登山記録写真           
 

中国(92) 92 大山 だいせん 1,711 2,008 平成20年10月28日(火) 単独 標高差
約930m

   92. 大山   

行程  2,008(平成20年)10月28日(火) 晴れ山頂ガス  往複路 : レンタカー  レンタカー: ≫  徒歩: →  単独
A  米子駅前 5:50 ≫ 6:30 大山夏山登山口P 6:40 → 三合目 7:25 → 五合目 7:45 → 8:00 六合目避難小屋 8:10 → 八合目 8:40 → 9:00 大山 山頂 大山頂上避難小屋 10:30 → 大山夏山登山口P 11:40 ≫ 上蒜山高原スキー場 P 13:05 → 14:55上蒜山 山頂 15:20 → 16:40 上蒜山高原スキー場 P → 18:30 米子 泊

《中国地方 百・二百名山巡り》 
 1日目 : 羽田 ≫≫ 鳥取:氷ノ山 登山、鳥取砂丘観光。
 2日目 : 大山 登山、 上蒜山 登山。
 3日目 : 出雲大社参拝、日御碕灯台観光。
 4日目 : 石見銀山 観光、三瓶山 登山。 出雲 ≫≫ 羽田。  

 【大山】
 ・ 大山(だいせん)は、鳥取県の大山町・伯耆町・江府町・琴浦町・米子市・倉吉市・北栄町・岡山県真庭市にまたがる国内有数規模の標高1,729mの成層複成火山。古来より日本四名山に数えられた。また、登山家 深田久弥選出の日本百名山の一つであり、日本百景にも選定されている。
 ・ 伯耆富士(ほうきふじ)や出雲富士(いずもふじ)の名も持つ。 
 ・ 中国一の最高峰というだけでなく、見る場所によって様々な表情を見せる神秘の山。1000種を超える昆虫のほか、貴重な野鳥に高山植物、西日本最大規模を誇るブナ林、天然記念物「ダイセンキャラボク」など、道中には様々なドラマが待ちかえる登山家にとって非常に興味をそそる場所。 NHK日本の名峰第3位に輝くなどすっかり人気も定着。

 ・ 年間登山客 200万人以上、約900万人。 半数は高齢者が占め、最近では女性の愛好者数も増加の傾向。
 ・ 2000本の炎の列が参道を練り歩く「たいまつ行列」で有名な6月の「大山夏山開き祭」を境に、大山はオンシーズンに突入。登頂の感動を目指し、毎年多くの登山客が訪れ、また涼しい気候を利用しての大学の夏合宿なども数多く行われている。
 ・ 秋には紅葉がお待ちかね。赤や黄色に色付いた紅葉が目に鮮やかで、西日本随一と言われるその“旬”な景色をさらに間近に望むことが可能。
 ・ 大山の主峰は剣ヶ峰(けんがみね、1,729m)。中国地方の最高峰であり、中国山地から離れた独立峰である。
 ・ 180万年前から50万年前にかけて噴火形成された巨大な成層火山である古期大山のカルデラ上に、5万年〜1万年前にかけて成長した巨大な溶岩ドームである新期大山から成る。 2万年前の噴火では弥山、三鈷峰、烏ヶ山の3つの溶岩ドームが形成され、再び大量の火砕流が噴出した。最後の噴火は約1万年前。
 ・ 日本海に面した厳しい環境のため、特に山頂付近の崩壊は激しい。特に2000年(平成12年)10月に発生した鳥取県西部地震以降、縦走路などの崩壊が進んでいる。 また毎年200万人以上の登山者の影響で夏山登山道はオーバーユーズ気味であり、かっては山頂一帯が荒廃しつつあった、しかし一木一石運動などの自然保護活動が地道に行われた結果、徐々に自然を回復しつつある。
 ・ 夏山登山道から1,710mピークである実質上の山頂弥山にある山頂小屋付近までは登山可能であるが、そこから一等三角点地点や最高点の剣ヶ峰方面へは、稜線が両サイドとも崩落しており縦走は非常に危険で立入禁止されている。 
 《大山登山のメインコース》
  ・ 夏山登山道コース=登山初心者推奨のコース。 
     ・・・ 夏山登山口→ (登り40分・下り25分) 三合目→(登り40分・下り25分) 行者分かれ→ (登り15分・下り10分)六合目→ (登り30分・下り20分)八合目→ (登り30分・下り20分)弥山山頂。
  ・ 元谷〜ユートピア避難小屋ルート。
    ・・・ 自然科学館→(登り30分・下り25分) 大神山神社→(登り30分・下り20分) 下宝珠越→(登り30分・下り20分) →中宝珠越(登り30分・下り20分) 上宝珠越→(登り25分・下り20分) ユートピア避難小屋。 
  ・ 船上山〜甲ヶ山・野田ヶ山に至る縦走路。 ・・・ 経験者向。    
                                                (〜フリー事典等より) 

【山名の由来】
 ・ 古代より霊山として信仰を集め、出雲風土記に大神岳として登場しているが、恐らくこれに由来すると思われる。また大山一帯の峰々の名は、ほとんど山岳仏教の用語に因む。別名伯耆富士。なお山陰地方では山を「セン」、峠を「乢(タワ)」と呼んでいる。
 ・ 単に大きい山ということ。山をセンと呉音。仏教音で読むのは奈良時代から修験行者の山であったことを示している。  

【コメント】
 ・ 平日の早朝だったため、夏山登山道用駐車場にはまだ数台しか駐車していませんでした。(冬のスキー時期を除いては無料)
 ・ 駐車場入り口を出て左折、すぐに夏山登山道入口があり、石段の道を登る。
 ・ 小段差の真っ直ぐ延びた参道を進む。このコースは合目標識と100m毎の標高標柱が完全に整備され現在地の目安になる。
 ・ 黄色く色づいたブナの木を眺めながら、階段が続く道を登る。
 ・ 三合目付近は特にブナが多い。 西日本最大のブナ林との説明板あり。ブナやミズナラ等の原生林が続く。
 ・ 夏山登山道は、要所要所に階段も設置されよく整備された道ですが、一部滑りやすい個所や丸太等木が老朽化して注意が必要な個所もありました。
 ・ 五合目のすぐ上で左から元谷経由大山寺からの道と合流。
 ・ 低木帯となり展望も開け大山スキー場のゲレンデが見えてくる。
 ・ 登山道はガレ場の急坂となり大きな段差をよじ登っていくようになり、落石注意の看板が目に付く。
 ・ 六合目避難小屋にたどり着くと小屋の前にはちょっとした休憩スペースがあり多くの登山客が休憩している。ここからは元谷、北壁、大堰提が小さく見える。
 ・ 八合目まで続いたガレ場の急登も終わり、植生保護のために設けられた木道が現れ、国の天然記念物に指定されている“ダイセンキャラボク”の緑のジュータンみたいな低木帯の上を延々と進む。
 ・ 緩やかな木道が山頂へと続いてるが、残念ながらガスで展望が得られない。 
 ・ やがて山頂避難小屋が見え、すぐ上の大山頂上に到着。山頂にはコンクリート製の山頂標識しかない。
 ・ 相変わらずガスが濃く、気温2℃(避難小屋内の温度計)で、風もあり、ガスが晴れるまで避難小屋で休憩。20名程が出入り。
 ・ 時々日はさすが、いくら待っても晴れない状態が続く。午後、上蒜山登山をするため、下山開始。
 ・ 晴天ならば、大山の最高峰である剣ヶ峰(標高1729m)を始め下界の日本海も展望できるのに残念。
 ・ 下山途中、六合目避難小屋付近からガスが薄れた北壁を眺む。
 ・ 大勢の登山者が次々に登ってきますが、比較的登山道が広いので、すれ違い時あまり待たずに下山できました。
 ・ 夏山登山道用駐車場に到着すると、満杯状態で、路上縦列駐車が約10台も。
 ・ 上蒜山への途中、桝水原で写真撮影。 雲が掛った大山。まだマツムシソウが咲いてました。桝水原は人気があるようで大勢の観光客がいました。
 ・ 蒜山高原道路を経て上蒜山スキー場へ行き、直ぐに上蒜山登山開始。

  夏山登山道用駐車場にて 6:35  夏山登山道入口   夏山登山道入口付近の案内板
 八合目→頂上まで続く木道  弥山頂上  七合目付近より日本海
 七合目付近より元谷  六合目の案内板  
 六合目付近より元谷  五合目行者コース分岐  五合目 : 1,250m
 三合目   根本をえぐられても、元気なブナ  ブナ林
 三合目 → 二合目   〃  一合目 → 夏山登山道入口
 〃  夏山登山道用駐車場入口より  夏山登山道用駐車場
 桝水高原より大山  マツムシソウ  桝水高原
 桝水高原からの大山。   蒜山高原道路沿線  〃