうそんじゅ)、白果(はくか)
  英名:Maidenhair Tree
【特徴】 
  ・ 中国原産で、生きた化石として知られている。古くからわが国にもたらされ、主に神社仏閣に植栽されてきた。葉の形から広葉樹扱いされるが、あくまで裸子植物であり、針葉樹と同じ性質を受け継いでいる。
  ・ イチョウは病害虫もつきづらく、幹に腐れが入ることもない極めて丈夫な樹木であり、また極めて長命な樹木としても知られている。
  ・ 自然樹形では、太い枝が真直ぐな幹から斜上して特有の広い円錐樹形となり、樹齢を重ねるに従って幹や枝が太り、重厚さが増して雄大な姿となる。また果実の外種皮は黄色、内種皮は白色で、銀杏(ぎんなん)として食べることができる。
  ・ 雄雌異株で、まれに雌木が混じって果実(銀杏)を着けるが、悪臭があるので地先の人には嫌われる。
  ・ 「一科一属一種」。
  ・ 種を蒔いてから実(ギンナン)ができるまでに20〜30年。
  ・ 果肉はかぶれの原因になる。
  ・ 殻は以外と通気性が良く、時間がたつと中身が乾いてしまいますので早めに調理すること。
  ・ 老木になるとその枝から乳房のような気根が垂れ下がることから、子授けや子育ての信仰として祭られています。
 
 【環境条件への対応】
  ・ 陽樹で日当たりを好み、生長は早い。
  ・ 適潤の深層地が良いが、やや乾燥地でも耐え、環境に対する適応力がある。
  ・ 排気ガスなどの公害に強く、生長も早い。
  ・ 耐火性、耐炎性はあり、大気汚染にも強い。耐寒性、耐雪性はややあるが、耐潮性はあまりない。
  ・ 根は深根性で、広がりは中程度であり、移植は極めて容易である。
【用途】
  ・ 街路樹に適す。
  ・ 果実を銀杏(ぎんなん)として食す。 
  ・ 銀杏は歳の数以上食べないこと。
  ・ 中毒量:小児7〜150個、成人40〜300個。症状=痙攣、呼吸異常、嘔吐、下痢等。
  ・ イチョウの葉をしおりの代わりに使って本にはさんでおくとカビや虫食い除けになる。

 《 日本最大のイチョウ 》

   ⇒ 『 北金ヶ沢のイチョウ 』  西津軽郡深浦町 北金ヶ沢字塩見形。
       幹周=22.00m(1.3m上を測った21m) 樹高=33m。  樹齢=年 青森県天然記念物。  

(3).スタジイ
  科名:ブナ科、シイ属。  学名:漢字名:スタ椎
 
 英名:Castanopsis Sieboldii (Makino) Hatusima ex Yamazaki et Mashiba
【特徴】 
 ・ >高さ20mに育つ。東北南部から九州までの山野を覆う種。
 ・ 葉は5〜10×2〜3cm、革質で羽状脈。下面はふけ状の絹毛が密着していて、光を反射する。
 ・ へりは全く鋸歯がないか、または上半部に数個のきょ歯が出る。歯柄は1〜2cm、果実はやや細長い楕円形で先は尖り、黒褐色でつやはあまりない。
 ・ はじめ総包とよばれる横に輪のある皮の中にすっかり包まれ、のちに総包が裂けて外に出る。暖帯・亜熱帯の大高木で照葉樹林をつくる主な種類の一つ。
【用途】
  ・ パルプ・家具などに使われる。
  ・ シイの実は食べれる。生より炒ったほうが香ばしく美味しい。

 《 日本最大のスタジイ 》
   ⇒  東京都御蔵島村の「御蔵島の大ジイ」。 
       幹周=13.79m 樹高=24m。  樹齢=推定800年  青森県天然記念物の指定 ・・・ なし。 

(4).ケヤキ
  科名:ニレ科、  学名:Zelkova serrata、漢字名:欅
  英名:Zelkova tree
  落葉高木 ニレ科  
【語源】
 ・ とても目立つ(いと、けやけき)木から命名。
【特徴】 
 ・ 日本の代表的な広葉樹。北海道から九州まで全国各地に広い分布し、暖地では丘陵部〜山地、寒冷地では平地まで自生する。ツキ(槻)ともいう。
 ・ 高さ20〜25mの大木になるため、巨木が国や地方自治体の天然記念物になりやすい。
 ・ 葉の鋸歯は曲線的に葉先に向かう特徴的な形であり、鋸歯の先端は尖る。雌雄同株で雌雄異花である。花は4〜5月頃、葉が出る前に開花する。
 ・ 秋の紅葉が美しい樹木でもある。個体によって色が異なり、赤や黄色に紅葉する。
・ 日当たりが良くて、やや湿気のある肥沃な土壌を好み、乾燥や潮風、過湿な土地に弱い樹木。粘土質の土壌では根が深く張らないので生長がよくない。
 ・ 春の芽だし、夏の茂った緑、紅葉・黄葉の秋や、葉の落ちた冬の木立と、一年を通して美しい姿を見せてくれる。
【用途】
 ・ 街路樹に適す。庭木などとしてよく植えられる。
 ・ パルプ・家具などに使われます。
 ・ 高級家具材・内装材・木工に適している。>
 ・ 主にシンボルツリーやサブツリーとして公園樹や街路樹、公共施設などによく植えられる。 大木になるため小さな庭には適さない。

 《 日本最大のケヤキ 》

   ⇒ 山形県東根市東根小学校

      幹周=15.7m 樹高=26m。  樹齢=1,000年以上。  大正15年 国指定天然記念物、 昭和32年 特別天然記念物に指定。青森県天然記念物。


  ※ 都内の巨樹巡りには、都区内のJR線1日フリー乗車券の「都区内パス」730円。または、都区内のJRおよび東京メトロ、都営地下鉄、都電各線1日フリー乗車券の「東京フリーキップ」1,580円がお徳で便利ですので毎回どちらかを利用して、集中的に訪問しました。

§W.リンク集 
区 分 HP 名  内     容
協会等 日本の巨樹・巨木  『全国にある 巨樹巨木の情報や、日本各地の巨樹紹介、樹種別のランキング、新発見の巨樹、全国巨樹・巨木林の会の詳細や活動内容などを紹介する非常に充実したHP』。 巨樹探訪のバイブル。
奥多摩町 日原森林館  環境省の全国巨樹・巨木のデータベース。巨樹・巨木の保全を目的とした広報サイト。
全国巨樹・巨木林の会  全国巨樹・巨木林の会のHP。環境省の任意団体としてネットワーク作りを推進するための唯一の組織。
日本樹木医会  日本樹木医会のHP
地図閲覧サービストップページ  地図閲覧サービス(ウオッちず)。  全国全地域の2万5千分1のカラー地図。
企業 巨樹と花のページ  近畿を中心に全国の巨樹と花の訪問写真のHP.。
個人 巨樹研究室  巨樹の画像・データをお楽しみ下さい。
雑学事典目次  植物生態研究室のHPのサブペジで、植物検索等ができる。
東京最後の聖域 「にっぱら」  東京都の最西端、奥多摩町。その、奥多摩町の西の果てにこの森の紹介HP。